周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

3月15―21日

2020年03月22日 | 日記・エッセイ・コラム

教会カレンダーに「維与餅担ぎ」と記してあるのを見た広島のYさんから「これって何ですか?」と質問があった。東日本を中心に広まった民間の祝い事らしいが、僕もカタギの家族と親戚付き合いをするようになって初めて知った風習。一歳児を祝い、末永い幸せを願う儀式だとか。とは言え教会カレンダーに書くことではない。周防のカレンダーやから当然書いた。

 

3/15(日) 午後から大島教会の礼拝。出席者が多くないので、周防教会からも「枯れ木も山の賑わい」で参加される方がおられるが、ダブルで献金させられ、ダブルで村田の説教を聴かされるというリスクを負うことになる。そこで提案。献金に関しては半分ずつ捧げるか、周防の分を大島に捧げてください。説教に関しては半分ずつ寝るか、どちらも寝たらええやんか。

 

16(月) 光教会のゴブ牧師(この際言っておきますが「ゴブ」とはゴブリンから来ています。ゴブリンはファンタジーに出て来る小悪魔的な存在で、橋本牧師もおそらくその仲間と思われることから名づけられました)より「ええもんあげます」との連絡が入り光教会へ行く。ふ~ん。キャンプ用品各種か。「ええもん」とまでは言えんが「ややええもん」なので頂くことにした。

 

17(火) 亀の里アパートの衣類乾燥機がついに壊れた。これが無いとたちまち入居者たちが困るので電器店に行ったが、今時の主流は「乾燥機付き洗濯機」ゆえ当該の品が無い。しかもコロナ騒ぎで中国から部品が入らず最低でも39日待ちとのこと。ここでひるんでは亀の里管理者として入居者に顔が立たん。要潤から学んだ「特殊な交渉術」ですぐさま手に入れた。

 

18(水) 事業団理事会に出席するため廿日市高齢者ケアセンターへ。あれれ?今日はバカに駐車場が空いているなあ。それに玄関には新型コロナウィルスのため立ち入り制限の物々しい張り紙。中に入ってもいつものような活気が感じられない。どうも会議を開催するような雰囲気ではないので受付で聞いてみた。「会議は清鈴園ですけど」。やってもた!大遅刻やで。

 

19(木) 履歴書なるものを書いたのは周防教会に着任する時やったかな?もう生涯そんなもの書くことが無いと思っていたが、今日その履歴書を高校に提出する。自治会長をしていたことも書いて景気づけしようかと思ったくらい僕の履歴って何も無い。自己PR欄には「日本オオカミ協会会員」であることまで書いた。特技欄に「車椅子のウィリー」も書くべきやったかな?

 

20(金) 次女の家で一歳になった孫の「餅担ぎ」の儀式が行なわれた。世間では『一升餅』とも呼ばれ「一生食べ物に困らないように」と願い、文字通り一升の米で搗いた大きな餅を背負う祝い事だとか。約1.5kgを担ぐのはヨチヨチ歩きを始めた子には結構な重さ。餅は餅でも何度も尻餅を搗く。でもこれが餅ではなくて札束ならば鞭で打ちつけてでも担がせるんやがな。

 

21(土) コロナで休会する教会も各地にあると聞くが、今夜は期せずして我が教会にあちこちから人が集まり、気がつくと14人でモツ鍋をつついていた。聖書にあるように「悪霊を追い出し、蛇をつかみ、毒を飲んでも害を受けず、病人を癒せる人」ばかりなんやろ。かく言う僕ですか?蛇はつかめるけど、他はどうもなあ。悪霊は追い出せんでも仲良くなる自信ならあります。