m's diary

タイル巡り♡タイル制作♡建築巡り♡町歩き

イスラーム装飾の器を作る・その一

2018-01-29 | 陶芸&タイル作り

以前にイラン人のFさんからお土産にタイルと絨毯のデザインパターンの本を頂いたのだけど、

これをなんとか活用して器を作りたいなあと試行錯誤中・・

 

 

本のデザインは複雑過ぎるので、自分で簡略化。

そして、どうすればその模様を美しく取り入れることができるだろうか~と、

まずは象嵌で模様を描き込んでみた。

線通り彫った後に、素焼きし、その後黒化粧土をラインに入れてみたが、、

焼き上がり、ちょっとすっきり過ぎる印象に。

 

 

もう少し華やかさを出したいなあと、今度は釉薬を塗り分けして、模様を描き込んでみた。

スペインタイルだと、ラインを鉛筆で描くとその油分で釉薬がはみ出さずにうまく塗り分けができるようだけど、

スペインタイルで使う釉薬とは性質が違うのか、鉛筆のラインではやはり境界線から隣へはみ出てしまい、

塗り分けができず、撥水材を使って竹串でラインを描いていった。

 

 

なんとか塗り分けはできたけど、撥水材はにおいがきついし、竹串でライン描くのは結構時間もかかって

何か別の方法はないかなあと・・

 

 

第三弾目は中皿を3枚作ることに。

曲面に模様を写すのは難しいなあ。

 

 

三弾目はラインをろうそくかクレヨンでできないかと試作してみたら、

ろうそくでもクレヨンでも、塗り分け時もはみ出ることなく焼き上がりもうまくいった。

 

 

ろうそくより、クレヨンの方が描きやすかったので、本番はクレヨンでラインを描き、

釉薬を塗り分けた。3枚とも違う色の組み合わせで塗り分けてみたので、出来上がりが楽しみ。

このお皿でうまくいけば、またこの方法でタイルも作ってみたいなあ。

コメント
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