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関西大学第一高校2、3号館さよなら見学会

2024-04-18 | 建築巡り・街歩き【大阪】

先日、関西大学第一高校の2、3号館さよなら見学会へ訪れてきた。
築約60年の校舎は、村野藤吾設計。
解体される2、3号館と1号館の一部を見ることができた。



1号館の中央階段。
村野藤吾らしく、シンプルで軽やかな手すりが巡らされている。



館内に貼り巡らされた白いタイルは、荒目の土の質感が表情のあるタイル。


コーナー部分は、面取りされた役物タイルが使われていた。


1号館のピロティの壁面には、タイルで描かれた図像が浮かび上がる。



ギターのような形、アルファベットのKやHなどが見え、



Kの文字部分は、タイルでなく目地で表されているのもおもしろい。


西面にも描かれるタイル図像。






こちらは1号館の外観。


1号館から2号館へ続く渡り廊下。






2号館教室の壁面は、コンクリートブロックらしきものが使われていた。



教室も天井が高く開放感がある。見た目、まだまだきれいで使えそうな気がするのだけど、、


調理実習室。


教壇上には手元が見えるようにか、ミラーが設置されてる。


階段は、木製の手すりと華奢なラインの鉄製の支柱が使われていて、



細い支柱を4本束ねてるという細かいデザインが良かった。




3階の廊下は、補強と装飾を兼ねたものなのか?細かいスパンで梁が入り、


同じく教室にも・・


階段ホールにも・・
ワンポイントの装飾?




クリンカータイルが敷き詰められた1階校舎からの出入口。


3号館、理科室は教室の両端に流しが設置されていた。


地学室も。
地層の標本や、


鉱物標本がそのまま残されていた。



運動場から2号館を見渡す。


運動場に面した1号館の倉庫らしき?建物の扉も村野藤吾してた。
他の建築でも度々見かけたおしゃれな金網という感じの面格子。



ドアノブ部分のくり抜き!





最後に円形校舎へ。
こちらは外観のみ。

関西大学、大学の方は入れても、中高は、なかなか建物を見る機会はないので、この機会に見ることができてよかった。
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