買取り店の最高価格が9千円ではあっても
自賠責の20カ月の月割分だけで2万円相当の価値があるので
Aさんには2万円で譲って欲しい旨、申し出たのですが
どうせ解体処理を依頼するつもりだったので、と半分の1万円で
ライフを譲っていただけることになり、とても助かる嬉しい結果になりました
タダでよいと言われると“お返し”を気にしなくてはならず
むしろこの方が気が楽というもので、この辺りはAさんの心遣いなのでしょう。
元はと言えば、プレオが12月に迎える車検をユーザー車検でイケるかどうかを
判断するため、ジャッキアップして下回りを点検することが難儀なので
見積もりを名目に業者にやらせてしまおうと2、3の整備工場を回るのと同時並行的に
放置されているライフを譲って欲しいと私が持ちかけた話でした。
複数の見積もりの結果、リヤサス取り付け部のフロアの腐蝕を今回はパテなどで
適当に誤魔化すにしても、次回車検までの2年間もつかどうか分からず
しかし今回まず落とされるであろうボールジョイントのガタ
つまりはロッカーアームの新品交換は約4万円かけて実施しなければならず
このままプレオに乗り続けるには、2年でダメになるかもしれないのに
合計10数万円を負担しなければならないことがほぼ間違いなさそうな…。
それが結局、車両代1万円、PW&キーレスの部品代約1万円、合計2万円のみで
1年8カ月も乗れるライフが手に入り、その上このプレオを
昔付き合いのあった自動車解体業者さんが1万5千円で
引き取ってくれるそうですから実質負担はさらに減り
なんとたったの5千円だけで今回の車検を受けず済んだことになったのです。
そしてPWとキーレスの取り付けにどの程度時間がかかるか分からないので
プレオの車検が切れないうちにゆっくり作業をするため
早目にヤフオクで部品を手配し、結構、悪戦苦闘しながら少しずつ作業を進めて約10日。
キーレスはドア開閉のロッドにアクチュエーターのロッドを接続するだけですし
動きがそれほど大きくないので比較的簡単に装着できました。
ただし、日常的にほとんど使うことがないリア左ドアは手動のままにし
その分をリアゲートに装着したとはいえ、4枚のドアに配線を引き込む作業は
ボディの穴開けを含めてそれなりに時間はかかります。
(アクチュエーターが4つなのでリア左ドア分をリアゲートに)
一方、ガラスが大きく上下に動くPWは、ドア内部にはモーターを設置出来ないので
こうして外部にせざるを得なく、するとそれが邪魔をして内張りがハマらなくなってしまい
結局、2、3回やり直した末、内張りの裏側で見えない個所を削り取ったりして
ようやく綺麗に納めることができました
(ガラスが上下するのでモーターはドア内部に設置できません)
かくして、スキーの時にどうしても必要なキーレスと、外気を入れるため
しょっちゅう開ける左右のフロントガラスを簡単に開閉できるPWが付いたので
これでしばらく乗って様子を見て、特に不具合がないようでしたら
プレオを廃車にすることにしましょう
(続く)