魯生のパクパク

占いという もう一つの眼

型やぶり(3)

2010年05月04日 | 占いばなし

新鎖国主義の夢
日本が千代に八千代に栄えるためには、恐竜から小鳥に進化するしかない。恐竜同士の弱肉強食の争いから離れ、孤高の空を目指そう。

現在の日本はティラノザウルスまでは行かないが、かなり強力な恐竜だ。しかし、去年、「プレデターX」とかいう、ティラノザウルスより強力な海洋恐竜が発見された。中国の台頭を思わせる。

絶滅が迫っていても、恐竜は恐竜を止めるわけにはいかない。
日本企業はすべてグローバル企業化して国外で活躍してもらい、日本は身体をコンパクトに凝縮して、高機能の小鳥になろう。
小鳥は恐竜の機能を持ちながら、さらに空を飛べる。

中国の台頭は、一見、脅威だが、環境が悪くなり他の恐竜が減少絶滅すれば、肉食獣も生きていけない。
つまり、大量生産、大量消費の産革パラダイムが行き詰まれば、恐竜の楽園は消滅する。

悩んで大きくなった先進国の後を、悩むことなく一党独裁の即断即決で猛追している中国は、追い越したとたんに墜落する。借り物のレールを走っているからレールが無くなれば脱線しかない。

大惨事の前に、いち早く、地上の泥仕合から離脱し、丘の大樹の梢で、高みの見物をしよう。日本は小国になったと、バカにするバカはいるだろうが、一切無視して、ひたすら頭を鎖国に切り換えよう。
日本列島ノアの箱船だ。

日本を小国分離の連邦制(国家共同体)にし、専守防衛で完全自己採算の小規模循環社会にする。世界がどう動こうと、地球がある限り生き残る。
そして、その生き残りノウハウの発信地として、文化学研の中心となることに専念する。

京都な日本
仮に日本がジェラシックパークから離脱しても、日本国民はむしろ、外と繋がっていなければならない。それが「新」鎖国主義だ。
鳥になっても、ワシやタカのように、無駄な羽ばたきをしない飛行をする。外の経済の風を利用しながら滑空する。その為には、風向きやサーマルには常に敏感でなければ飛べない、生きられない。
若者はどんどん外国に出て行き、外国の若者を呼び集める。

外国に行って、その国の国民になりながら、自分の出自にこだわる人達がいるが、新鎖国主義は、その逆だ。
どんどん異文化の人々を受け入れ、それでいて、決して自分たちを失わない。

日本文化の中核とも言える、京都は、これで千年生き抜いてきた。
愛想良く受け入れながら、決して、よそ者に翻弄されない。
それが、関西人が嫌う京都の「しぶとさ」だが、日本という国は、世界の京都になれる。

京都的な新鎖国主義は奥まで入れない、チラリズムだ。
日本も京都も天秤座、魅力を見せて秘密(本音)を見せない。
いかにも落ちそうで落ちない。振られ上手の天秤座。