周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

8月5―11日

2012年08月12日 | 日記・エッセイ・コラム

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キャンプ前日。豪雨で濁流と化した川を見ると、正直気分がなえた。いつまでこんなキャンプを続けるんやろか・・と。川は怖い。決してこういう場所にテントを立ててはいけない。でも、一夜明けた川の美しさを見るとやめられんのよね。もしかしたら、川って「饒速水琥珀主(ニギハヤミコハクヌシ)」のような、素敵な神さまが棲んでいるんかもなあ。

            

 

8/5(日) 9年ぶりの洗礼式。やり方を忘れかけていた。洗礼盤をゴソゴソ探し出す。ちょっとサビとるな。受洗希望者本人の「気楽な式がいいです」という注文に応えて、僕の夏の正装アロハ姿で式を行なう。彼への洗礼条件はこうや。「洗礼を受けたからといって、心の病は治らんよ」。「承知しています」。ようこそ周防教会員の世界へ。

6(月) アロハと言えば山口のハワイ夏真っ盛りの大島へ軽トラックを借りに行く。大島教会員が経営するアロハオレンジでハワイ料理を食べて、帰りにハワイショップでハワイのお菓子を買う。まさにハワイ尽くし。ところでハワイには虫歯の人がおらんことを知っとるか?ハワイ、はわい、歯はイイ・・・。滑りましたな。

7(火) キャンプ前日から場所取り前泊をして、荷物を運び入れ、テントを立てたり、色んな準備を青年たちと泊まりながら行なうのが恒例行事。今年も意気揚々と前日に現地入りした。が、山間部は豪雨に見舞われていて、川は茶色い濁流で大増水。しばし唖然。まぁよくあることや。「ものども、撤退じゃ!」の号令で引き返す。

8(水) 一夜明けてキャンプ本番。川のことは知り尽くしている。案の定、ひと晩で水は引き、ほぼ元の清流に戻っていた。昨夜の濁流ごときで中止する訳にゃいかん。なんせ今年は過去にない新兵器「発電機」を借りてきたので、夜の河原には100w球が輝き、冷えたビールサーバーまである。後は空の機嫌を祈るだけ。

9(木) キャンプ中日。昨日の夕方上流で雷雨があったらしく、やや水かさが増してきたが問題はない。カジカの鳴き声が渓谷に響き渡る。花火でボルテージを上げたまでは良かったが、なんと、今年は32名の参加者がそれぞれに用事が入って、夜までに21名がリタイヤ。え、まさか明日は残った11人で撤収作業するの?

10(金) 最終日。今年も無事に終わろうとしている。残った人間で片付けを始めた。使えないと思っていた高校生(帆波ら4人)や東京から来た小学生たちまでが頑張ってくれたおかげで、例年よりもスムーズに撤収作業ができた。毎年キャンプが終わった夜は、布団で眠れる幸せを感じる。虫に刺された痕を血が出るまで掻きながら。

11(土) 夜明け前の闇を引き裂くような雷と激しい雨。ネット画面で確認すると、まさにキャンプ場地域を中心に起こった雷雲ではないか!もし、キャンプが前後に一日でもズレていたら、濁流か雷雨に見舞われていた。思わず「神さまありがとう」と口に出してしまう。おっといけねえや。あやうく神の力を信じちまうところだったぜ。