魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

ギリシャ

2010年05月20日 | 日記・エッセイ・コラム

№904

タイでは、とうとう、デモの強制排除に動き出した。
タイのデモは、今年の木星→魚座現象だが、まもなく、木星が牡羊座に抜ける、末期症状だ。
短期的な現象として目立っているが、本当は、天王星→魚座の末期症状も絡んでいる。

天王星→魚座の時代の末期症状は、天王星→牡羊座の前兆現象とともに、重なって現れているわけだが、過去十年近い歳月は、ちょうど21世紀の動きとも言える。
新世紀の十年は、魚座の時代だったために、世紀末の様相をおびていたが、新世紀の牡羊座の動きも確かに見え始めた。

魚座の総決算は、魚座の事柄に、様々な決着をもたらす。
ジェネリック薬と新薬会社の再編。化粧品の販売法と対象の変化。写真は一眼デジカメで銀塩から完全にデジタルに移行した。映画は3Dが話題だが、大画面でメガネ無しが結論だろう。
ファンド暴走で規制が始まる・・・昨今の話題、ほとんど全てだ。

ギリシャ
ここで、ギリシャは何座か考えたい。
水辺のカニ座はイタリアだが、ギリシャはヨーロッパの故郷であり、生まれたばかりの姿とキリシャ彫刻のイメージもあって、牡羊座と考えることが出来る。

そうすると、今の混乱は牡羊座の洗礼かと考えれば、内容的には、むしろ、過去のつけが回って起こった現象だ。と言うことは、魚座と見るべきだろう。

ギリシャを魚座と考えると、確かに、牡羊座より魚座の方がふさわしい。
何よりも、地形的に、地中海の島々で構成されている。
他の魚座の国や地域と言えば、インドネシアやタイ、フィリピンなど、東南アジアの海洋国であり、日本の中では沖縄が魚座になる。

島国日本との違いは、日本が地勢的に、「行き止まり」なのに対し、他の地域は「通過点」で、魚座の意味を体現している。
ギリシャも海洋貿易と、民族の通過点でもあった。

ギリシャと言えばポリス国家だが、その後の国家のイメージからすれば、むしろ、村の寄り集まりであり、主客がハッキリしない。それでいて全体が統合していた。

そして、何よりも神話の国、神の国だ。ポリスごとに守護神があり、ポリスの争いは神々の争いでもある。ギリシャの学術はエジプト、メソポタミアを基礎としながら、鋭いインスピレーションによって開花した。ギリシャ文明は、やがて、ローマ、イスラム、ヨーロッパに受け渡していく「中継点」と言えるかも知れない。

日本神話とギリシャ神話は、実によく似ているが、残念ながら、日本神話が意図的に改編されているのに対し、ギリシャ神話の神々は自由奔放だ。論理的な天秤座の日本に対し、感情や心理の描写が個性的でいかにも魚座の複雑さがある。

EU加盟にあたり、ギリシャが粉飾決算を報告していたことは、ヨーロッパ諸国には信じられないことだった。
嘘はつかない立前の牡羊座のヨーロッパに対し、「虚実も実」の魚座のギリシャとの関係。

ギリシャは魚座確定で良いだろう。


定説では裏(180゜)の乙女座になっている