大日本赤誠会愛知県本部ブログ版”一撃必中”

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中国、新型ロケット「長征六号」の打ち上げに成功 中国ロケット新時代の幕開け・・・・・ハァ?? 

2015年09月21日 07時08分18秒 | 暴戻支那の膺懲
中国は2015年9月20日、新型ロケット「長征六号」の初打ち上げに成功した。長征六号は、これまで「長征」シリーズのロケットとは違い、は、すべてが新しく開発されており、きわめて高度な技術も使われている。長征六号の打ち上げ成功により、中国のロケットは新たな時代の幕開けを迎えた。ロケットは中国標準時2015年9月20日7時1分(日本時間2015年9月20日8時1分)、山西省にある太原衛星発射センターから離昇した。ロケットは順調に飛行し、打ち上げから約15分後に、搭載していた計20機の小型衛星、超小型衛星を分離した。中国政府、中国国営メディアなどは打ち上げは成功と発表。また米軍の宇宙監視ネットワークも、長征六号と衛星が軌道に乗ったことを確認している。
米軍から公表された軌道データによると、衛星は高度約520km、軌道傾斜角約97度の太陽同期軌道に乗っている。また、そのうち1つの物体は高度392km x 520kmまで下がっており、これは大気圏に早期に再突入させて処分することを狙い、軌道を下げた後のロケットの第3段と思われる。当初、打ち上げは9月19日の同時刻に予定されていたが、技術的な問題により1日延期されていた。
搭載されていた衛星は合計20機で、100kg級から数百g級までさまざまである。これらは中国航天科技集団公司や国防科学技術大学、清華大学、浙江大学、ハルビン工業大学などが開発した。いくつかの衛星の関係者は、衛星からの電波の受信に成功したことを発表しており、打ち上げや軌道投入が正常だったことが裏付けられている。

●長征六号
長征六号は中国航天科技集団公司の上海航天技術研究院が開発したロケットで、小型衛星の打ち上げに特化している。ロケットは3段式で、全段に液体燃料を使う。全長は29m、第1段の直径は3.35m、第2段、第3段部分は2.25mと細くなっている。打ち上げ能力は、高度700kmの地球を南北に回る太陽同期軌道に最大1トンで、これは日本の「イプシロン」や、インドの「PSLV-CA」ロケット、ロシアの「ローカト」ロケットに近い性能である。
第1段には、液体酸素とケロシンを使う新開発ロケット・エンジン「YF-100」を1基装備する。エンジン・サイクルは二段燃焼サイクルで、さらに酸素リッチでまわすという、きわめて高度な技術を採用している。YF-100は、中国が90年代にロシアから輸入した、ソヴィエト連邦製の「RD-120」エンジンを参考に設計されたものであるといわれている。RD-120は非常に高度な技術で造られており、仮に実物が目の前にあったとしても簡単にコピーできるものではない。コピーできたという事実は、中国のロケット技術力の高さを示している。また、RD-120が推力約834kNであるのに比べ、YF-120は約1340kNと大きく向上しており、別のエンジンも参考にしたか、あるいは中国独自の技術が入っているものと思われる。
第2段には「YF-115」という、こちらも新しく開発されたエンジンを装備する。YF-115もまた、液体酸素とケロシンを使い、酸素リッチの二段燃焼サイクルを採用している。
第3段は、衛星を最終的な目標の軌道まで運ぶ、上段としての役割をもっている。推進剤に過酸化水素とケロシンを使う小型のエンジンが4基装備され、また姿勢制御スラスターやバッテリー、飛行制御用のコンピューターなども装備されている。
このエンジンはエンジンの点火と停止を複数回繰り返しできる能力をもち、正確な軌道投入のための調整や、複数の衛星を異なる軌道に投入することができるという。また詳しいことは不明だが、写真を見る限りでは、発射台も従来と比べ近代化されており、ロケットを運用するシステム全体にも大きく手が加えられたものと見られる。

●中国ロケット新時代の幕開け
これまで、中国の主力ロケットとして活躍してきた「長征二号」、「長征三号」、「長征四号」シリーズは、すべて1970年代に開発された「長征二号」を基に、タンクを大きくしたり、ブースターを装着したり、また第3段を装備したりといった改良を重ねることで、小型衛星から大型衛星、有人宇宙船や宇宙ステーションまで、さまざまな人工衛星の打ち上げを行ってきた。しかし、長征六号はこれら旧型長征とはまったく異なる技術で開発されており、特に酸素リッチの二段燃焼サイクル・エンジンの実用化に成功したことは、中国のみならず、世界のロケット開発史にとっても大きな意味をもつ。また、中国は並行して大型ロケット「長征五号」、そして中型ロケット「長征七号」の開発も進めており、YF-100は五号と七号で、YF-115も七号で使用される。また完全な互換性はないと見られるものの、第1段や第2段機体の技術も、それぞれ共有するモジュラー・ロケットとなっている。現在のところ、長征五号と七号は2016年の打ち上げが計画されているが、今回の長征六号の成功で、打ち上げに向けて大きく近付いたことになる。
長征五号、六号、七号がそろえば、中国の宇宙開発はさらに活発になると見られており、長征六号の成功によって、中国のロケットは新たな時代の幕開けを迎えたと言えよう。
 
参考:日本 HⅡロケット打ち上げ実績 5号と8号連続失敗
6号機 1997年11月28日 4/4D 成功 TRMM 熱帯降雨観測衛星 LEO 熱帯の降雨観測
きく7号 (ETS-VII) 技術試験衛星VII型 LEO おりひめ・ひこぼしの愛称で無人ドッキング試験に成功
5号機 1998年2月21日 4S 一部失敗 かけはし (COMETS) 通信放送技術衛星 GSO 2段目エンジンの燃焼が予定より早く停止しGTO投入に失敗
8号機 1999年11月15日 5S 失敗 命名されず (MTSAT-1) 運輸多目的衛星1号 GSO 1段目エンジンが破損し推力を失ったため指令爆破 父島の北西約380kmの海上に落下 公募による名称は「みらい」

@この失敗により、JAXAは優秀なロケット開発の技術者数名に責任を押し付け解雇した。しかし、その結果、彼らはシナで雇われシナのロケット開発に携わり、その後急速にシナのロケット打ち上げ技術は世界レベルに達していく。私が口を酸っぱくして原発の停止は国家の危機といい続けている事は、まさにこれと同じ状況を生み出し、優秀な原子力の科学者や技術者がシナに引き抜かれてしまうという事を危惧しているからに外ならない。国家あっての山河死守だぞ!


日本人が打ち上げたと言っても、過言ではない。