峠下駅はホームが2面、線路も2線。列車の交換ができるところです。駅名とおり、山に囲まれていて、秘境駅っぽい雰囲気が出ています。
それにしても、留萌本線はキハ54ばかりです。昭和30年代に製造されたキハ52も古めかしく、エンジンが2基搭載。54は国鉄時代末期に製造されたものなので、比較的新しい(?)といっても、製造してから30年経過。キハ40のほうが先輩だけど、パワー不足により車両の都合がつかないときに代走するときもあるようです。
幌糠駅。北海道は「幌」がつく駅名が多いです。あの日本一秘境駅、小幌駅も。10月に入って、JR北海道と豊浦町が駅の管理費用負担や安全確保など両者の役割分担を定めた覚書の締結を条件に、2016年度(平成29年3月31日まで)存続することで承諾したそうです。条件が悪くなったら、平成29年4月からは廃止する方針なので、そのような事態に陥らないように小幌駅に下車して周辺の秘境っぷりを堪能して欲しい。
小幌駅からわずか2駅目の長万部(おしゃまんべ)も、将来、北海道新幹線停車駅になるので、東京から日本一の秘境駅、小幌まではわずか5時間くらいで行けてしまいます。
幌糠駅は、ダルマ駅舎でした。(ダルマ駅舎とはかつての貨物列車の最後尾にぶら下がっていた車掌車を駅舎に改造)
次の駅は、藤山。ふじやまの文字を見ただけで、「富士」に「山」かなと思っていましたが、違っていました。
これが駅舎なんですか!?小さくて木造の可愛い駅舎。
ここは留萌本線の拠点、「留萌」駅。
留萌本線内唯一の、みどりの窓口設置。ここから増毛行きは
6:50
12:14
14:21
17:08
19:10
21:10 の6本しかありませんっ!!まるで三江線のダイヤ設定。利用の見込みが少ないことからここから増毛方面は廃止する方針。
逆に深川方面は9本なので、存続。10時前後に発着する列車もないので、留萌駅でカシオペアとかの人気列車の10時打ちは余裕あり。
留萌を過ぎると、レールは海岸沿いを走行します。山口県の何もない小さな漁村の故郷にもつながっている日本海。日高本線に乗って終点の様似。そこからバスでえりも岬へ。そこから見える海は青ヶ島や小笠原につながっている太平洋。東側はオホーツク海。
ここは瀬越駅。駅舎は駅名票の少し奥にあるコンクリートの小屋。
礼受駅も、ダルマ駅舎。向こう側は日本海。
小幌の隣にあるのは「礼文」(れぶん)、ここは「礼受」(れうけ)。頭に「れ」の付くJR駅名はこの2つだけです。終点・増毛まで目前に近づいているのに、まだまだ長い。