転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 

初詣  


良い天気で割と暖かかったので、初詣に行った。
主人は午前中どこかへ出かけて、午後からは寝正月、
娘は寝坊のあと冬休みの宿題をやり始め(笑)、
家族は全然予定が合わなかったから私は昼食後ひとりで出かけた。
どこへ行くか迷ったが、我が家から徒歩で行ける饒津(にぎつ)神社にした。
場所は以前からだいたいわかっていたが、実際に来てみたのは初めてだった。

この神社は天保6年(1835年)に建てられたそうで、
御祭神は天皇ではなく、広島城主だった浅野家だということだ。
爆心地から1700メートルの位置なので、原爆で社殿は全焼したが、
石門や灯籠などは被曝遺跡として今に伝えられている。
神社としては「商売繁盛の神様」ということになっているようだが、
お守りは「家内安全」「学業成就」など、なんでもアリだった(笑)。

参拝客は途切れることなく並び、駐車場もひっきりなしに車の出入りがあり、
正月二日だったがまだまだかなりの賑わいだった。
世の中の景気が良いとは到底言えない状況なので、こういうときは
信心して加護を得たいと思う人が、いつも以上に多いのではないか、
と考えたりした。

参拝を終えたら、社殿むかって右手でおみくじが売られていて、
引き終わった女子高生と思しき一団が、
「ひー。学業、危うし全力を尽くせだって!」
「うちのなんか、困難多し、だよ!」
と見せ合っていた。
うちの娘もそのうち合格祈願に来るようになるのだろうな、
と私のほうがゼツボー的な(笑)気分になった。

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