周防教会・牧会ジャーナル

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12月25ー31日

2023年01月01日 | 日記・エッセイ・コラム

こんな近くでハッキリとした虹を見たのは初めて。写真では伝えきれない感動的な光景やった。黒沢映画『夢』の「狐の嫁入り」を思い出す。そう言えば最近、狐を見かけないなあ。前は教会の前にも姿を見せたのに。狐だけではない。狸も穴熊も見かけなくなった。たぶんうちの教会の狐狸妖怪たちに怯えて逃げ出したんやと思う。

 

12/25(日) クリスマス礼拝の後は毎年すき焼きと水炊きで会食をする。コロナになってからも続いている。それが終われば大島教会へ。礼拝後はティーパーティー。小さな教会は小回りが利いてええ。全ての行事を終えて周防に戻る。そして夜、サンタさんは来なかったが予想通り、つねサンタが手ぶらで来た。

 

26(月) つねサンタが帰った後、疲れで寝てしまう。補習授業があるのに何の準備もせんまま学校へ。やった!受講者は男子生徒一人。適当に誤魔化そ。ん?確か君は授業でグロい話をした時に気分を悪くして早退した生徒ではないか。その節は嫌な思いをさせてしまったね。今日は恋バナでもしてお茶を濁そう。

 

27(火) 帆波が沖縄から帰省。僕に「これな~んだ?」とスマホ動画を見せてきた。生物博士の僕に挑むとは身の程知らずな娘じゃ。こんなのは序の口よ。カツオノエボシじゃ。いや少し違うぞ。分かった。ミジンコか?いや違うな。なんとそれは帆波の体内映像やった。ガキのくせにガキなんか作りやがって!

 

28(水) 帆波に続いて夫の進次郎(何度も言うが本名は康之)が帰省。彩七一家も来て夜は礼拝堂で鍋パーティー。こう書くと楽しい時を過ごしているようにも見えるが心中おだやかではない。実は急に頼まれた原稿と教会と亀の里の月末会計報告を作らにゃいけん。こんな年末を過ごすことになるとは思わんかった。

 

29(木) 前々からやらにゃいけんと思いながら手つかずだった亀の里アパートのスロープ補修を次女の夫の鯵男(本名は義文)と進次郎が頼んでもいないのに始めてくれた。寒い中でセメントをこねての作業。なんと良い婿たちよ。僕もプレステ2についつい手が伸びそうなのを我慢して原稿に向かうことにした。

 

30(金) 友達と会いに行った帆波に一人残された進次郎が『アバター2』を観に行くという。そんなことさせるかい!僕も行く!まさかの義父の乱入に戸惑ったに違いない。結局帆波の帰りを待った後、家族みんなで行くことに。何年かぶりのレイトショーを観て帰ったのは午前さま。原稿はまだ書いていない。

 

31(土) あれよあれよで大晦日になったのに原稿はまだ完成していない。なのにクリスマス前から溜まりに溜まった録画番組を見てしまう。どうして僕は昔から誘惑に弱く、現実逃避してしまう性格のくせに、出来もしないことを引き受けてしまうんや。百八の煩悩を抱えたまま僕の一年が終わろうとしている。