米国防当局者は4日、中国海軍の艦船5隻がアリューシャン列島の海岸線から12カイリ(約22キロ)の米国領海内を通過したことを明らかにした。国際法では、他国の領海内でもその国の平和や秩序、安全を害さなければ艦船で航行する権利「無害行使権」を認めており、今回はこれにあたる「合法的な通過」という。
当局者によると、5隻は米アラスカ州沖のベーリング海の公海上を航行していた。同海で中国海軍の艦船の航行を米国防総省が把握したのは初めてで、警戒・監視を続けていた。5隻はアリューシャン列島を通過する際に米領海を通過し、太平洋に入ったという。中国海軍は8月下旬にロシア海軍と日本海で合同軍事演習を実施。終了後に一部艦船がアリューシャン列島を抜けベーリング海に入り、再び中国に戻っているとみられる。ベーリング海への展開は、中国の海軍力の急成長を誇示するとともに、埋蔵資源や海氷面積の減少で新たな海運航路として注目されている北極圏への関心を示す狙いがありそうだ。
@基本、怖いもの知らずの田舎者と言う事だが、それにしても・・・・オバマだから(31日から2日までアラスカにいた)ネ。米国も、舐められたものだ。
これで、恒例になります。