魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

散り始め

2010年05月21日 | 星の流れに

№905

魚座の末期症状と言えば、家畜の口蹄疫問題を忘れていた。
また、宮崎だ。魚座の「」も極まれりと言うところだろうか。

その前から、目と鼻の先の韓国で大騒ぎになっていたのに、獣医がそれを考慮しなかったというのは、重大なミスだが、獣医の問題だけではない。国や県の、あるいは国民全体の、危機意識の欠如だ。

家畜やペットは、当然、魚座だが、今回の事件の背景には、ペットブームによる獣医師不足があるという。獣医がみなペット病院を希望し、肝心な、畜産の獣医師が大幅に不足しているのだそうだ。

極まれば転ずる
何事であれ、ブームは大切なことを押しのけてしまう。
宮崎県は魚座時代に入って、常に話題を提供してきたが、ペットブームや、韓流ブームも岐路に到ったということだろう。

韓流ブームは、国家戦略による映像コンテンツの売り込みに、苦境に立つテレビ局が攻略されて飛びついた結果であり、これも魚座現象だ。

また、魚座が意味する「境界線」のトラブルが、世界中で続いてきたが、ついに、韓国では南北の停戦ラインで大事件が起こり、一方で、日韓の国境を越えて、口蹄疫が入ってきた。

ムード的な友好の陰で、危機意識が欠落すれば、背中から撃たれるようなことはないとしても、何が入り込んでくるか解らないということの証明ではないだろうか。

もし日韓が一元的な政治管理の下にあれば、韓国で流行中の口蹄疫に対しても一元的な対策を打てるが、よその国で起こっていることという認識によって、(逆説的に)現場意識が欠落する。
つまり、友好ムードであっても、厳然たる外国であるという厳しい認識が、危機管理には必要だということではなかろうか。

仲が良くても、隣の家の子がおたふく風邪にかかれば、隣に怒鳴り込みはしないが、自分の家は気をつけるのが普通だ。

口蹄疫によって、ペット、畜産、検疫、国境、ワクチン・・・と、
魚座問題が一気に吹き出した格好だ。

もう一つ、魚座的な倒錯心理として、殺すために飼育している家畜の処分に、カワイソウと言いながら処分する・・・誰がカワイソウ?