フィリピン南部ミンダナオ島のサンボアンガ市郊外のバス車庫で20日に爆発があり、少なくとも3人が死亡した。ABS-CBNが当局の話として伝えた。当局によると、この爆発でバスの車掌と2人の洗車係が死亡し、さらに62歳の男性が負傷したという。サンボアンガでは、イスラム系武装勢力、モロ民族解放戦線(MNLF)が一部の地区を占拠し、同組織とフィリピン軍との間で戦闘が続いている。
9月20日、モロ民族解放戦線(MNLF)とフィリピン政府軍が市街戦を繰り広げているサンボアンガ市近くのバス車庫で爆発があり、少なくとも3人が死亡した。フィリピン当局によると、この爆発で2名が死亡し、さらに1人負傷したという。一方、地上戦闘においても、フィリピン陸軍の下級将校1名が戦死した模様。
今朝(9月21日)には、市内に住む女性が迫撃砲弾の破片を受けて死亡している。
一方、フィリピン軍当局が、数名のMNLFメンバーを逮捕したと発表し、今回のサンボアンガ騒擾事件に関与した人間を厳しく訴追するとした事を受け、MNLF側は、「今回逮捕された連中はMNLFではなく、我々は彼らの正体をまったく知らない」として、関与を否定した。
つい先日まで、関与を否定していたMNLFが、突然「戦闘隊形」を取るように部隊に号令をかけ、その後、状況が悪化すると再び、関与していないような態度を取るようになっている。
不思議なのは、過去13日間にわたって戦闘が行われているが、それだけの経線能力を維持するだけの武器弾薬は、一体どこから補給されたのかという事である。この問題について、早速アキノ大統領は軍幹部に対し、この供給先に関する調査を行うように命令を下した。今回のMNLFの部隊を直接率いているのは、Habier Malikという男であるが、彼の部隊はおそらく、かなり以前からサンボアンガへの攻撃を計画しており、事前に市内の各所に武器弾薬を埋めておいたのではないか、と考えられている。実際、MNLFに捕らえられ、その後に脱出・保護された14歳の少年によると、MNLFのゲリラ兵たちは、政府軍からの包囲攻撃下にあってもなお、占領地域(タロンタロン村や、タルクサンガイ村等)に住む一般市民の中の支持者らから、武器弾薬や医薬品の補給を受けていたという。ゲリラの兵力や現在、約40名ほどにまで減少しているが、引き続き、20名以上の住民を人質として立てこもっており、ゲリラ兵らは「死ぬまで戦う覚悟」を持っているという。
@日本のNGOやNPOがこの辺りでマドラサ(神学校)の支援活動をしているが、大いに怪しい存在だ。私も訪れた事があるが、どうして女子学生が、イスラムゲリラの支配地域をバイクで走行できるのか? 検問に次ぐ検問で、軍の検問かゲリラの偽装検問かもわからないような場所をどうしたらバイクで通行できるのか教えて欲しいものだ・・・・ 仲間だから安全なのか?? 普通日本人と分かれば必ず拉致される。
@前から書いていますが、2014年3月にアキノ政権は、MILFと包括平和協定「バンサモロ自治政府承認」を締結しています。MILFがミンダナオイスラム自治政府の利権を独り占めする形になります。この一人占めを快く思っていない本家のMNLFやアルカイダ系アブサヤフ(現在はイスラム国ISの下部組織)は、政府軍と協定破りの戦闘を繰り返し猛烈にその存在をアピールし、莫大な地下資源利権の分配にあずかろうとしています。その一環の、爆弾騒ぎです。
MILF = モロ・イスラム解放戦線 アキノ政府と包括平和協定締結グループ
MNLF = モロ民族解放戦線
9月20日、モロ民族解放戦線(MNLF)とフィリピン政府軍が市街戦を繰り広げているサンボアンガ市近くのバス車庫で爆発があり、少なくとも3人が死亡した。フィリピン当局によると、この爆発で2名が死亡し、さらに1人負傷したという。一方、地上戦闘においても、フィリピン陸軍の下級将校1名が戦死した模様。
今朝(9月21日)には、市内に住む女性が迫撃砲弾の破片を受けて死亡している。
一方、フィリピン軍当局が、数名のMNLFメンバーを逮捕したと発表し、今回のサンボアンガ騒擾事件に関与した人間を厳しく訴追するとした事を受け、MNLF側は、「今回逮捕された連中はMNLFではなく、我々は彼らの正体をまったく知らない」として、関与を否定した。
つい先日まで、関与を否定していたMNLFが、突然「戦闘隊形」を取るように部隊に号令をかけ、その後、状況が悪化すると再び、関与していないような態度を取るようになっている。
不思議なのは、過去13日間にわたって戦闘が行われているが、それだけの経線能力を維持するだけの武器弾薬は、一体どこから補給されたのかという事である。この問題について、早速アキノ大統領は軍幹部に対し、この供給先に関する調査を行うように命令を下した。今回のMNLFの部隊を直接率いているのは、Habier Malikという男であるが、彼の部隊はおそらく、かなり以前からサンボアンガへの攻撃を計画しており、事前に市内の各所に武器弾薬を埋めておいたのではないか、と考えられている。実際、MNLFに捕らえられ、その後に脱出・保護された14歳の少年によると、MNLFのゲリラ兵たちは、政府軍からの包囲攻撃下にあってもなお、占領地域(タロンタロン村や、タルクサンガイ村等)に住む一般市民の中の支持者らから、武器弾薬や医薬品の補給を受けていたという。ゲリラの兵力や現在、約40名ほどにまで減少しているが、引き続き、20名以上の住民を人質として立てこもっており、ゲリラ兵らは「死ぬまで戦う覚悟」を持っているという。
@日本のNGOやNPOがこの辺りでマドラサ(神学校)の支援活動をしているが、大いに怪しい存在だ。私も訪れた事があるが、どうして女子学生が、イスラムゲリラの支配地域をバイクで走行できるのか? 検問に次ぐ検問で、軍の検問かゲリラの偽装検問かもわからないような場所をどうしたらバイクで通行できるのか教えて欲しいものだ・・・・ 仲間だから安全なのか?? 普通日本人と分かれば必ず拉致される。
@前から書いていますが、2014年3月にアキノ政権は、MILFと包括平和協定「バンサモロ自治政府承認」を締結しています。MILFがミンダナオイスラム自治政府の利権を独り占めする形になります。この一人占めを快く思っていない本家のMNLFやアルカイダ系アブサヤフ(現在はイスラム国ISの下部組織)は、政府軍と協定破りの戦闘を繰り返し猛烈にその存在をアピールし、莫大な地下資源利権の分配にあずかろうとしています。その一環の、爆弾騒ぎです。
MILF = モロ・イスラム解放戦線 アキノ政府と包括平和協定締結グループ
MNLF = モロ民族解放戦線