みことばの光的毎日

聖書同盟「みことばの光」編集者が綴るあれこれ

わたしは…、私は…

2019年01月03日 | 出エジプト記

出エジプト記 3章

 一時帰国2日目、電車で東京へ。下車したターミナル駅は人、人、人……。普段の日とは違って駅のコンコースは歩きにくかったです。久しぶりなので、混雑の中をどのように行動したらよいのか、戸惑う自分が不思議でした。

 3−4章には神とモーセとの対話があります。この時モーセは、ミディアンの祭司イテロの娘と結婚して、羊を飼っていました。それは、彼が羊を連れてホレブまで来たときに起こりました。ホレブは、後(のち)にモーセたちが神から十戒を賜わる、出エジプト記においては重要な場所です。

 燃えているのに柴が燃え尽きないという不思議な光景に興味を持ち、モーセが近寄った時に神が語りかけました。ここから、神とモーセとの対話が始まります。

 本章でモーセが神の語りかけに答えたのは、「はい、ここにおります」、「私は、いったい何者なのでしょう。ファラオのもとに行き、イスラエルの子らをエジプトから導き出さなければならないとは」、「…私は彼らに何と答えればよいのでしょうか」

 モーセは自分のような者に大きな使命が与えられたことに恐れていますが、神は彼の恐れや疑問にその都度答えてくださるのです。新しい年が始まってきょうで3日。「三日何とか」とよく言われますが、神との対話を三日で終わらせることなく、喜びとなるようにと願うのです。


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