保護猫活動する隠居爺の野菜作りとスキーの日記そして病気の記録

冬場の60日以上はスキー、夏場はそのための体力作り&自給用野菜作り、そして保護猫活動と病気の記録も綴ります。

「第2回無農薬・ずくなし家庭菜園」受講

2012年05月12日 | 自然農法による自給用野菜作り

夏野菜の植え付け時期になっているため今回はぎっしりと詰め込まれた内容でした。

今までのところ、登場した肥料は堆肥のみ、農薬類の話は一切なく
期待した通りの講義内容になっています。

参考になることばかりで嬉しい限りです。

(今回の講座のメモ)

1.夏野菜5月のテーマ

1)桜が咲く頃までに畑の準備
2)ノダフジの開花、オオムギの穂が出たら種まき
ノダフジは霜が降りないことを教えてくれる
平均気温15度、ただし肝心なのは地温
3)ノダフジ満開、小麦の穂が出たら定植
平均気温16度

春野菜…キャベツ・玉ネギ・ホウレンソウ・アスパラガスなどで花は咲かない
夏野菜…ナス・キュウリ・トマト・カボチャ・トウモロコシ・枝豆

2.無農薬栽培では根っこを育てることが基本

地中の根っこと地上の茎・葉は対象に育つので地上を見れば地中が分かる。

3.5月のやってはイケナイ無農薬栽培

双葉(苗の離乳食)が黄色または
なくなってしまった苗=老化苗を避け若苗を植える。
定植直後の堆肥のすき込み・水やりはしない。

【対策】

1)堆肥は1カ月前にクラツキ、定植前はマチクラを施す
2)植える前日の夕方に底面吸水させる
3)または、暗い時に水を吸うので3時間前にたっぷり水をやり、暗所に保管する
4)定植後1週間は水をやらず、根を育てる


(クラツキ:鞍つき)


(マチクラ:待ち鞍)

4.美味しく育てるポイント

1)地温の安定を待つ
・黒マルチは1週間前にビッチリ張っておく
7月になったら段ボールなどで覆い上昇し過ぎを防ぐ
・小麦の穂が出るまで夏野菜の定植を控える

2)防風する
・行燈支柱を立てる
・霜注意報が出たら不織布をかける
晴、無風、最低気温3℃以下は霜が降りる

3)コンパニオンプランツを活かす
・ナス科とニラ(ネギでもOK)
・ウリ科とネギ
・ネギ以外の野菜には極早生枝豆

5.旬野菜の栽培方法

1)マメ科は1ケ所に、サヤの数だけ蒔き2本にする
同じ穴に蒔くことで発芽率アップ

2)支柱を挿しておいてから定植する
・まず支柱を立てる
・定植する
・支柱に誘引する(草マルチをする)

3)株下を空けて草マルチ
・株下を除草する
・地温を上げるため最初は株下を空けておく

4)春野菜の間引き
・葉が触れあったら間引く…ハサミで切り根を傷めない
葉が触れる=根が触れる
・草が抜けるうちは除草、抜けなくなったら刈って草マルチにする

6.野菜を美味しく収穫するポイント

夏野菜は大器晩成型に育てる

・樹を育てるため花が咲くまでわき芽を放任する…根を育てる
・花が咲いたら不要なわき芽をかき取る…大きな場合はハサミで
・ナス・ピーマン・キュウリは最初の実は親指大で収穫する
トマトは完熟まで実を付けさせる
カボチャ・スイカは放任で構わない

7)その他

*草マルチの活用…雑草を長めになるまで放置、刈ってマルチにする。
キュウリなどのつる性は株下まで敷き詰める
ナスは地温を上げるため株下は空けておく

*堆肥について…長野県は他県のように2週間前まででは遅く
1カ月前にはすき込みが必要(有機物はすぐには効かない)。
遅れた場合は止めるかマチクラ(30cm離して堆肥を埋める)

*ジャガイモ…肥料を吸うのが下手。
種イモが残らないのがベスト、残る時は肥料が多かった時

*テントウムシダマシの発生…未熟または過多量堆肥が根本原因

 

 

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