すーさんの山日記

山と釣りとテレマーク
八幡平の登山情報

八幡平〜黒谷地〜茶臼口 10/16

2023-10-16 20:04:55 | 八幡平(無雪期)

10月中旬からは、八幡平の冬支度が始まります。

朝は時折日が差したりしましたが、今日は冷たい雨が降る八幡平。今年は今のところ降雪なしですが、一瞬、霰が落ちてきました。

八幡沼周辺の説明看板も外して、陵雲荘へ片付けます。

アスピーテライン には行楽客がたくさんいるのですが、この寒さです。登山客は本当に少ない。

標高の高いところは、すでに葉を落として晩秋の佇まい。

安比岳分岐の補助看板を外してから黒谷地湿原。辻々に設置した補助看板は、積雪には外さないと、すぐに使い物にならなくなります。

茶臼山荘への道は、石畳的な風情が好ましい。

茶臼山荘も冬支度。そろそろ凍結注意の季節です。雨水を溜める水槽へのバルブを切り替えて、水槽内への水の流れを止めます。

思いっきり水を使った掃除も、あと1回ほどでしょうか。

八幡平から茶臼にかけての補助看板は、全て撤収しました。

八幡平の紅葉は、現在モミ山から御在所にかけて見頃です。

 

山の冬支度が始まりましたが、そろそろスキーシーズンの冬支度も始めないといけませんね。→ピープス最新ビーコン体験会のご案内 八幡平会場は11/3県民の森で開催です。 

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茶臼口〜屋棟岳~西森山〜安比高原 10/13

2023-10-13 19:14:34 | 八幡平(無雪期)

今日は倒木パトロールの仕上げで、茶臼口〜恵比寿森〜大黒森〜屋棟岳〜西森山〜安比高原と回ってきました。

ただいま紅葉の最盛期を迎えているのは、アスピーテラインのモミ山付近。

茶臼口から茶臼山荘の間は、最盛期は過ぎました。今朝の温泉郷は濃い霧の中でしたが、御在所から上は晴れ。眼下には雲海が広がる。

国立公園制定50周年を記念して、2016年に開削した恵比寿分岐から西森山の間の登山道ですが、松尾鉱山の閉山前には、立派な遊歩道だったようです。開削時、笹藪の下から石段が出てきてびっくりしたものです。

笹に覆われていた時期が長いので、登山道脇の高山植物が少ない。茶臼山荘から西森山の間の刈り払いは、地元の業者さんにお願いしてます。

大黒森のてっぺんには、今年新しくした大黒森の山頂看板がクマにやられず無事でおりました。

西森山へ向かう登山道上には、所々このようなスキーツアー標識があります。大黒森が1番で西森山が100番。

コース中、唯一展望が開ける大黒森と屋棟岳の鞍部。

今朝、安比へ車を回す際、消防の車が山へ向かい、そして安比岳方面からはヘリの音が響いていました。遭難騒ぎがあったようですが、無事発見されたようで良かったです。

屋棟岳を往復し、縦走路へ戻り西森山へ。ここからはこちらの担当ではありませんが、ついで仕事で落ち枝拾いや剪定作業。

屋棟岳からすぐは苔むす狭い登山道。

苔むす狭い区間はすぐ終わります。落ち枝拾いや剪定をしながらなので、時間もかかります。

春子谷地と勝手に呼んでいる小湿原。

西森山が近づいてくるにつれ標高も徐々に下がっていき、植生もそれに合わせて変わっていきます。

アスナ沢分岐まで下って来ると、また登り。分岐からアスナ沢方面は笹ボーボーです。

西森山分岐は看板類がクマに粉砕されていたり、分かりづらい状態です。

とりあえず西森山も往復しておきましょう。

西森山の看板もクマに粉砕されています。

西森山を後にして、安比高原スキー場ゲレンデへ向け下っていきます。徐々にブナ優位の林になっていきます。

ゲレンデに接続するところに分岐には三本ブナ。ここまで来れば、ゲレンデはもうすぐそこ。

安比高原スキー場西森リフト乗り場の少し上のところに出てきます。

最後のスキー場の作業道歩きがしんどかった。。。

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畚岳分岐〜モロッコ沼 刈り払い 10/12

2023-10-12 18:17:16 | 裏岩手縦走路

刈り払いを早く行ったところは、笹がかなり伸びてしまいます。笹の成長のスピードは恐るべきものがあります。今日は、畚岳分岐からモロッコ沼(通称)まで、今シーズン2度目の刈り払いを行いました。

畚岳周辺の紅葉はMAX状態でしょうか。今シーズンの紅葉は今一つとは言え、秋の風情を味わうのには十分かと思います。

今夏の高温の影響もあるのか、例年より笹が伸びた感じがします。

ですが、昨年も2度の刈り払いを行っているので、前進速度は昨年比2倍。

やはり地道に継続することが、作業の効率化にも繋がるのです。

2日で完了すれば良いかなと思っていましたが、1日でモロッコ沼まで到着。

スッキリした登山道を帰路に着く。今シーズンの管理員の業務も残り僅かとなってきました。

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黒谷地木道脇 刈り払い 10/11

2023-10-11 18:38:59 | 八幡平(無雪期)

ここ2年、黒谷地木道脇の刈り払いを秋にも行っております。夏の刈り払いは主に歩く方のため。秋の刈り払いは来年の高山植物繁茂のため。

黒谷地木道脇にはニッコウキスゲやタチギボウシのような多年草が多いので、秋に刈り払いを行いスッキリさせておいた方が、翌年の生育には良いようです。

植物が咲いている時期に刈り払いを行うと、咲いている株の周りに笹の刈り残しが発生してしまいます。そのままにしていると、翌年は笹ボーボーです。

毎年2回の刈り払いを行うことによって、手入れの手間がかからないようになってきました。

秋晴れの黒谷地湿原。初霜や初氷も、もう間も無くでしょうか。

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姥倉山 10/10

2023-10-10 18:19:29 | 岩手山

10/6の暴風雨の後、担当地区の倒木パトロールを行っております。今日は松川温泉から姥倉山の登山道を見てきました。

結論から言うと、登山道を塞ぐような大きな支障木はありませんでしたが、大きな落枝は多数。そう言うものを処理しながらの登山です。

運よく崖下に落ちてくれた大きな枝。

キタゴヨウの葉っぱも相当落ちました。これは、良い具合に滑り止めになってくれます。

途中のブナの巨木は無事。以前、ここの大きな枝も強風で落下したことがありました。

例年よりも遅いキノコシーズンを迎えたブナ林。今のところキノコも不作ですが、ブナやミズナラの実も全然落ちていません。今日はクマの気配なし。

登山道と反対側に倒れてくれた枯木。マスダケがびっしり生えていましたが、こうなれば、倒れるのも間近と言うことなんでしょう。

森林限界が近づいてきても、支障木はなし。

大きな倒木もなく山頂到着。

今一つな紅葉ですが、別に人間のために赤くなったり黄色くなったりするわけではないので、そこにあるものにこっちが合わせると言うものでしょう。

こんな異常な年だからこそ、どういうことが起きているのか、自分の目で確かめることが大事でしょう。

同じ場所にいても、感じ方、見え方は十人十色。

ブナの葉っぱは、黄葉もせず葉を落としたものが多くあります。

やっとキノコシーズン到来でしょうか?ブナハリタケの香りが登山道に漂ってきます。

ボリ(ナラタケ)も出始めました。

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八幡平〜源太森〜安比岳 10/9

2023-10-09 20:45:56 | 八幡平(無雪期)

連休前の暴風雨や今一つな紅葉も相まって、例年の紅葉シーズンと比べれば、低調な人出の三連休最終日。

県境の駐車場も、いっぱいになることはありません。

ですが、八幡沼周辺を歩くハイカーや行楽客は普段より多め。陵雲荘のトイレ掃除も欠かせません。トイレの不具合箇所が多く、陵雲荘のトイレは重要な存在です。

八幡沼湿原の木道は比較的新しいので、多少油断して歩いても大丈夫ですが、源太分れから安比岳分岐の間の木道はかなり老朽化が進んでおりますので、歩行に際してはご注意ください。

木道を設置してない場所は、歩きやすい状態です。

今日は倒木パトロールで、安比岳分岐から安比岳まで足を伸ばします。

10/6の暴風雨は風向きから言って、安比岳登山道にあまり影響ありませんでした。

ですが、落枝や立ち枯れの倒木のちょっとした処理は必要でした。一応、登山道上の最高地点までパトロール完了。

安比岳登山道はポテンシャルの高い、整えていけば本当に良い雰囲気になる可能性を秘めた登山道です。これからも手入れを続けていきたいですね。

復路はキスゲ通り経由で。みくり沼もすっかり晩秋の佇まい。

このところ、急激に気温が低下しております。お越しの際には、保温性の高いウエアも忘れずに。

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畚岳登山口〜大深山荘〜松川温泉 10/7

2023-10-07 18:36:32 | 裏岩手縦走路

昨日は、今シーズン一番の暴風雨と言っても言い過ぎではありません。そんな日の翌日は、倒木パトロールです。

今日は、裏岩手縦走路を畚岳登山口〜大深山荘〜松川温泉と見て回ります。

今一つな紅葉ですが、畚岳周辺はそれでも色づいてきました。

諸桧岳の山頂もそれなりに色づいています。

満々と水を湛える石沼を過ぎると、枯れることのない通称ミクリ沼。沼の奥にはホソバタマミクリ。

足元が湿っぽい時には、滑りやすい前モロビの登り。

こういうお天気の裏岩手縦走路も良いものです。山には、人がごちゃごちゃいない方が好ましい。

今日は一日秋田県側にはガスがかかり、時折雨も降るというようなお天気。

嶮岨森の登りでは、先程までガスっていた前モロビ方面の展望が開ける。

嶮岨森の山頂も見え始めました。

嶮岨森の山頂では、矮小化ブナの黄葉がお出迎え。

日本海側から常時湿った風が吹いてくるので、ちょっとした加減でお天気も変わりやすい。

ナンゴクミネカエデはあまり赤くならず、ミネザクラはすでに落葉。

大雨の後は、泥んこ覚悟で歩いてください。

大深山荘ではトイレ掃除。こんな天気ですが、3連休なのでそこそこ宿泊の方もいそうです。

この間、整備した山荘前の急坂の経過観察も忘れずに。

大深山荘からは、源太ヶ岳を経由せずに松川温泉へ下山。大深湿原はすでに晩秋の佇まい。湿原の木道の老朽化が加速しています。雨天時は特に気をつけて歩いてください。

源太ヶ岳山頂直下の源太湿原。その向こうに岩手山。今日は山頂のガスが取れず、冠雪を観察出来なかった。

いよいよツキヨタケも出てきました。今年はキノコも遅いですね。

ブナ林の黄葉はまだ先ですが、だいぶ葉っぱを落としています。

八幡平の山全域で言えることですが、木道の老朽化が著しいので、雨天時は十分注意して歩いてください。大物の倒木もなく一安心でした。

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黒谷地〜安比岳分岐 登山道整備 10/6

2023-10-06 17:47:57 | 八幡平(無雪期)

昨日から低温で暴風雨。まるで台風ですが、黒谷地口で気温一桁台。車の気温表示で4〜5℃です。おそらく岩手山の山頂では雪になってるのではないでしょうか?

大雨となれば、黒谷地木道のパトロール。クマの泉の吐水口が冠水です。

黒谷地デッキ手前の木道も冠水。これぐらい水が溢れたのは久しぶりですね。

黒谷地湿原は完全に飽和状態。

源太森へ向かう登山道も水が流れていますが、

適所に水切りを設けているので、それほどではありません。

ですが放っておくと、水切りはあっという間に土砂で詰まっています。

今日は、一箇所水切りの土砂を除去して、

最大限の排水能力を発揮し、登山道上を水がなるべく流れないようにして、雨水による侵食を減らしたい。

侵食で登山道の側面がえぐれてしまったところには、空石積状に石を詰めてえぐれ止めとしておりました。早めにそういう処置を行ったところでは、石積の間に植物が繁茂するようになっています。

登山道整備に終わりはありません。

急な冷え込みで、紅葉のラインもだいぶ下がってきました。モミ山も黄色く色づいてきました。

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八幡平〜茶臼岳 10/4

2023-10-04 18:44:15 | 八幡平(無雪期)

今日はお天気になりましたが、季節は一段深まって、朝晩は肌寒い八幡平です。

例年あまりパッとしない八幡沼周辺の紅葉ですが、それでも少しは色付きます。ところが、今年はまったくパッとせず、くすんだ色のみ。

八幡沼湿原の草紅葉はピークを過ぎ、湿原の植物は完全に水分が抜け赤みがすっかりなくなり、カサカサと乾いた音を残して風が通り抜けていきます。

今日は遠望利く一日。遠く八甲田連峰、岩木山も望まれました。

源太森裏手、安比岳分岐へ続く階段脇のガイドロープも外して冬支度開始。

黒谷地へ下るにつれ、今年の紅葉のピーク的な様相。

黒谷地湿原の池塘。未覚池塘春草夢階前梧葉已秋聲。あっという間に月日は過ぎ去っていく。

黒谷地口から黒谷地湿原の間の木道更新工事は終了してました。最後に残っていた第2橋も完成。幅広で安心です。

黒谷地から茶臼山荘へ向かう道。このあたりも紅葉MAX。

茶臼山荘近くは、紅葉のピーク過ぎ。

茶臼山荘から茶臼岳は、晩秋の佇まい。

茶臼岳山頂から茶臼口方面の展望。

山頂の直下もピークを過ぎましたが、今年はピークらしいピークがなかった。

ですが、地道な剪定の成果もあり、登山道脇にはツツジ類、オオカメノキ、ミネカエデ等の紅葉街道の様相を呈しています。

最後に茶臼口近く、前回の作業で足りなかったところに足場を設置。

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