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タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

和歌山の旅2024【琴ノ浦温山荘園&黒江の町歩き他】

2024-05-24 | 和歌山の旅2024


宿に着く前にやってきたのは、琴ノ浦温山荘園。
去年に、松山大学温山記念館を見学させて頂いた時に、和歌山にも新田長次郎の別邸があると知り、機会があれば行ってみたいと思ってた。


広大な日本庭園の中に、主屋に茶室、浜座敷が点在する。
こちらの主屋は大正4年、新田長次郎の娘婿である木子七郎設計により建てられたもの。




主屋から望む庭園は、海からの水が引き込まれた珍しい潮入式池泉回遊庭園となっている。




広間


欄間は、波に乗るうさぎが彫り込まれたもので、彫刻家、相原雲楽による。


波のしぶきが繊細に表されていて、大胆な構図の欄間





主屋を出て、北冠木門から庭園を巡る。




庭園から主屋を。



18000坪あるという庭園、
あちらこちらに立派な松の木が植えられ



巨大な青石が配置されている。


海から水をひいている為、潮の干満により水位が上下するという。







大正9年築、茅葺屋根の茶室、鏡花庵。



西池


大正2年建築の浜座敷。
黒江湾を臨むロケーションに建つ。







吉祥のモチーフでもある蝙蝠をかたどった引手。



埋め立て開発以前は、目の前に海が広がっていたそう。


プライベートビーチにつながる手掘りのトンネルも。




引手いろいろ。


温山荘園見学後は、黒江の古民家カフェで、お昼ご飯にすることに。



紀州漆器の産地である黒江。
江戸時代の漆職人の家をリノベーションした古民家カフェ、黒江ぬりもの館へ。
お店の前の大きな樽は、漆を精製する時に使用していた「くろめ鉢」といわれるもの。
あちこちで、オブジェのようになったこのくろめ鉢を見かけた。


玄関を入ると吹き抜けに。



1階が食事処になっていて、重厚な柱と梁に包まれた空間。




数種類から選べる気まま定食のユーリンチーを。


奥に個室もあり、


窓際の二人掛け席も良い感じ。


太い梁が通る2階は、ギャラリーとして使用されている。




2階が銅板貼りで、うだつのついた家。


タイル貼りの蔵を発見。


タイルの貼り方が、少しずつ重なるように貼られた、下見タイル貼り?!


深紅と白のタイルが貼られた平田歯科。



さわやかなミントグリーン色のタイルに包まれた建物。
左サイドの道から出てきたので、お店の入口の方へ行くには、距離があり、
家族が先へ先へと進むので、確認できなかったのだが、
後ほどXで教えて頂いたところ、店内では「昭和レトロ陶器セール」なるものが行われていたお店のようだった。残念。。


それにしても、このタイル、さわやかで美しい色だなあ、、


この布目タイルもいいな〜


風呂布目タイルとプランター。



廃店舗だが、元美容院?!
木製サッシの窓が可愛かった。




そして、もう一軒、立ち寄りたいなと思っていたお店、そうげん堂へやって来た。


旧田島うるし工場内にあるカフェ。
カフェスペースは、事務所だった場所を改装している。



解放感のある高い天井には、天窓もついていている。
壁のはがれ具合がいいな。






スパイスチャイを。


奥は煉瓦造りの工場跡で、イベントスペースとして使われていて、週2オープンの本屋さんもあった。






宿へ向かう途中に、「海南nobinos」という市民交流施設があり、
建物が興味深かったので、ちょこっと立ち寄った。



おしゃれな建物には、なぜかスタバが入ってる。
ここもスタバと図書館が合体していた。
お店の前に並んでいるのは、クッション製のある素材のベンチ。
カラフルでかわいい。



図書館を見学。
うわあ、めちゃめちゃ広くて、快適そうな空間。
この2階は、絵本のライブラリーになっていて、日本一の開架冊数、5万冊もの
絵本が並んでいるのだそう。



本棚がめちゃくちゃ可愛くて、汽車がつながったような形をしていて、
フエルト素材のようなものでできていた。
色合いもシックで大人かわいい色味






カラフルで可愛い階段。
カラフルなのに、どこかシックなのは、これらの色がすべて日本の伝統色
が使われているからのようだ。


こちらの階段に貼られた表示板は、


日本の伝統色の色名、浅縹(あさはなだ)、鶸萌葱(ひわもえぎ)、鈍色(にびいろ)、石竹色(せきちくいろ)・・などなど、その色の説明が書かれている。
赤、青、黄、ではなく、微妙な中間色がいっぱい。
子供のころから、こんな色に囲まれていたら、色彩感覚に敏感な感性豊かな大人になれそうだ。


エレベーターの扉には、浅縹色と鶸萌葱色、石竹色が使われてる~


こういう表示板もすべてクッション性のあるやわらかい素材。
壁を使った白抜き文字も面白いな。



4階から2階の書架を見下ろす。
3階は、児童書のあるこどものライブラリー、4階のメインライブラリーは、大人向けの落ち着いた空間に。

写真では、できるだけ人が入らないように写したり、消したりしたが、利用者もとても多くてにぎわっていた。海南市、恵まれてるなあ。
家族を車で待たせていたので、駆け足で図書館だけ見たが、他の施設も充実してるようだった。

この後は、スーパーオオクワで、BBQの食材を調達し、宿へ向かったのだった。



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