ロシアに渡る筈だったミストラル級強襲揚陸艦。ウクライナ問題で、売却が中断されたが、ロシアと仲の良いエジプトに流れると言うのも一興。フランスはペナルティーとして12億ユーロを支払った。
フランスのオランド大統領は、エジプトのシシ大統領と会談し、ロシア向けに建造されたミストラル級強襲揚陸艦2隻の売却条件について、合意に達したと述べた。AFPが伝えた。
23日、エジプトのハイクラスの代表団が、パリで2隻のミストラル級揚陸艦入手の条件に関し討議することが明らかとなったが「双方は最終的な価格について合意できないだろう」とされていた。
先に伝えられたところでは、1隻のミストラルは紅海で、もう1席は地中海で任務につくとの事だった。
2014年からこれまでの時期に、エジプトは、小型高速艦「Gowind 」(10億ユーロ)4隻、フリゲート艦「FREMM」(9億ユーロ)1隻、戦闘機「ラファール」(約30億ユーロ)24機を購入した。この他にもエジプトはフランス製武器を11億ユーロで購入している。
8月初めロシア・フランス両政府は、ロシアがフランスに注文していたミストラル級揚陸艦の契約の効力失効を決めた。なおフランスは、揚陸艦に取り付けられていたロシア製兵器を返還した後、この船を売却することができる。
@エジプトがどう生きようとエジプトが決めればいい事ですが、これは別として中東の南朝鮮のような動きは、オバマも気になるところでしょうか。