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霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ヘソ大根

2013-11-27 18:58:36 | 加工品
漬け物に続き「加工」の第二弾は「ヘソ大根」。
季節的には未だ早いが明後日から最低気温が-4℃と寒くなる予報なので挑戦してみることにした。
良質のヘソ大根作りには「寒さ+寒暖差」が必要なので本格的な厳しい冬が来てからが本番となるが、
一時期に集中すると作業も大変だし干し場にも事欠くことになる。
そんなことから少しでも前倒ししたい気持ちが先立つ。

今日茹でた大根は水に浸して置いて明日竹に串刺して吊し、翌朝の寒気を待つことになる。



農業政策の見直しで大規模化や六次産業化が一層推進されるようだが、我が家の場合は生産だけでも
手一杯なので更に加工にも力を注ぐのは「限界がある」と思っている。
作付品目を絞れば可能かもしれないが、そうすると「起業理念」に反することになる。
そんな訳で加工はせいぜい「漬け物」や「干物」程度が分相応と言い聞かせている。
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一段落

2013-02-07 22:40:29 | 加工品
「ヘソ大根」作りは今日吊るし終えた分で今季の終了とした。
昨年上手く行ったハウスでの乾燥は、風が少なかったためか失敗してしまい急遽
そちこちの軒下を利用して「干し場」を作った。
若干窮屈気味だが、ハウスに干して「骨折り損のくたびれ儲け」とする訳には行か
ない。



一方、赤蕪の収穫も突然今日で終わった。
畑が雪で覆われているため残りがどれ位か検討がつかなかったが、残った畝は
「蕪は蕪でも白蕪」だった。



我が家の冬の風物詩である「ヘソ大根」作りと「赤蕪収穫」が終わるといよいよ春を
迎える準備がスタートする。
まずは水稲育苗用の「土の準備」から始まるが、今年から受託分が無くなり自家用分
だけとなったのであまり時間はかからないものと思っている。

それと併せて二月の太陽で雪が沈んだら支障木伐採や間伐を行って「来季用の薪の
準備」もしたい。

結局「年中無休」となるが、食うには困らないものの「せめて冬場ぐらいはノンビリした
い」という気がしないでもない。

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干し場

2013-02-02 21:16:44 | 加工品
この冬は例年よりも風が吹かないためかハウスで干している「ヘソ大根」の乾きが良くない。
品質を保持するため軒下をメインに干すようにしているが場所が満杯になったので新たに
駐車場の壁を利用して「干し場」を設けた。

冬の陽は東よりも西側が光の恩恵を多く受ける(朝日を浴びる時間帯は気温が低いために
屋根の東斜面はなかなか雪が解けない反面西斜面は早く解ける)ので、西日の当たる時間
帯の長い場所でなおかつ風も通る場所を選んだ。

「ヘソ大根」は「茹でる日」と「串刺しして吊るす日」を交互に設けているので、今日茹でた大根
は明日新しい「干し場」に吊るすことになる。

吊るした後の写真をアップするのは「明日のこころダー」
(酔っ払いお父さんは急に「小沢昭一的こころ」になったりして・・・)



今日の最高気温は9℃まで上がったが残念ながら曇り空だったのでバックホーの腹に張り
付いた氷を解かすまでには至らなかった。
そこで一計を案じクンタンを腹に敷いて来た。
クンタンは「遠赤外線」なる熱を発するので、その熱を利用して氷を解かそうとする作戦。

明日から再び本来の冬の気温に戻るが、それでも「クンタン作戦」は数日程度でその効果
を現すものと期待している。
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ヘソ大根

2013-01-25 21:39:48 | 加工品
ヘソ大根は寒さの厳しい朝夕と温かい日中が続くと良い品質のものが出来上がる。
今が一番のタイムリーな季節で毎日「ヘソ大根」作りに追われている。

昨年まではバアチャンが大根の皮を剥いたり切ったり更には茹でた大根を竹に刺し
たりする仕事も手伝ってくれていたが、今年はその重要な戦力が抜けてしまった。
それでなくとも忙しい生産部長に大きな負担がかかっているので息子にも応援を求
めている。



ヘソ大根作りは「真っ盛り」だが製品となるまでには約三週間を要する。
完成品は未だ少ないが既に産直で販売していて大口の注文があったりすると対応
できずにいる。
早く完成させるためにはハウスよりも風通しのいい軒下がいいので、干し終って
空いた軒下を優先して使うようにしている。

使っている脚立は我が家で一番長く高さがあるもの。
「これが脚立から落ちて大怪我をする『直前の写真』となるのでは?」と半分本音の
軽口を叩きながら吊るしていた。
コメント (2)
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釜の蓋

2013-01-11 18:26:14 | 加工品
「ヘソ大根」作りで使っている大釜の蓋が朽ちて壊れてしまったので新しく作り直した。

材料は以前エグネの杉の木が強風で倒れた際に業者に依頼し「歩み板」「垂木」「板」等
に加工して貰っているので、簡単な日曜大工レベルなら自己解決できるようになっている。

古い蓋を見ながら同じように作ったつもりだったが、完成後に以前の蓋は「取っ手がカンナ
掛けしてあった」と生産部長に指摘されてしまった。
忙しい中15分程度で完成させたのだから少々の不具合は勘弁して貰うしかない。



大釜での大根茹では一日三回転する。
それでも朝に火を入れて夕方暗くなってから火を落とすまで一日がかりとなる。



夕方火を落としても真っ赤なオキは残る。
秋刀魚の季節なら焼いて食べたくなるような立派なオキだ。
昔なら十能を使って「掘り炬燵」に運んだに違いない。
コメント (3)
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