周防教会・牧会ジャーナル

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10月1―7日

2017年10月08日 | 日記・エッセイ・コラム

本当は山頂であたたかい鍋でも作って、それをつつきながらの観月とシャレ込みたかった。前にそうしたことがある。その時は次男の天語がいたので、大きなリュックに詰めた荷物を背負わせたから実現できた。今回は弁当と団子にお茶やが、結構重い。しかも山頂まで運ぶのは僕。おかげで食欲がなくなるほど疲れ、しばらくの間、月見どころではなかった。

 

10/1(日) 教会員のYさんが柿をドッサリ持って来てくれた。小ぶりながらもなかなか美味い。小学生時代の帰り道、人んちの庭から伸びている枝に成っている柿を盗んで食べたが、皆さまのご期待通り、口の中がしびれまくる模範的な渋柿やった。同じ柿のくせに甘いのと渋いのと・・・。まるで人をハメるために生まれたような果実よ。柿って、僕と気が合いそうや。

 

2(月) ああこの感触。この音。二十年ぶりになるかなあ。和室に響くのは麻雀パイを混ぜる音。半荘(ハンチャン)2回しか出来なかったけれど、それでも僕は久しぶりに至福の時間を味わわせていただいた。周防教会にお見合いに来た時のこと。教区副議長から面接で問われた三つの質問を今でも覚えている。「泳げますか?」「呑めますか?」「麻雀できますか?」。

 

3(火)「周防教会に対して二つの質問を仰せつかって参りました」と教区問安使が訪問して来られた。その二つはいずれもお金にまつわる問い。畏まって承ったが、周防教会としては・・・♪銭の無~い奴ぁ~俺んとこへ来い!俺も無~いけど心配すんな~。見~ろよ、青い~空~白い雲~そのうち何とかな~るだろう~♪という太っ腹な教区の声を聴きたかったなあ。

 

4(水) 今夜は仲秋の名月。夕方、弁当と団子を持って鞍掛山に登る。山頂に着くと見事な名月(ちなみに満月は明後日)が出迎えてくれた。今は影も形も無い鞍掛城跡から見える月は格別。「おっちゃん、おっちゃん、ここで見る月も平地で見る月も天文学的な視点での距離には何の差も無いで」などと言うなよ。風流を味わうのじゃ。でも寒いから早よ帰ろっと。

 

5(木) ネットで映画を観ていたら突然、今まで見たこともない画面が現れて操作不能になった。いじくっても、まるでダメオ(覚えてますか?)。手も足も出ないというのはこういうことや。パソコンに長けている人ならどうにかできたかも知れんが僕には無理。最後に「禁断の操作」と聞いている電源の強制ダウンを決行。直ったやん。これって有り?無し?どっち?

 

6(金) アロハオレンジの友希が来会。「夏のバイト代が遅くなりました」と、少し色を付けて手渡してくれた。しばらくぶりに会った彼は一段と逞しい経営者になっている。色を付けてくれるところなんぞ太っ腹や。そんな彼を幼少期から知っているので、その成長ぶりに驚く。しかしオロナミンCを5本飲んで帰った彼は、やっぱ僕の記憶に中にある友希で、何か安心した。

 

7(土) 今日明日と岸和田山手地区のだんじり祭り。子供の頃、嬉々として綱を引きに行った。こんな思い出がある。後ろから追跡し「〇〇町のだんじり!走ってはいけません!」と警告するパトカー。それは逆効果やで。「走らんだんじりは京都の山鉾や」。警告を受けるほど興奮する岸和田人気質。それとも岸和田のおまわりさんの演出か?そーりゃ!そーりゃ!