霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

「いわて集落営農塾」  

2006-09-04 21:00:30 | 
来年度からスタートする集落営農に向けた各種勉強会が盛んだ。今日は岩手県担い手育成総合支援協議会主催の「いわて集落営農塾」に参加して来た。
もう勉強する段階ではなく、集落で話し合って進むべき方向を議論すべき段階だと思うのだが、催促しても先立つ人にその気がなく困っている。新参者のオジサンがあまり前に出すぎると、浮いてしまうので、ここはじっと我慢するしかない。
知識も経験も不足しているオジサンは、今はただダボハゼの如く何事にも食らいついて見聞を広めたいと思い受講した。

県南地区から約200人の参加があり、県のお役人の話しや先進事例の紹介等があって、それなりに勉強になった。
しかし、集落営農が農業の将来の夢を語るようなものではなく、高齢化や担い手不足でジリ貧状態の日本農業の緊急避難的な施策に思える。
表向きは、やる気のある農業者の支援という名目だが、その裏には小規模農家や中山間地域を切り捨てる狙いもあるようだ。今回の取り組みが日本の国策として本当に正しい選択なのかどうかは分らないが、長期低落傾向の「食糧自給率の改善」という面から見れば方向が逆のように思えてならない。

いずれにせよ、国からの支援無しで農業経営は成り立たないので、継続して支援を受けられるような何らの組織は作らなければならない。
その時に、経理や税務の事務処理も必要となる。
昔若干かじったことのある経験が、ここに来て役立つとは思ってもいなかった。

 

道路沿いの土地を耕したら2a程の畑ができた。
出来れば「規模を縮小したい」とか「子供には農業をやらせたくない」と願う農家が増えているという時代に、我が家では耕作面積を増やそうとしている。
近所の人達は「あそこの夫婦は変わり者」ぐらいにしか思っていないだろう。
コメント (5)
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