周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

6月9―15日

2019年06月16日 | 日記・エッセイ・コラム

天理教会の三代会長が亡くなり、うちの教会からお花料を捧げたお返しの品が玄関先に置いてあり、その横の掲示板にこんなメッセージが書かれていた。確かに二階で昼寝をしていたが、なぜ昼寝していたことが分かったのか?イビキでも聞こえたのか?中まで上がってこられたのか?洋子って誰や?謎は深まる。いつか真相を確かめよう。

 

6/9(日) 録画した『美女と野獣』の実写版を観る。ディズニー映画で泣くのは悔しいが、もともと涙もろく、最近はその涙もろさに歯止めがかからなくなっている。チコちゃんとやらが「歳を取ると共感しやすく、脳のブレーキが弛むから」とか言っているらしいが、それが本当なら高齢化を憂うこの国はもっと素晴らしさに充ちているはず。それから高齢ドライバーをいじめるな!

 

10(月) 僕は原稿を書く時、木彫りの仏像を刻むのをイメージする。荒削りに始まり、中仕上げ、細仕上げ、精密仕上げという工程をたどる。なぜ仏像を彫るイメージなのかは自分でも分からない。ちなみにこれは説教原稿のことではない。昔は原稿を書いたが、今は荒削りの上、メモ程度。聖書にもあるでしょ。言葉は聖霊が下さるって。ま、下っても10分ほどやけど。

 

11(火) 映画『生きてこそ』(原題『Alive』)を観た。1972年にアンデス山中に墜落した飛行機の乗客が人肉を食し72日間生き延びた事件を映画化した作品。原作を読みたくなった。日本では1943年北海道での『ひかりごけ事件』が有名。アンデスでは英雄とされ、日本では有罪判決が下された。僕ならどうするか?と考えてみた。たぶん感謝していただく気がする。

 

12(水) 4月に開かれた中学校の同窓会写真をダウンロードしたのはええが、言っちゃあ悪いが、どの写真も微妙にピントがボケている。プロが撮ったのではないから仕方ないけれど、この時代、誰が撮ってもピントが合うほどカメラやスマホは進化しているのに何でやろ?導き出した結論はケチった画素数と老眼。考えてみりゃ皆60過ぎ。どちらの理由も納得できる。

 

13(木) 広島に出たついでに帆波を誘って社会館の近くにあるホルモンうどん屋へ。社会館は地域との関わりが深く、この周辺は帆波の知り合いだらけ。そんな中、知人に会った。帆波が即座に「父です」と紹介するのを見てハッキリ感じた。「変なおっさんと一緒にいた」などという噂が立つのを恐れての反応であることが見え見え。「違います」と言ってやればよかった。

 

14(金) 午前1時頃、教会の玄関の前に動物の影。ネコではない。久しぶりにタヌキか?アナグマか?と思って見たら、なんとキツネや!しかもやせ細っていて全身に毛が無い。おそらく疥癬(カイセン)でも患っているんやろ。見ていて痛々しい。僕の気配に驚いて逃げ去った。「お~い!南に行くと鶏舎がある。そこを襲うんやぞ!その道を真っ直ぐやぞ!コン三郎~!」

 

15(土) 離乳食は生後半年くらいで始めるが『食い初め』という儀式は生後百日頃に行なう。今日は末孫の食い初めをするとのことで彩七の家に集まった。初めての食事ということなので、かっぱ巻きを口に押しつけたら「こら」と怒られた。まだ食べられないのに「食い初め」とはこれ如何に?口にするのに「クエン酸」と言うが如し。江戸時代から続く「無理問答」でした。