エステル記 9章1−19節
抜けるような青空とぽっかりと浮かぶ白い雲の日曜日。礼拝でお借りしているドイツの方の教会では、駐車場でランチをしていました。このブログは当地時間で日曜日の夜7時ごろに書いています。まだまだ明るいので、アップしたら近くの公園を歩いて来ます。
ユダヤ人が恐れていたアダルの月の13日が来ました。しかし、この間ユダヤ人絶滅を企てたハマンは死に、ユダヤ人モルデカイがハマンに代わって総理大臣となり、ユダヤ人にとっての「死の法令」を無効にする法令がモルデカイによって発布されて、状況は一変しました。おびえなければならないのはユダヤ人ではなくて、彼らの敵でした。
きょうの箇所を読むと、ユダヤ人が多くの敵を殺したという記事に何となく割り切れない思いを持つ人もいるのではないかと思います。しかし、事はそんなに単純ではなさそうです。ハマンの死後も、シュシャン(スサ)にはユダヤ人を憎む者たちが数百人の単位でおり、さらに帝国全土では75,000人もいたことがわかります。ということは、ハマンは殺されましたが、ハマンの企てに加わった者が相当数いたということがわかるのです。それは、エステルが残忍とも見えるようなことを王に願っていることからもわかります。手綱を緩めないのです。
イエスを信じる者には、目に見えない強大な敵がいます。少しでも隙を見せるとたちまちつぶしにかかってくるような相手です。ですから、この相手に対して私たちは手綱を緩めてはなりません。きょうの箇所からは、そのような促しを受けます。