転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



YouTubeに、ポゴレリチの弾くシューマン『トッカータ』が出ていたが、
ちょっとこれはあまりにも、音も写真も貴重過ぎるのではないか(笑)。
Schumann ..Toccata ..Op 7 ..Rare Recording(YouTube)

シューマンの『トッカータ』作品7は、ポゴレリチの得意曲のひとつで、
ディスクだと、83年発売の彼の二枚目のアルバムの最後に収録されていたが、
上記音源は、ファンなら聴けばわかるがそのレコード(CD)のものではない。
(当時のレコードは既に廃盤なので、今ディスクでこの曲を聴くとしたら、
最も入手しやすいのは『Genius of Pogorelich』(amazon)だろうか。)

レコード(CD)のトッカータは、81年9月にミュンヘンで録られたものだが、
リンク先の演奏は、YouTubeのデータによると、
81年ベオグラードで収録されたスタジオ録音、となっている。
80年代前半までは、ポゴレリチがまだ、自分の演奏を
ラジオ・テレビ用に収録することを認めていたので、
こういう貴重なものが今もいくつかは残っており、
こうしてときおり出て来ることがあるようだ。
このトッカータを収録した際のスタジオに、聴衆がいたかどうかは不明だが、
レコード(CD)よりテンポが速く、勢いのある仕上がりになっている。

一方、写真のほうは、2年くらいまえのアルゲリッチとポゴレリチで、
彼が無造作に左ワキに抱えているモノ(笑)は、愛娘のMiaちゃんだ。
決して、ぬいぐるみではない(^_^;。
私が初めてMia嬢を(写真で)見たのは2004年だった。
あれから彼女は、マエストロのヨーロッパ公演各地にお供したり、
正装したご主人様と並んで、ピアノの前でツーショットに収まったり、
寒い日にはパパのコートの中に入れて抱いて貰ったりして、
それはそれは、溺愛と言って良いほどの可愛がられ方だった。
日本公演にまでは同行した様子はなかったが、相変わらず元気でいるだろうか。
今頃は、さすがにシニア犬の仲間入りをしていることだろうと思うが、
こういう犬種は、いつまでも小犬っぽくて愛らしいのよね(^^)。

犬でありさえすれば、とりあえずマエストロに愛されることが可能なのか、
場合によっては、こんな豪華な現場に立ち会えることさえあるのか、
と、一度ならずMia様を羨ましく思ったことがある、と潔く私は認めよう。
イヌと呼んで下さい!と言う覚悟は、とっくの昔に出来ているのだが、
どう頑張っても犬になることはできない我が身なのであった(爆)。

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