周防教会・牧会ジャーナル

教会週報の裏面の記事を掲載しています。

12月3―9日

2006年12月10日 | 日記・エッセイ・コラム

12/3(日) 彩七(サイナ)が美容院で「最近あちこちでハデなイルミネーションが多いから教会のシンプルなのを見たいわ。いつ点けるの?」と言われたらしい。それって、教会のしょぼい飾りを慰めるためのリップサービスとちゃうか?でもそのリクエストにお応えして今夜点灯しました。シンプル・イズ・ベスト!ってか。

4(月) いよいよ玖珂に氷点下の季節がやって来た。暖冬ということやが、さすがに0度は冷え込む。冷え込むのは気温だけではない。灯油の値段の高さにサイフの中身も大いに冷え込む。子供らはホットカーペットの上で固まるようにして寝ている。その姿は、まるで野生動物の子。でもこれは究極の省エネとも言えるな。

5(火) 冷え込む夜空に浮かぶ満月。まさに「月冴える」という表現がピッタリの光景が頭上に現れている。ところで地上では違う現実。ここ2~3日の寒さゆえか、どうやら妻と子供らが風邪を引いてしまったらしい。灯油代をケチって風邪引いて薬代に費やすとは!これはまさに「小市民」たる証の何ものでもない。とにかくお大事に。

6(水) なんと僕も風邪を引いてしまった。夜中に悪寒にみまわれ、熱を測りゃ38度。この時期に寝込むわけにゃいかん。そこで飲んだ薬にこう書いてあった「風邪で休めない人に」と。でもよく考えてみりゃ「風邪くらいで休ませんぞ!」って意味にもとれるで。血も涙もない薬や。

Photo_10 7(木) 放課後登校を続けている帆波(ホナ)が言う「みんな帰って誰もいない学校の階段を一人で教室に向かう時が好き」って。「雨が降っていたらよりいい」って。お前はトイレの花子さんか!でも、たしかに人のいない学校は独特の空間やった記憶は僕にもあるぞ。それにしても変わったガキやな。いったい誰に似たんやろ?

8(金) 携帯電話のアドレス変更をした。みんなに知らせたら色んなメールが返ってきた。彩七は「おとんがアド変なんかするはずがない!あんたは誰だ?」と言って、なかなか信じてくれんかった。オッサンらからは「再登録が面倒臭い」という内容の返信が何通か来たが、圧巻は僕の親父や。「大阪に帰って来てお前がやれ」

9(土) 山田洋次の時代劇三部作最終章の『武士の一分』を観た。時代劇好きの僕にとって、藤沢周平原作だけでもたまらんが、山田監督の忠実な時代描写が最高やった。結末がわかっているのに感涙にむせぶ始末。こういういい映画を観たら、礼拝で聴く牧師の説教なんか屁みたいなもんやで。いやほんま。