昨日は、今シーズン一番の暴風雨と言っても言い過ぎではありません。そんな日の翌日は、倒木パトロールです。
今日は、裏岩手縦走路を畚岳登山口〜大深山荘〜松川温泉と見て回ります。
今一つな紅葉ですが、畚岳周辺はそれでも色づいてきました。
諸桧岳の山頂もそれなりに色づいています。
満々と水を湛える石沼を過ぎると、枯れることのない通称ミクリ沼。沼の奥にはホソバタマミクリ。
足元が湿っぽい時には、滑りやすい前モロビの登り。
こういうお天気の裏岩手縦走路も良いものです。山には、人がごちゃごちゃいない方が好ましい。
今日は一日秋田県側にはガスがかかり、時折雨も降るというようなお天気。
嶮岨森の登りでは、先程までガスっていた前モロビ方面の展望が開ける。
嶮岨森の山頂も見え始めました。
嶮岨森の山頂では、矮小化ブナの黄葉がお出迎え。
日本海側から常時湿った風が吹いてくるので、ちょっとした加減でお天気も変わりやすい。
ナンゴクミネカエデはあまり赤くならず、ミネザクラはすでに落葉。
大雨の後は、泥んこ覚悟で歩いてください。
大深山荘ではトイレ掃除。こんな天気ですが、3連休なのでそこそこ宿泊の方もいそうです。
この間、整備した山荘前の急坂の経過観察も忘れずに。
大深山荘からは、源太ヶ岳を経由せずに松川温泉へ下山。大深湿原はすでに晩秋の佇まい。湿原の木道の老朽化が加速しています。雨天時は特に気をつけて歩いてください。
源太ヶ岳山頂直下の源太湿原。その向こうに岩手山。今日は山頂のガスが取れず、冠雪を観察出来なかった。
いよいよツキヨタケも出てきました。今年はキノコも遅いですね。
ブナ林の黄葉はまだ先ですが、だいぶ葉っぱを落としています。
八幡平の山全域で言えることですが、木道の老朽化が著しいので、雨天時は十分注意して歩いてください。大物の倒木もなく一安心でした。