霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

タイムリーエラー

2006-09-23 21:31:18 | 
毎日稲刈り日よりの好天に恵まれている。お天道様に感謝、感謝。
今日は午後四時まで稲刈りをし、その後は産直への出荷準備をする予定でいた。
連休のため「道の駅」も来客者が多いので、このビジネスチャンスを活かさない手は無い。売れ筋商品をできるだけ準備しようと考えていた。
稲刈りは順調に進み、予定どおりに終えられると思った時に、予期せぬトラブルですべてが狂ってしまった。

脱穀したモミは順次コンバインからコンテナを載せた軽トラックに移し、それを乾燥機に入れるのだが、息子が運転するトラックが農道で脱輪し動けなくなってしまった。
そればかりか、積んだモミの重さで下手に動くと側溝に横転しかねない状況となっていた。
横転したら、収穫したばかりのモミがすへでオジャンになってしまう。その最悪の事態を避けるため、コンテナから手作業でモミを袋詰めし別の軽トラックに積み替え、積み荷を軽くしてからトラクターで牽引した。
このトラブルを解決するのに二時間程かかってしまい、もう薄暗い時間帯となっていた。

売上げ確保という意味では大きなチャンスを失ったが、、怪我や物的損失の無い事故で済んだことを素直に歓ぶべきかも知れない。

今回の事故は、7月にオジサンの起こした脱輪事故と同じような態様だったが、前回と異なり広い農道だったこと、百姓にとっては命の次に大事なモミを沢山積んでいるトラックを運転していたこと、の双方を考慮すると重過失のそしりを免れないものだった。

それでも午前中の事故であれば何とか挽回できたのだが、終盤でのタイムリーエラーで勝負は決まってしまった。



新しいコンバインを運転するオジサンの「晴れ姿」よりも、お空の「晴れ姿」に焦点をしぼったオバサンの傑作。
この田んぼのモミを運ぶ途中で事故が起きた。
脱輪したトラックを救出するノウハウは前回の事故で学んだので、モミ下ろしには手間取ったが、牽引による救出はアッサリと済ますことができた。
コメント (4)
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