昨晩、 約一ヶ月振りにバド練習に参加した。
案の定、ブランクの成果が出て、強烈なスマッシュを打とうとして二度も空振りをしてしまった。
そんなこともあって、今日はバドの話題。
例年、年末に開催されるダブルスの大会の参加者は、私が最高齢かと思いきや、まだ上が居た。
佐藤秀先生は一歳年上ながら、これまで五部で二度対戦し、いずれも敗戦を喫している。
高齢者の場合は、年齢の若い方が有利なはずだが、初対戦の試合後に「何年生まれ?」と訊かれて
答えたら「私の方が一つ上だね」と告げられ、ゲームと年齢の双方で「敗戦の屈辱」を味わった。
それ以来、「目標として来た人」だったが、先日の地元紙岩手日日新聞に先生の偉業が紹介されて
いる記事を読んで「私とは全くレベルの違う人」であることが分った。
2019年8月31日 岩手日日新聞
一関の佐藤秀さん(71)準V 全日本教職員バド 「高み目指し肉体強化」
長崎県で10~14日に開かれた第58回全日本教職員バドミントン選手権大会(日本バドミントン協会、
日本教職員バドミントン連盟主催)の70歳以上男子シングルスで、一関市山目字境の佐藤秀さん(71)が
準優勝を果たした。
佐藤さんはベスト8の壁を越えてつかんだ好成績に喜びをかみしめるとともに、さらなる飛躍を目指して
トレーニングを重ねている。
佐藤さんは60歳ごろから毎年同大会に出場してきたが、これまでシングルスでは最高成績が8強にとど
まっていた。
今大会では初戦と準々決勝をストレート勝ちで突破。準決勝ではフルセットの末に競り勝ち、決勝進出を
決めた。
決勝では0-2で敗れたが、準優勝を飾った。
日々の地道な努力が実を結んだ。昨年から練習の回数をあえて減らし、内容の密度を重視。同市のシャトル
クラブのメンバーと共にフットワークや2対1でのゲーム練習を重ねた。
「年を重ねるほど、体力が重要になってくる」と言い、自宅では筋力トレーニングに励み、下半身を重点的
に強化している。
学生時代にさまざまなスポーツを経験し、大学生の時にバドミントン同好会に所属。体育教師となってからは
花泉高、千厩高でバドミントン部の顧問を務めた。
「(体育教師時代は)教え子にいい思いをさせるのが役割だった。今度は自分がという思いがあった」と佐藤さん。
退職後に本格的に競技を始め、現在は同市のスピリッツに所属する。「音楽教師が退職後も音楽に関わるように、
体育教師も辞めた後でも体を鍛えて健康に生きないといけない」と信念を語る。
次の目標は11月に福島県で開かれる全日本シニアバドミントン大会での16強超えだ。「膝がもう弱ってきていて、
走るのも大変」と苦笑しつつも、「80歳手前くらいまでは続けていければ。いずれは全国大会のシングルスで
優勝を飾りたい」と向上心はとどまるところを知らない。