goo blog サービス終了のお知らせ 

霜後桃源記  

安心、安全と美味しさへのこだわり
そんな「こだわりの農業ブログ」を毎日更新
主役の妻は生産部長、夫は営業部長兼雑用係

ヘソ大根作り

2013-01-06 21:56:49 | 加工品
本格的な冬の到来を受けて「ヘソ大根」作りの本番を迎えた。
まるでキャンプのようなワイルドな感覚でブロックの竈に玉切りした杉の間伐材を投げ込み
大釜で大根を茹でている。



一日中燃やすと必要とする間伐材も半端ではないので、廃材なども活用し環境整備にもつな
げているが、作業室のストーブ用の薪が残り少なくなって来たので太い間伐材の「薪割り」もし
た。
薪は竈の「焚き付け用」としても活用できるので準備しておくと重宝する。


(茹で上がって水に晒しているいる大根)

「ヘソ大根」は早めに産直に出荷を始めたいと思って12月中旬に第一弾を作ったが、寒さが
緩んだりする日もあったためか品質がイマイチの製品が出来上がってしまった。
やはり「ヘソ大根」と「寒さ」は切っても切れない関係にあるようだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜なべ仕事

2012-12-25 19:10:52 | 加工品
「しめ縄」の販売が本格化しているのになかなか生産が追いつかない。
それは「売行き好調」のためではなく単に手が回らないための「品不足」状態。

バアチャンが倒れ同時に生産部長も風邪で寝込む二重苦状態では仕方の無いこと。
(毎日ジイチャンが早朝から夕方まで看病に付き添っているのでその意味で三重苦状態)
それでも、二カ所の産直では「手作りしめ縄」が独占販売となっていることから「品切れ状態
とならないように」との使命感もある。

一週間経過しても風邪が完治しない生産部長が若干無理をしての「夜なべ仕事」となるのは
止むを得ない面がある。
長時間は困難なので明日出荷分に限定した短時間勝負。

外は雪が降り寒さの厳しい夜を迎えているが作業室の中は薪ストーブで汗が出るほど温かく
してあるのは言うまでもない。



写真を撮っていたら「最後の元気な姿とならないように」との冗談が出たので風邪が抜ける
のも「間もなく」かと思われる。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

きな粉

2012-12-22 20:25:21 | 加工品
大豆の放射能汚染度はサンプリングで県(国?)が検査するとのことで、我が家で収穫した大豆を
検体として拠出したのは先月の22日のこと。

大豆はおせち料理の材料等で使うので今が一年で一番売れる時期。
生産者は皆首を長くして「自粛解除」の発表を待っていたが、通知されたのは丁度一カ月経過した
昨日の夕方だった。

放射能汚染問題は原発の安全神話をねつ造して推進して来た国が第一の加害者であるにも関わ
らず、いつの間にか放射能に汚染された物を生産する生産者が「犯人扱い」されるような状況にな
っている。

ある産直の責任者が話していたが「市役所までは生産者や産直の苦しさを理解してくれているが県
より上になるとサッパリ」とのこと。
大地震が起きようが原発事故が起きようが痛くも痒くも無く、しかも生産や販売の苦しさなどとは
無縁の世界に生きている人々に「タイムリーな仕事」を期待する方が無理ということなのかもしれ
ない。



ともあれ「大豆の解禁」によって待望の「きな粉」の販売も可能となったので、「黒豆」や「黒平豆」と
一緒に照会の多かった「きな粉」もようやく店頭に並べることが出来た。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末用品

2012-12-20 22:17:14 | 加工品
年末用品の主役はやはり「しめ縄」。
バアチャンは律義にも今年の予定数を作り終えてから倒れた。
ジイチャンと二人が綯ってくれたしめ縄に松の葉と紙垂(しで)を付け五本セット
にして製品が完成となる。

既に産直の店頭に並べているが本格的に売れ出すのは来週になるので、それに
向け少しずつ完成させている。

例年は年末用品として「漬け物」や「切り餅」も出荷していたが、今年はそこまで
手が回らないものと当初から諦めている。
竹や松それにミズキも揃える程度となりそうだ。



生死の境を彷徨っていたバアチャンが危機を突破した。
顔の腫れが無くなり熱も下がり、意識もしっかりして来た。
未だ目を開けられず話しも聞き取れないが、動く右手で字を書いて意思表示でき
るようになった。
最初のメッセージは「何か飲みたい」だった。

飲み物を与えるのは未だ無理のようだが、このまま順調に回復して「自宅介護が
できるようになってくれれば」と願っている。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

しめ縄

2012-12-14 19:59:42 | 加工品
正月用の「しめ縄作り」が佳境に差し掛かっていて、ジイチャ、バアチャンは
「大豆の選別」を一旦中断して「しめ縄綯い」に専念している。

正月用品の産直での販売は来週ぐらいから本格スタートとなるが、今の内に
準備をして置かないと年末繁忙と重なると手がかけられなくなる。

「しめ縄」は綯った後に松の葉や紙垂を付ける作業もあるので五本ワンセット
に製品化するまでにかかる手間は半端ではなく、連日「夜なべ仕事」になって
いる。



「しめ縄」を作る生産者は毎年少なくなっていて師匠格であるTさんも昨年から
撤退してしまった。
我が家もジイチャン、バアチャンが作れなくなったら「即撤退」となる可能性が
高い。
作る技術は既にマスターしてはいるものの縄を綯う時間を確保するのは「非常
に難しい」と思っている。

折角の伝統文化を「何とか引き継ぎたい」との思いは強いのだが、今の所は
具体的な対処策は見い出せていない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする