周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

2月26日―3月3日

2012年03月04日 | 日記・エッセイ・コラム

Photo 走野が働いている『旬味いやさか』。親の欲目じゃないが、なかなか味が良い。ええ板前さんの下で修行できて安心や。店は十三。関西人なら「え?」ってな顔をする。風俗店だらけの歓楽街イメージが強い街。♪梅田離れて中津を過ぎりゃ想い出捨てた十三よ♪の作詞作曲は必殺仕事人・中村主水。時代的には、あんかけの時次郎か。

2/26(日) 天語が礼拝を休んでいた。食事会があるとか言って懐かしいカヌー部のあるダム湖に出かけたらしい。しかし帰ってきて言うには、市長の福田が来ていて何やら植えていたんだとさ。「食事会」ではなく「植樹会」やったというオチ。もちろん食いもんなんぞ出るわけがない。いかにも天語らしい勘違いや。

27(月) 大阪に帰省。まず走野の新居を見に行く。狭いとは聞いていたが確かに狭い。夫婦喧嘩でもした日にゃ、便所か風呂場かクローゼットに入り込むしかないな。村田英雄先生も歌っておられた。♪九尺二間が振り出しで胸突き八丁の道ばかり♪一生懸命稼いで将来は安心して夫婦喧嘩ができる家に移るんやぞ。

28(火) 母が朝ドラの『カーネーション』は「嫌いやから見てない」と言っていた。岸和田人なのに「嫌いや」と言う人は少ないと思うが、息子としてそれを分析すると「当時の同業者(洋裁師)としてのヤッカミではないか」と推測する。なんせ負けず嫌いの母やからなあ。僕もちょっとだけその血を引いている。

29(水) 親父の生まれた町のある雑貨屋にいた。コシノ綾子と親しかったという店主の話が止まらん。話しているうちにクリスチャンであることが判明。牧師だと言うと、僕を先生と呼び出した。その後なんと僕と同じ浪速高校出身であることが判明。大先輩やがな!立場が逆転。200円の品だけ買うつもりが千円も買って帰る。

1(木) 昨夜、食事中にブリッジが外れてしまい歯医者へ。保険証から僕の職業が分かったらしく、「牧師さんですか?」とドクターに聞かれ、始まったのが身の上話し。僕も三十年牧師をしているが歯医者の診察台に寝たままで証しを聴いたのは初めて。貴重な感慨深い話しやったが、他の患者さんが待ってますよ。

2(金) 大阪の最終夜、友達が集まって飲み会が始まった。傍から見れば間違いなくオッサンとオバハンの集まりにしか見えんが昔話しに夢中になる自分らは青春18。解散後、車で女史を送る。昔は自転車の後ろに乗せて送ったなあ。もし今、自転車で送ったとしても、おそらく途中で倒れてしまう年齢になってしもた。

3(土) 帰宅してから聞いた第一報は天語の失恋!卒業式の前日にフラれたらしい。「天語が傷ついたと思うと可哀そうだけど・・・。本音は嬉しい」(雅子)。ところで「今、山口に帰ったよ」と大阪の母に電話したら、なんやら沈んだ声。どうやら一人になって寂しくて泣いとったみたいや。母親ちゅうんは微妙やのう。