周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月16―22日

2018年12月23日 | 日記・エッセイ・コラム

今年は裏年でみかんの生りは少なかったが、この早生みかんの木だけは豊作で鈴生りに実っていた。さてここで問題です。この木一本から10kg入り段ボール箱に何箱の実が取れるでしょうか?①いくらなんでも1箱やろ。②案外3箱くらい獲れたりして。③いやいや5箱は軽いね。④ラッキー7で7箱。⑤千箱!正解された方はみかんをお送りします。解答は来週。

 

12/16(日) 毎週礼拝後にみんなで昼食をとるのは20年以上前からの習慣になっているが、これも小回りの利く小さな教会ゆえの特権です。さて今日は何にするかなあ・・・などと考える。幕の内か?洋風弁当か?やっぱり焼きそばかな?いや今日は気分的にパスタかな?何を食べようか何を飲もうかと礼拝中に命のことで思いわずらう牧師って・・・どないやねん?

 

17(月) 亀の里の短期入所者の退居日。「ちょい待った!」と念のため部屋を確認。やっぱりな。見事なゴミ屋敷。台所はカップ麺・空き缶・空き瓶の山。床はベトベトのネチョネチョ。布団には得体の知れん液体の痕。炊飯器には化石化した飯。満杯のままの冷蔵庫からは気絶しそうな腐敗臭。え?期限切れの食パンは寄附しますって?どうもありがとう。言えるかい!

 

18(火) 三丘温泉へ。ここは露天風呂までの道が少々長い。一度内湯で温もって行けばええんやが、せっかちな僕は頭の血管が切れる思いで震えながら露天へ。しばらくしてオッサンが入ってきた。またしても悪い血が騒ぐ。このオッサンより早く出たら負けや。10分・・・20分・・・。ギブアップ寸前についにオッサンが出た。勝った。軽い眩暈を起こしてまでやることかよ。

 

19(水) みかん収穫作業。今年は裏年なので一日で終わりそうやが作業を始めてから気付いた。「ちょっと難しいかもしれんな」。しかし「みかんもぎ奉仕十二年」のプライドが許さん。やるぞ、福ちゃん!へい、合点でい!午後からピッチを上げる。そして日没で実が見えなくなる直前に終了。勝った、勝ったぞ、福ちゃん!これで凱旋できる。ところで何に勝ったんや?

 

20(木) 勝利(そやから何にや?)に浮かれた気分のままクリスマスカードを仕上げる。夜明けまでかかったのに眠気がちっとも襲って来ない。アドレナリンが大放出していたらしい。そんなことよりもっと驚いたのはカードを書く僕の横で福ちゃんが黙って付き合ってくれていたこと。君は織田信長の横にいる森蘭丸か?ただ、歳を食い過ぎとるゆえ寵愛はならぬぞ。

 

21(金) 楽しみにしていた『大岡越前』の再放送が僕に連絡もなく終わってしまった。もし『水戸黄門』まで終わってしまったら僕は人生の楽しみの20%ほどを失うことになる。この損失を補えるのは『素浪人月影兵庫』か『破れ傘刀舟悪人狩り』か『木枯し紋次郎』しかない。『子連れ狼』とか『三匹の侍』も捨てがたいなあ。『てなもんや三度笠』なら何も言うことはない。

 

22(土) 夕方になって明日の夜のディナーで出すビーフシチュー作りを始める。肉が柔らかくなるまで煮る必要がある。10kgの肉やから完成までにはたっぷり12時間。明日の朝までかかるやろなあ。でも年に一度のことゆえ大して苦とは思わないが、ふと毎日仕込みをしている息子の走野のことを考えると心の底から思う。アホやなあ。料理人なんかになりよって。と。

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