周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

10月11―17日

2020年10月18日 | 日記・エッセイ・コラム

収穫したギンナンの一部。どうやったら写真が横向きになるんやろ?まあええか。実から種だけ取り出すのは重労働。この「重」というのは「力仕事」という意味ではない。悪臭と戦うという意味における「重」である。「臭労働」と言うべきか。以前奉仕者の一人が気分を悪くして寝込んでしまったことがある。今年は84の婆ちゃんが一人でやってくれた。僕?来年やります。

 

10/11(日) 夜、外出から帰って来たらつねさんが襲来した痕跡が残っていた。DVDの貸し出しリストに名前が書かれてある。今回は何を借りてったんかな?え~っと『ダーリンは外国人』・・・やっぱり彼のイメージではない。リストの横に袋に入ったDVDがどっさり置かれてあった。もしかして献品かな。何が入ってるんやろ?『性犯罪特捜班/全12巻』。悪いけど・・・いらんわ。

 

12(月) 昨日せっかく来てくれたのに留守をしたので、久しぶりに『焼き鳥つね』に顔を出す。そっと覗くとつねさんが一人で厨房にいる。絶好のチャンスは見逃さない。「こらあ!」で驚かせて入店。神学生時代にも学校の食堂のおばちゃんにいつもやっていて「寿命が縮むじゃないの!」と怒られた。残念ながら、そのおばちゃんは若くして亡くなられた。僕のせいかも知れん。

 

13(火) 大量のカラ揚げを手土産にB君が来会。おおよそ45個はある。ありがたいが「誰が食うねん!」。亀の里アパートの住人のNさんにこっそりと「他のみんなには内緒やで」と言っておすそ分けした尻から他の住人たちに配っていた。これやからトーゴーさん(統合が失調している人の亀用語)は正直で困る。つねさん、B君、Nさん・・・etc。僕には普通のお友達がおらん。

 

14(水) 園児礼拝の帰り道、国道のバイパスで杖を振り回すお爺さんがいた。間寛平かと思ったがどうやらエンコして困っているようす。手助けをしたら、しきりと名前を聞かれて困った。「名乗るほどの者では御座らん」「私めの気が済まぬ」「平にご容赦を」「あいや、是非にお名をおっしゃれ」「それを聞くと震えが来ますぞ」。水戸黄門がよく言っていたセリフを借用。

 

15(木) 今日の昼の弁当は生徒と二人で外のベンチで食べた。話に夢中になってしまい、半分も食べられんかったが、職員室で食べる弁当は未だに食った気がせんので今日は気分がええ。どうしても職員室は「叱られに行った場所」という忌まわしい記憶がこの歳になっても抜けきれんからな。たとえて言えば、猛獣を気にしながら草を食む草食獣のような気分になるのである。

 

16(金) 今週の授業が終わった。今日は午前中までなので弁当は無し。いつものように帰りがけに「すき家」に立ち寄って牛丼の中盛りを食べる。しかしこのルーティンも今日までや。先日の検査でさすがに数値が悪くなっていたからなあ。これからは「吉野家」の「頭の大盛り」にしよう。「すき家」よりも心持ち程度、肉の量が少ないのがええ。それくらいで数値が変わるか?

 

17(土) 知らぬ間に金木犀(キンモクセイ)の木がもう一本生えていた。竹やぶの中でひっそりと育ったのが、花を咲かせて良い香りを漂わせたので気が付いた。ひっそりと暮らしておられる周防教会の皆さん。あなたの良い香りはいつかきっと神様の元に届きますよ。・・・と言いたいところやが、うちの連中は「頼むからもうちょっとひっそり暮らしてくれんかのう」と言いたい人で花ざかり。