霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

堰の泥あげ

2006-09-01 21:01:32 | 
「落水」の後、畔の草を刈ることにより田んぼを乾燥させるようにしているが、それだけで済まない所も何箇所かある。
予め排水用の側溝がある田んぼについては、その泥を上げて水が流れるようにする。
オジサンが草を刈り終えた田んぼから順次オバサンが泥上げを始めた。
鍬を使っての作業だが、草の根が邪魔するため簡単ではなく、かなりの重労働となる。
それでも、終わった後に水が流れているのを見ると苦労が報われた気がしてくる。
水が流れた分だけ湿田が緩和されて行く。

今時、こんな原始的な米作りをやっている所はあるのだろうか?とやや疑問に思えるが、排水対策をしっかりやっていないとコンバインが泥の中に嵌まって動けなくなったりするので手抜きは許されない。



肉体労働を毛嫌いする訳ではないが、人手でやったのではあまりにも非効率な仕事をカバーするため、ユンボと呼ばれる「油圧式ショベル」の購入を検討している。
高価な機械なので採算ベースを考えると躊躇してしまうのだが、それがあると、計画している水田の畑化、休耕田の復活、原野の開拓等が短期間に実現できるし、側溝掘りや堆肥の積み替え等の日常作業にも活用の道が多そうだ。

[追伸]
昨日のブログのニックネームについて、何人かの方からご意見を頂戴しました。
貴重な提言を頂きましてありがとうございました。
提言をそのまま受け入れさせて頂き、「霜後桃源記」に訂正させて頂きます。
コメント
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