箴言 23章1−18節
「みことばの光」は、ほぼ一か月ぶりで箴言に戻ってきました。今回は23章からです。
本章の前半にある行動を促すことば(動詞)を拾ってみました。カッコ内は行動の対照、相手です。
注意するがよい(支配者と食事の席に着く時に)
苦労してはならない(富を得ようと)
欲しがるな(物惜しみする人のごちそうを)
話しかけるな(愚かな者に)
移してはならない(昔からの地境を)
入り込んではならない(みなしごの畑に)
心を用い、耳を傾けよ(訓戒、知識のことばに)
懲らしめることを差し控えてはならない(子どもを)
羨んではならない(罪人を)
人の本当の姿や狙いを知って、流されずに節度を保てるかということについての知恵のことばが並んでいます。表面だけで判断するとたいへんな目に遭うし、チャンスを逃す場合もあるのです。力ある相手にはへつらい、弱い相手には高飛車に出るようなことがあってはならないとも示されます。11節の「彼ら(みなしご)の贖い主は力強く」ということばからは、弱い者の側に徹底的に立ってくださる神のお姿が見えてきます。
きょうの「みことばの光」のタイトルは「確かに終わりがある」です。これは今月まで用いている「聖書新改訳第三版」の訳に基づくものです。けれども、昨年出版された「聖書新改訳2017」は、ここを「あなたには確かに将来がある。あなたの望みは絶たれることはない」と訳します。ちなみに、新共同訳聖書は「確かに未来はある あなたの希望が断たれることはない」と訳しています。
確かな将来とは、力や富におもねることではなくて、「いつも、ただ主を恐れている」ことの先にあるとの励ましを得ました。有り難いです!