転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



25日15時現在の進行状況
墓掃除墓参り
・舅宅の草取り、掃除、盆提灯の準備
髪を切ること
・頼山陽史跡資料館 特集展『頼山陽の書』鑑賞(29日まで)
・映画『ヘルター・スケルター』鑑賞

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舅姑のお墓の状況が、このところとても気に掛かっていた。
梅雨明け以来、一度も行っていなかったからだ。
連日の炎天に照らされて、花がシんでいるに違いなかった。
それで今朝は、娘が補習のために登校するより早く、私は家を出た。
銀行関係の用事を済ませてから、最寄りスーパーで仏花を購入し、
バスで、西区にある墓所に向かった。

行ってみたら、果たして、前回供えた花は茶色になり、更に縮んでいた。
ミイラのようになった花を処分し、花筒を磨いていたら、
やはり墓参りに来たらしい、どこかのおじいさんが、掃除しながら
「暑いね~」
と話しかけてきた。
「や、ホントに暑いですね」
「夏だから暑いのが正しいとはわかっとるんだけどね」
「まったくまったく、お天気なのはイイんですが、この暑さと来たら」
……と情報量としてはゼロに等しい(=「暑い」しか言ってない)話題で、
極めてテンポ良く会話する我々であった(^_^;。

掃除を終え、持参した新しい花を飾り、お灯明をあげてお線香をつけて、
なむなむ……、とお参りしたら、
『ついでに家も見といてくれるか』
と、舅姑が小さい声で言った気がしたので、
仕方が無いから(殴)、お寺を出てまたバス停に向かった。
ここから佐伯区方面に行くバスに乗ろうと思った。
……ら、目の前で、バスが行ってしまった。
ちっ、どっかのジジィと天気の話なんかしてなけりゃ間に合ったのに……

それから、遮るもののないバス停で、次のバスを待った。
日傘はさしていたが、10分もするとあまりにも暑くて、
疲れたし、ベンチに座って待とうと思って腰掛けたら、
尻をヤケドしそうになって、すぐ立った。
やはり朝から焼かれているベンチは、かなり熱くなっていたのだった。
しかし、ただ立っていると怠いし、たまらないので、また座り、
するといくらもしないうちに臀部が高温になるので立ち上がり、
また疲れて座り、……つまり、超スローなスクワットもどきだった(爆)。

そのとき、はるか彼方から、小学生の姉弟とおぼしき二人組が来るのが見えた。
そして、その二人の背後から、やっと、待ちに待った次のバスが来た。
小学生たちも、乗るつもりらしく、バスを見て走り出した。
よしっ、ついに来たな。乗る気満々で私がベンチから立ち上がり、
目の前でバスが停車した、その刹那。
ハアハア言いながらバス停まで駆けてきた姉のほうが、
私の顔を見るなり、回れ右して背中を見せ、
「開けて下さいっっ!!リュックに、パスピーが入ってるので!!」
と大きな声で言った。

転妻「どこに!?ポケット?」
女児「そうですっ!!」
転妻「ええ~、無いよ?こっちかな?」
女児「そっちです!!」(←どうしてわかるんだ、背中で起きていることが)
転妻「ひえええええ~」

待って、ちょっと、バス待って(T_T)!!!
運転手さんが良いヒトだったらしくて、本当に助かったのだが、
あやうく私は、炎天下のバス停で小学生のリュックと格闘したまま
置いて行かれるところだった。

「ありがとうございましたっ!!」
と元気な女児は、一緒にバスに乗りながら、礼儀正しく言ってくれた。
いい子だ。弟の面倒もよく見ているようだ。
けど、できたら今度からパスピーは、
もちょっと取り出しやすいところに入れておくと、良いかもしれなくてよ?

もう私はそのまま、ぐったりと席に座って、舅宅の最寄りまで行った。
乗車中に寝そうになり意識が数回飛んだが、幸い、降り損なったりはしなかった。
バス停から舅宅まで歩く間、だんだんと遠目に家の門が見えて来るのだが、
きょうは、うちだけ、雑草がボウボウと生えているのが、ひときわ目立ち、
長期不在かヨメがさぼっとるか、事情を知らない人にはどう見えるか知らないが、
およそ見栄えの良いものではなく、気持ちがクラくなった。

おそるおそる家に入ってみると、来たのがあまりに久しぶりだったので、
どこの部屋も時計が全部止まっており、
更に、リモコンというリモコンが、すべて電池切れで使用不能になっていた。
テレビのチャンネルが変えられないくらいはどうでも良かったが、
この季節、リモコン類が駄目ということは、すなわち、
エアコンが事実上、使えないということだった。
長居は無用だった。
仏壇の前に、一対の盆提灯を出しただけで、私はまた戸締まりをした。
すみませんが、電池仕入れて、後日、出直して来ます。
じーちゃん、すみません<(_ _)>。
ワタシもそろそろ、バッテリー切れっス。

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