周防教会・牧会ジャーナル

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7月17―23日

2016年07月24日 | 日記・エッセイ・コラム

キナコの奴は時々教会の自動ドアから入って礼拝堂で寝転がっている。静かで涼しい場所をわきまえているのだ。うちの教会は一階だけ鉄筋コンクリート造りなので、夏場は外気を入れない限り一日中涼しい。そこで僕はなるべく素早く出入りする。しかしうちの教会はスローペースの人間ばっかりや。イライラするあまり、僕の体温だけがいつも急上昇。

 

7/17(日) 2年に一度開催される教区信徒大会。プログラムをよく見ていなかった僕が悪いんやが、夕食の時間と個別相談の時間がブッキングし、中座を余儀なくされた。戻って来たらお開き。僕の席には冷めた御馳走が並んでいる。お片付けも始まり出した。子供の頃から早食いやったが、小学校の給食で一人だけ遅かった子の気分が今わかった。

 

18(月) 死んだ人の口から白い煙状のものが出たとか、棺桶に入れた家の鍵が火葬後に無くなっていて、それから家の鍵を開ける音が四十九日まで続いたとか、そんな話を聞かされたら、僕の体がプルプルと震えてくる。恐怖ではなく怒りでや。怒らせたいなら教団議長を呼べ!オカルトなら稲川淳二でも呼んで納涼信徒大会にしろ!うらめしや~。

 

19(火) キャンプの買い出しをする。いつものように、ジュースやカップラーメンを山ほど買った。しかしその直後、毎年滋賀から来る団体さんから「今年の参加者は一人です」とのメール。ガァァァ~ン!どうしてくれるんや!この大量に買った品々!ま、ええか。今更しょうがない。ということは・・・。もしかして今年は全員テントで寝ることが出来るかもよ。

 

20(水) 熊が出た!という町内放送。この町に住んで34年目になるが、熊が出たという放送はこれで2回目。しかも今回はうちの信徒が住んでいる近辺や。秋田で死亡事件もあり、今年は全国的に熊が里に出没している。夜はパトカーも警戒に回っている。よし、ここは一丁・・・てなことを考えていたら、娘たちから外出禁止令が出されてしまった。

 

21(木) 夜、用事で熊が出た付近に行くことになった。計画性は無い。ほんまに偶然です。でも用事とは別に頭の中でどうしてもシュミレーションしてしまう。もし熊がこう来たら、こうして、ああ来たら、ああして、最後は傷だらけにはなるが撃退する。そう言えばキャンプ場に行く道にも「熊出没注意」の看板がある。それで今年の参加者は少ないんか?

 

22(金) 聖書を並べている本棚を新しい本棚(とは言っても宮島口伝道所からいただいた中古)に入れ替えた。しかし聖書や讃美歌の紙はどうしても薄いゆえ、使用している内にほとんどがシワシワのヨレヨレになってしまう。背表紙が外れてバラバラになっているものも何冊かある。修復できそうな物は補強して使っているが、中には廃棄しなければ

 

23(土) いけない物もある。うちは新共同訳や讃美歌21を買い換える余裕が無いので、今でも旧い聖書と讃美歌を使っている。もらい物も数多い。下関丸山,松江北堀,横田相愛,行人坂,白河,宮崎清水町教会等の名前が書かれてある。不用になったもらい物で支えられている。もらい物ねえ。でも・・・。もらい物、大好き!遠慮は大嫌い!もっと頂戴!