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東京アイランド

OCNブログ人サービス終了に伴い、ここに引っ越ししました!

幻の天ノ川駅

2013-09-04 00:38:40 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201309030016_2天ノ川駅はJR公認の駅ではないので、もちろん、カーナビには載っていません。
 注意深く見ていたら、やっと見つかりました!!


201309030018  んー??駅名票の看板、雰囲気が全然違う。
 JR北海道様式の駅名票で「あまのがわ」のはず・・・。


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 誤って駅だと認識しないように、ホームを嵩上げしているようです。
 「ここで待っていれば汽車が停まって、乗れる」という誤解を与えないようにするためかな。

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 ホームの入り口にあった「お知らせ」。
 施設名称:江差線天の川モニュメント
 開設日:平成7(1995)年7月7日
 設置所有者:北海道夢れいる倶楽部(私設)
 現在、当施設は事故防止のため、通常一般公開は致しておりません。なお、公開日を設定しておりますので、一般公開日にお越しください。
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 ホーム。仮にここで汽車が停まっても、ホームからは乗れないような距離。


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 天ノ川駅前のバス停留所があったので、1日何本停まるか確認。路線バスの停留所っぽい雰囲気なのに、「天の川シャトルバスの運行 北海道夢れいる倶楽部では、列車が止まらない”通称 天ノ川駅”に立ち寄り、見学または臨時列車「えさし号」の撮影が可能な「天の川シャトルバス」を運行いたしますので、この機会にぜひご利用ください」とのこと。函館バスのご協力により設置したようです。

 公式サイトは 天ノ川駅公式ホームページ


江差線観光・桂岡駅&宮越駅

2013-08-30 00:15:06 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308290011201308290012今度は桂岡駅。1つとなりの「中須田駅」は呼び捨てだったのに、入口正面にちゃんと「駅」と書かれていました。


 この駅も、もと貨物列車の最後尾、車掌さんが乗務する車掌車を改造されたものです。
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 ホームに面したところでも桂岡と呼び捨てにされず、「駅」付き。


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 今度は宮越駅へ。
 この風景は北海道らしい。

201308290018  秘境駅にランキングされてしまいそうな、宮越駅。
 古びた木造駅舎に味が出ています。


 

201308290017  宮越駅全景。駅のまわりは、何もなく、ものすごく寂しい。



 

201308290015  正面から見た風景。



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 駅の中に入ってみました。ベンチがあるだけで何もありませんっ!!駅に必ずついているはずのお手洗いもありませんっ!!ダルマ駅の中須田・桂岡駅も同様。

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 20Wの蛍光灯2本と、奥に放送用のスピーカー。
 夜になると、この明かりだけじゃ、暗すぎるだろうな~。

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 次は、「ゆのたい」と出ていますが、実は幻の駅があります。
 本日より、恒例の東京離島の旅に出かけるので、次回アップするのは、しばらくこの先になりそうです。


江差線観光・中須田駅

2013-08-29 00:08:41 | 2013北海道・江差・小幌駅

201308290001 レンタカーで神明駅まで各駅停車し、その駅舎を探検。断っておきますが、私たちは度を超すような熱狂マニアではございません。
 駅のまわりの雰囲気はどうなっているか、調べるのが好きだけです。

201308290002  これが駅舎!?貨物列車の最後尾に連結していた、車掌さんが乗る「車掌車」そのもの。
 きょとんしていたら、友人が「この駅舎をダルマ駅舎と言います。ダルマ駅へ行こう!という本も出ています」と解説。
 携帯電話で図書館の所蔵検索。「所蔵なし」だったので、買ってしまいました。

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 高速道路のトラック輸送がほとんどになり、鉄道による貨物輸送が減ってしまい、過剰となった「車掌車」。
 鉄クズと化せず、この車掌車を駅舎として余生を送っているようです。

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 待合室内部。もともとここで貨物列車の最後尾、車掌さんが乗務するところでした。

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 中須田と呼び捨てせず、ちゃんと「駅」を書かなければ・・・。


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 盛夏だというのに、空気がからっと乾いていて、涼しかった。


 中須田の次は桂岡。


江差線観光・上ノ国駅

2013-08-28 00:40:48 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308260005あれからもう1ケ月過ぎてしまいました。旅に出かけると、連載が終わるまで3ケ月~4ケ月先。長すぎる~!!
 江差から隣の上ノ国駅に向かう道路は右側に爽快な日本海でした。
 しばらくすると、上ノ国駅到着。旅館かと見違えるほど商工会館を兼ねている立派な駅舎。(上ノ国観光協会も入っていました)

201308260006  駅で寝る旅人が増えたため、駅舎に入れるのは午前6時30分から午後9時45分まで。日本で2番目の秘境駅、小和田駅はそのような張り紙はしていないので、小和田駅は駅の中で寝ても構いません。しかし、夜になると消灯なので、漆黒の闇に。そこで泊まる勇気なし。温泉と宿が一緒になった龍泉閣という宿泊施設が平岡駅と一緒になっているので、飯田線秘境駅探検の拠点にしたほうがよさそう。
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 今は無人駅だけど、出札窓口跡がありました。


 
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 なるほど・・・ここは北海道最西端の駅でした!!


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 ホームへ。



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 201308260011 7月の終わりだというのに、アジサイ。
 本州も、少しずつ秋の気配が感じられました。夜になると少しひんやりします。今がちょうどよく、北海道の夏と言う感じでしょうか。汗が噴き出るような暑さではありませんでした。


7月27日(土)江差線観光

2013-08-26 00:00:00 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308260002ホテルニューえさしでは無線LAN完備。通信料はドコモを介さないので、無料で使い放題!!27日のお天気は・・・と調べてみたら、「北海道檜山地域、曇り一時雨」。朝、ホテルのカーテンを開けてみたら、ご覧とおりよいお天気っ!!
 向こうは日本海。海が見えると、血が騒ぐのは故郷が山口県日本海側の小さな漁村だから!?
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 朝食。食後のコーヒーはセフルサービスなので、和食をセレクト。
 函館名産のイカソーメン付きっ!!

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友人は洋食でした。目玉焼きにパン、生野菜たっぷり。

201308260001  当初計画では、朝8時9分江差発の汽車で函館に向かい、10時21分に函館。10時45分発の汽車で大沼へ。砂原支線への接続がなく、タクシーで流山温泉駅へ。温泉でまったりしたあと、15時20分発の汽車で森へ。乗り換えて、長万部には17時28分着。ちょうどよく室蘭本線に接続しているので、17時37分発東室蘭行の汽車で憧れの日本一秘境駅、小幌駅に降りられる!!
 小幌には17時55分着、しばらく探検して、19時11分長万部行の汽車で長万部へ。19時28分に着くので、予約しておいた旅館のチェックイン時間に間に合う!!
201308030019  砂原支線に乗るつもりで、経由を「東北・高崎線・上越・信越・奥羽・津軽線・海峡・江差線・函館線・池田園・東森・函館線・千歳線」と書いて指示したのに、発券したのはこの切符。砂原支線経由のマルス券に分岐して最初の駅、「池田園」と森の手前になる「東森」印字されるはずなのに、見事に省略。

201308260001  別途往復とし、「長万部 → 小幌 経由:室蘭線」も一緒に発券してくれたので、上の切符でも私の指示通りだと勘違い。指示された経路を読めず、みどりの窓口の係員として勤まるな~!!この発券方法だと、上の乗車券と長万部~小幌は重複区間。経由欄がそれぞれ「函館線・静狩」と「室蘭線」なので、気づかなかったかも知れません。このせいでとんだ赤っ恥を・・・。 
 その後、江差線惜別記念イベント、臨時のお座敷列車を運転すると発表。
 友人に「江差線にイベント列車のお座敷えさし号が走るらしい」と相談。
 「小幌駅探検は17時55分から19時11分の間。当然、この時間帯はかなり日が傾いており、海岸まで出るのは薄暗くて危険も伴う。小幌を探検するなら、翌日の明るいうちに」と友人の提案。
 お座敷えさし1号が出るのは、江差駅14時45分発。木古内に着いたら、特急で一路長万部に行き、小幌は翌朝探検するプランに変更。
 14時45分発なので、およそ6時間の空き時間があり、有効活用すべく、レンタカー。
 江差町は小さな町なので、日産レンタカーやトヨタレンタカー、オリックスとか全国チェーン店はもちろんありません。
 江差町観光協会にレンタカー業者を紹介してもらいました。「6時間のご利用だけど、12時間と同じ料金になりますがいいですか?」「14時45分発の汽車に乗る予定ですので・・・」
 レンタカー業者いわく、「ホテルまでクルマをお持ちします。お返しはガソリンを満タンにして江差駅前の駐車場に置いて、車のキーはサンバイザー(日よけ)に差し込んでも大丈夫です」とのこと。あの~、江差町は伊豆諸島のような離島ではなく、北海道なんだけど??去年の新島旅で、レンタカーを借りた時のこと。「返車は港の駐車場に置いてください。キーは車内のどこかに置いても大丈夫です」と言われ、その通りにキーを助手席に置きっぱなしにして帰ってしまいました。離島だから、仮に盗まれても島から出ることはなく、お巡りさんが動けばすぐに検挙可能。
 江差町は北海道だから盗まれたら根室でも、稚内でも逃げられるのも可能。置きっぱなしにするのはちょっと心配。レンタカー業者が来たら、対面で返車方法をもう1度確認したほうがよさそう。
 「車の返車方法なんだけど、14時に江差駅に着く予定です。駅前で置きっぱなしでも大丈夫なんですか?」
 「私が迎えに参りますので、大丈夫です」
 レンタカーは、神明駅までの各駅巡りと、湯ノ岱温泉入浴、それから余った時間は江差観光。
 まだまだ続きはあります。今日はこの辺で・・・・。 


江差・チャイニーズ「美華」

2013-08-25 00:12:40 | 2013北海道・江差・小幌駅

201308240004  江差駅からホテルまで歩きながら飲食店を物色。大衆居酒屋はタバコの煙が充満しそうなので、パス。道民はタバコが大好きと知られていますからね・・・(笑)
  この店はうーん??少しはいけそうかな?結局、目星をつけたところは、ホテル目の前のチャイニーズ「美華」さん。

 ホテルのエレベーターに「この近くに天然温泉があります」とポスターが張られていました。長旅の疲れは温泉で癒そうと思い、フロントの係員に場所はどこですか?と聞いてみました。「みどりヶ丘の湯っこは、玄関を出て、左側。しばらく歩くとセブンイレブンが見えます。道が分かれていまして、ここです」と地図を見せてくれました。「歩くとどのくらいですか?」「ここからですと、15分くらい」「えっ?そんなに遠いの!?近くにある温泉はない?」「温泉ではありませんが、松の湯銭湯なら2分です。時間は21時までです」
 中華料理店も営業時間21時まで。銭湯からあがって、そこに行っても「ラストオーダー過ぎてしまいました」と食べられなくなる可能性があるので、銭湯はあきらめ、お店へ直行。

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 左は私のカメラ、右は友人のカメラ。カメラが違うと、お料理の雰囲気が少し変わってしまいました。
 この日はたくさん食べたような記憶がしますが、頼んだのは3品だけだったようです。
 北海道だから、大皿にお料理を盛り付けているからでしょうか・・・。
 21時過ぎても、「ラストオーダーです」と言われなかったので、「また頼んでも大丈夫ですか?」と聞くと「はい、大丈夫です」と頷き。最後に八宝菜を注文。
 注文してすぐ運ばれるのではなく、かなり時間がかかる。北海道は「のんき」気質なのかな??
 沖縄ルール(※)を充分知っているけど、北海道ルールを勉強しなくちゃ。
 (※ ウチナーンチュは歩くのが苦手。10分かかるなら迷わずクルマ。青ヶ島人も同じ。集落から歩いていける十一屋にクルマで行く島民も。ウチナーンチュはケンタッキーが大好き。沖縄そばに突っ込む、チャンプルーに突っ込む。いろんなウチナー料理に応用。新聞は琉球新報か沖縄タイムズ。この日亡くなった方の訃報スペースがある。沖縄のファーストフードはマックよりもアメリカから上陸した「A&W(エーアンドダブリュー)」。内地では買えないルートビアも高い支持率あり。ルートビアは炭酸飲料で、まるで病院のにおいだけど)
 お腹が満腹になったところで、「江差線が来年なくなるので、東京から乗りに来ました。とても美味しかったです。ごちそうさまです」と一言お礼。
 お店を出たところでセイコマート(北海道に強いコンビニチェーン店)があったので、少し買い物。交通系ICカードが使えるところなので、JR九州のスゴカでチャリーン。JR北海道のキタカも持っていますが、キタカは九州で消費、スゴカは北海道で消費。
 自社エリア内で自社ICカードを使われても、手数料なし。他社で使われると、5%の手数料が入ります。例えば、小倉から折尾まで360円区間。JR北海道のキタカで乗車すると、手数料20円は北海道に入り、340円は九州へ支払い。IC交通系の電子電算機が相互利用の相殺清算をしてくれます。発行枚数が日本一のJR東日本「スイカ」はほぼ全国で使われているせいか、他社利用による手数料がコロコロ入っているようです。 


江差駅からホテル

2013-08-23 00:10:23 | 2013北海道・江差・小幌駅

 構201308210012内で写真を撮っていたら、運ちゃんに「写真を撮ってあげようか?」と声かけられ、「えさし」の駅名票をバックに友人と記念撮影。
 運転するだけが仕事ではなく、写真を撮ってあげるという心遣いが嬉しい。
 運ちゃんは江差でわずか10分の休憩、江差発の最終列車(19:08発)として出発してしまいました。木古内を17:51に出て、再び戻ってくるのは20:14。およそ2時間の乗務。函館行きだけど、たぶん木古内で乗務員交代かな。
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 江差発の最終が出てしまいました。


201308210014  駅構内。もう夏だというのに、ストーブ置きっぱなし。
 北海道の夏は短いから、そうやってそのままにしているかも。

201308210015  結局江差駅に滞在したのは19時15分頃。
 予約しておいた、ホテルにゅーえさしまでは徒歩10~15分くらい。
 当初計画では江差駅から徒歩4分の旅館。ホームページも載っていました。年中無休って書いてあるから、聞こえる友人に頼んで電話予約しようと思ったら、「おかけになった電話番号は現在使われていません」。
 江差町観光協会に問い合わせてみると、「江差駅から1番近いところは、ホテルニューえさしというところで、駅から歩いて10~15分になります」とのこと。ネット予約は、「じゃらん」しかなく、この日は「×」(満室)って出ていたので、紙電話で予約の申し込みをしたら、すんなりとOKが出ました。「じゃらん」の予約枠をもう少し増えればいいのに~!!
 ニューえさしを予約する前に、もう1軒の宿に照会したことも。湯ノ岱駅から歩いて10分の湯ノ岱荘のホームページも健在、そこに電話をかけてみたら、友人がびっくりした表情で「あれれ!?おかけになった電話番号は現在使われていませんって」。電話をお願いする前に、伝えたい内容をいろいろと書いたのに~!!
 上ノ国町観光協会に「湯ノ岱駅から歩いて行けるところに宿泊施設はありますか?」と確認してみたら、「かつては湯ノ岱温泉に2軒の宿がありましたが、日帰り温泉施設になっています。もう1軒の湯ノ岱荘はオーナーがお亡くなりになりましたので、湯ノ岱駅から歩いて行ける範囲に宿泊施設はございません」と返事がありました。
 江差町や上ノ国町のホームページ情報はかなり古く、そのままほったらかしにしてんなっ!!
 ろう者はネットから文字による情報を頼りにしているので、ほったらかしは困りますけど・・・。 
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 ホテルに向かう途中の風景。山口県の山陰までつながっている日本海。



201308230001  テクテクと、江差市街地を歩き。江差駅前は何もないところなのに、ずっと奥に市街地を形成しているみたい。何もないところでレール打ち切りではなく、市街地まで敷設すればいいのに~!!


201308230002  江差町内で、最高峰のホテルとされています。北海道南西沖地震災害(平成5年7月12日発生)復興状況ご視察で平成11年8月、天皇陛下と皇后さまがお泊りになられました。
 小笠原の父島でも天皇陛下と皇后さまがお泊りになられたところは、小笠原唯一のホテル、ホライズンのスイート・ツイン。
 天皇陛下と皇后さまがお泊りになられたホテルなので、我らも少しはリッチかな(笑)


夕暮れの江差駅

2013-08-22 00:01:00 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308210005「みどりの窓口」がある江差駅の営業時間は9時から17時まで。我らが到着したのは19時なので、当然ながら閉まっていました。

 

201308210004  江差駅は有人駅でありながら、運転士が乗車券や運賃を収受するワンマンカーなので、改札業務はやっていないとのこと。1日6本なんだから、JR西日本みたいに目を光らせながら乗車券チェックでもすればいいのに・・・。

201308210008  やがて・・・日が暮れてさらに暗くなってしまいました。
 改札口のラッチは使われていない様子だが、来年の平成26(2014)年5月、廃線になってしまいます。廃線になる前に乗りに行こうと全国のファンが押し掛けるので、そのラッチに2人の駅員さんが立ち、乗車券回収や入鋏業務をやるかどうか。

201308210007  江差駅の時刻表。大嶺支線と変わらず、1日6本っ!!
Omine04  江差に着いて、10~20分程度で折り返すパターン多し。
 最終は21:50江差駅到着。折り返しはせず、翌朝の6:44始発になるようです。運転士さんは江差駅でお泊りになるのかな・・・?

201308210011 201308210019  
 片方がない、終着駅の駅名票。
 今はなき、山口県美祢市の大嶺駅も・・・。

 大嶺駅はなくなってしまいましたが、江差駅も大嶺と同じ運命になってしまいます。
 えさしはJR北海道のコーポレートカラーなので、もえぎ色。大嶺駅はJR西日本なので、青色のラインです。
 まだまだ江差駅の話は続きます。熱狂だった大嶺駅みたいに江差を語ってしまうのかな~。


やっと江差駅

2013-08-21 00:08:29 | 2013北海道・江差・小幌駅

 7月25日上野21時16分発の「あけぼの」から始まり、青森、蟹田、三厩、蟹田。ここまでは東日本会社線。蟹田から北海道会社線に乗り換え、竜飛海底、駅構内見学、竜飛海底から木古内、本日の宿泊地になる江差には7月26日18時58分到着。22時間近く汽車に乗りっぱなし。
 22時間近くといっても、最高峰は実家の長門二見から東京まで全区間新幹線を使わず「普通列車」。ずっと昔、国鉄急行型電車の165系(または169系)が健在だった頃の話。長門二見を朝8時に出発し、第2ランナー下関~岩国、第3ランナー岩国~岡山、第4ランナー岡山~姫路、第5ランナー姫路~米原(京阪神圏を時速120キロで疾走する新快速)、第6ランナー米原~大垣、最後は大垣~東京(大垣夜行)。翌朝4時42分到着。要所時間はおよそ21時間。青春18きっぷが使える期間だと、上京するのに当時2枚(約4600円)、帰郷するときは、東京~横浜の乗車券を用意し、0時を過ぎてまるまる1日乗れる1枚(2300円)。山口から東京に行くのに24時間近くかけても、このようなやり方ばっかり好んでいました。道中の食事はもちろん、乗換駅で駅弁を見つけては車窓を眺めながら・・・。今の時代、ANAの旅割55を使えば、山口宇部から羽田まで1時間半、運賃はなんと1万円を切って9970円っ!!
 東京からの帰りも、もちろん大垣夜行を利用。全席自由席なので、夏休みの多忙期だと座れなくなる。夕方5時頃から東京駅ホームで陣取り、古新聞を敷いて7時間後出発するのを待ち。今考えてみれば、よくこんなのヒマだったの!?と思えるくらい。快適なグリーン車を使えばいいのにと思われたかも知れませんが、当時の私はとても貧乏だったから・・・。
 早朝、大垣で米原行に乗り換え、米原から新快速で一路姫路。姫路から新幹線で帰ればいいのに、新幹線特急料金をケチって全区間普通列車にこだわりすぎたのか、長門二見に着いたのは21時過ぎ。行きも帰りも要所時間21時間。若いときはこんなの平気だけど、今はさすがに難しい。「特急」利用で22時間なら大丈夫。
201308210001
 22時間近く乗りっぱなし、やっと江差駅到着!!


201308210003  201308210002 ワンマンカーなので、江差に着いたら、運転士さんに切符は回収されるはずですが・・・ありませんでした。
 JR西日本の山陰本線ワンマンカーは結構厳しい。JR西日本の本社は大阪だから。ケチでせっかちとされる浪速(なにわ)っ子気質は、山口の長門鉄道部も浸透しつつ。
 その証拠は・・・
201308210016 201308210017  平成4年当時の山陰本線は今みたいにワンマンカーではなく全列車「下関車掌区」乗務でした。
 検札する区間は、いつも決まって、下関都市圏を抜け、一段落する小串~湯玉間。不正乗車を一網打尽するかように1人1人ビジバシ検札!!検札パンチは桜マークに「い」「ろ」「は」・・・切符アルバムを広げてみたら、下関からの切符にそのような模様が浮かんでいます。今の時代、パンチの代わりにスタンプ方式のチケッターに。
 車掌さんは乗客の顔を車内巡回するたびに覚えているので、たとえば途中からの回数券または定期券でキセルや下関の入場券(140円)で帰ろうとする輩がいれば、口頭で厳重注意し、不正した分の3倍運賃徴収。計算方法は、キセルに使った切符類は無効とし、乗車駅から下車駅まで3倍の運賃です。過去最高峰のキセル検挙は、東京に通勤する栃木県のサラリーマンが野木~古河の定期と、東京付近の定期の組み合わせで長年もキセルしていたことが発覚し、その年数に加え、3倍の運賃。何千万円もの罰金支払いを命じられたと自動改札機が導入される前のニュースで聞いたことがあります。そのようなケースは刑法で詐欺罪にあたり、厳重な刑罰を科せられるのは当然なことです。
 JR北海道はかつての下関車掌区のようなやり方ではなく、乗客を信頼しているのかチェックなし。
 無人駅で乗車券を記念に持ち帰りたい場合、車掌乗務であれば、車掌さんに事前申告。「無効 列車番号にレチ (認印)」と記入してもらいます。ワンマンカーの場合、運転士さんに「無効 列車番号に ウテ(認印)」を記入してもらうルールがあるので、運転士さんを捕まえ、自分の筆記道具を差し出し、サインを強要してみましたが、「ひひひーっ!!大丈夫ですよ!OKです!!」と逃げられてしまいました。(レチ・・・車掌の電報略号、ウテ・・・運転士)

Omine03  山口県の美祢線・大嶺支線も谷に眠る終着駅。
 大嶺支線が1997(平成9年)3月31日限りなくなってしまうので、わざわざ東京から実家に帰った次いでに惜別の旅に出かけました。


201308210018  美祢線の本線から外れるので、支線の乗車券を用意。当初、JR北海道の「南大嶺 → 大嶺」だけど、ちょっと厚かましいような気がして、みどりの窓口がある長門市駅でもう1枚追加購入。模様は西日本の「W」。北海道は「北」。
 「行きと帰り、乗ります。乗車記念お願いします」とお願いしたら、自らのポケットから筆記道具を取り出し、サイン。
 もうすぐ廃線になる、運転士さんのサイン入り。
 筆跡からみると、かなり達筆。達筆だから、サインしてもらったけど、江差線の運転士さんは自分の字に自信はなかったでしょうか・・・。
 江差線もなくなるので、「無効 124D ウテ(氏名)」くらいサインがあれば・・・。
 江差駅の話になるところが・・・いつの間にかに山口県の鉄道に脱線。次回はまともに江差駅をアップする予定です。


湯ノ岱(ゆのたい)駅でタブレット授受

2013-08-20 00:00:00 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308190002昨日の記事では、江差駅に到着してしまいましたが、今日は湯ノ岱(ゆのたい)に逆戻りです。
 湯ノ岱で函館行き臨時「えさし号」の交換、マニアらしき人が撮影。

 制帽に赤いラインが入っていれば、駅長さん。普段は1日6本しかない、超ローカル線だというのに、駅長さんが駐在している理由は信号が自動化されていないため。単線での衝突を避けるためにタブレットという通行票を運転士さんに受け渡し、それを携行していなければ前に進めない昔ながらの手作業です。
 キハ40 839は昭和52年製造。年齢は36歳。運転士さんは、たぶん20代。自分の生まれた世代より古い汽車のハンドルを握りしめ、最新鋭のオートマではないマニュアル操作。
 新しい車両だとATC(自動列車制御装置)により、スピードをコントロールしてくれるのに、江差線の非電化区間は完璧なマニュアル。1秒たりの誤差なく時刻表通りにスピードをコントロールしているので、運転士さんはかなり神経を使っているかも知れません。


夕暮れの江差線

2013-08-19 00:40:56 | 2013北海道・江差・小幌駅

 今の時期、18時半を過ぎると暗くなってしまいますが、7月26日、木古内17時51分発 → 江差18時58分着は江差に着いてもまだ明るかった。(当時の日の出 4時5分、日の入 19時5分)あれから1ケ月近くの8月20日は、4時51分日の出、入りは18時33分。
 今だと、神明駅あたりで日没かな。
201308190004
 JRになってからシートの色を変えるところが多いのに、北海道は国鉄時代から変わらず。

 

201308190005  木古内を出て、わずか4分で渡島鶴岡。5分で吉堀駅。
 吉堀を出ると、なかなか次の駅に停まりません。
 時刻表で確認してみると・・・吉堀から隣の神明まで13.2キロ。1番長かった、白大川~只見間の20.8キロより7キロ短いけど、車窓は鬱蒼とした風景ばかり。
 しかもトンネル区間も多し。吉堀までは渡島(おしま)地区、それを超えてしまえば、檜山(ひやま)地区。同じ道内だというのに、稲穂峠があるせいで昔はお国が異なっていたようです。
 神明駅18時22分着、乗降客0名。
 201308190006_2 桂岡駅18時42分。同じく乗降客0名。




201308190007  
 かみのくに 駅。ひらがなだけ見ると「神の国」だと錯誤してしまいそう。実際は「上ノ国」。18時50分停車。

 まもなく、終点、江差ですが・・・海側に座っていた友人が上ノ国から終着駅・江差までの風景を撮ってくれました。私の座ったところは山側なので撮れず。
 江差といっても、日本海側なので、この動画を見ただけで山口県日本海側の故郷を思い出してしまいます。まもなく19時だというのに、まだ明るい。


木古内駅の江差線ホーム

2013-08-17 00:31:42 | 2013北海道・江差・小幌駅
 

201308160004_2わざわざ重たい荷物を担がなくていいように、江差に行くとあらかじめわかっていれば、車内に荷物を置いて途中下車するつもりでした。
 スーパー白鳥25号が17時13分、木古内駅停車。
 ちょうど、江差から来たキハ40 808が17時22分到着。

 「よし、江差行はこの汽車だな!」と車内に荷物を置くと、夏だというのに長袖の制服を羽織った運転士さんが「申し訳ないんですけど~、お荷物はホームへお願いします」と身振り。「これから江差に行くんだけど」「それは、反対のホームです」
 「江差へは、この汽車じゃないって・・ホームに荷物を置くけど貴重品だけ持ち出しだね」と友人にそう伝え、途中下車。
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 語り継ごう!JR江差線のポスター。平成26年5月で終焉を迎えますって、衝撃的なポスター。江差線の非電化区間は光風明媚な風景ばかり続くのに、もったいないこと。

201308170006  みどりの窓口あり。出札係と改札係常駐。
 自動改札機のない駅だというのに、あたかも自動改札機があるかように通路側で座って監視中。

201308170007  自動券売機は1台のみ稼働中。ICカードのエリア外なので、オレンジカードと現金のみ。
 交通系ICカードを所持している人が急増しているので、エリア外でも切符の購入にICカードが使えれば便利なのに~。

201001040012  山口県の何もない、【西】山陰本線・滝部駅も1台設置。
ICカード対応の新型だというのに、わざと使えなくして今は販売されなくなったオレンジカードなら使える。なんと、ちぐはぐ。(写真は2009年12月)

201308170014  下関駅の券売機も頑固。ここは西日本だから、九州のスゴカは断じてお断り。下関の自動改札機にタッチするだけなら認めるが、チャージや利用明細を出すなら関門トンネルを潜ったあとの九州エリアでしなさいと言わんばかりに。会社ごとの線引きをせず6社(本州3社+北海道・四国・九州)共通のグループとして柔軟に対応して欲しい。(写真は2011年3月)

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 駅前の木古内郵便局。私は旅行貯金をやっていない(旅行貯金とは、郵便局のゆうちょ銀行窓口で、好みの金額で入金。千円札1枚でも100円ワンコインでも可。局員さんがハンコばかり押された通帳を見て、各局を巡回していると察してか自局のゴム印押印)けど、友人はちゃっかり、ATM印字。
 今の時間、ゆうちょ銀行の窓口は開いていないけど、ATMのみ稼働。ATMはゴム印がもらえない代わりに取扱店ナンバー印字。山口県は55***、東京都は00***または01***、北海道は90***、沖縄県70***といったように、地域ごとに割り当て。郵便番号の頭3ケタを見ただけで、都道府県名を言い当てられるほど記憶していますが、ゆうちょ銀行の取扱店ナンバーまでは把握できず。しかし、自分の好きな郵便局は言えます。青ヶ島01790、小笠原01794、母島01850、故郷の山口二見は55225。(笑)
 木古内郵便局のポストを確認。ここでも函館郵便局から取り集めに来ているようです。
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 これから江差線の江差方面に向かうので、改札口で「木古内 7.26 北」のスタンプで入鋏。「入鋏」という言葉は、改札口で切込みのパンチを入れるという意味になりますが、現在のスタンプによるチケッターも同じです。いち早く鋏を滅亡させたのはJR西日本。1990(平成2)年8月から導入。他社も追随するように、東海、九州、四国、北海道、東日本でも使われ、1993(平成5)年あたりからJRにおける鋏は廃止。
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 江差線は・・・只見線と同じく奥に追いやられていました。
 メインは駅本屋に近くて、支線は向こうというところはどこでも同じかな。

201308170005  函館からのキハ40 839がやってきました。2両編成ですが、木古内で後ろの1両は切り離し。


201308170004  先に着いた、808号が江差に折り返すかと思ったら、函館からのキハ40 839号が江差に向かうことに。


201308170010  江差までお世話になる、839号に乗り込み。



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 昭和52(1977)年製造でした。同年代といえば、サバを読むなっ!と言われそうですが・・・。

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 平成6(1994)年、苗穂工場でワンマン化工事完了の銘版付。

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 函館からの運転士はここで交替。函館からぶっ通しで江差まで運転すると、自分の所属するところに戻るのが遅くなってしまうので、途中の木古内でバトンタッチ。


木古内駅

2013-08-16 00:45:46 | 2013北海道・江差・小幌駅

 本州と北海道、四国、九州の境界駅はそれぞれ、中小国(蟹田)、児島(岡山県)、下関。岡山からの快速マリンライナーに乗っていると、児島駅で西日本と四国の乗務員交代。高松からのマリンライナーが児島に到着すると、乗務員交代の風景が見られます。山口県の下関駅も、JR九州の電車が到着。電気方式が直流1500V【西】と交流20000V【九】の境なので、西日本への引継ぎは一切なく、自社完結。
 東日本から北海道への引継ぎは、荒涼とした風景が続く蟹田駅。四国や九州への接点は都会続きなのに、北海道への引継ぎは荒れ果ててものすごく寂しいところ。大阪から担当していたトワイライトエクスプレスのJR西日本車掌さんが何もない蟹田で追い出しになってします。
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 竜飛海底駅に停車した、白鳥25号を木古内駅でお見送り。


201308160002  江差線のホームだというのに、長すぎる。
 青函トンネル開通に伴い、電化工事。木古内駅ホームを長くしたのはその頃かも知れません。

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 JR北海道様式の柱に付ける駅名票。
 写真には写っていませんが、「きこない」の下のサッポロビールのコマーシャル付き。
 日本一の辺境、日本一の秘境駅、柱に取り付けた「こぼろ」の下に必ず「サッポロビール」。



201308160003  2015年北海道新幹線・木古内駅開業!!
 上磯郡木古内町という田舎だというのに、新幹線駅という立派な駅舎に生まれ変わるらしいです。
 奥津軽駅も東津軽郡今別町だというのに、新幹線を停車させるため大きな駅舎に。
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 蟹田~木古内間の特急は乗車券のみなので、この切符を見せながら、木古内駅改札通過。「木古内」の下車印を要求し、押印。

201308160005  木古内駅から各方面への案内図。
 旧松前線は、線路が廃止された代わりにバス路線だそうです。


201308160007  駅のまわりは・・・寂しすぎる田舎っ!!
 それでも、駅の中は都会に匹敵するほど。みどりの窓口あり、駅員さんがたくさん駐在。

201308160008  北海道に詳しい友人からのガイド。「木古内駅前の急行という喫茶店は、ものすごく美味しい焼きそばを食べさせてくれる」とのこと。
 今、焼きそばを食べて、江差で夕食。これだとぷくぷく太ってしまう。
 この建物から焼きそばのおいしそうな香りがプンプン・・・・。

201308160004  江差行きのホームにキハ40 808がアイドリング中。
 三厩行のキハ40は、525。
 同じキハ40でも、北海道仕様は窓が二重になっています。
 もちろん、ラインはJR北海道コーポレートカラーのもえぎ色。
 その下のブルーは北海道の寒さを表現しているかと思われます。


いよいよ北海道に上陸!

2013-08-15 00:50:30 | 2013北海道・江差・小幌駅

 立秋を過ぎて間もなく・・・夜でも気温が下がらず、超熱帯夜。室内の温度計が32度や33度。エアコンなしでは暑苦しくって眠れなかったというのに、今日(8月14日)は気温が26度まで下がり、爽やかなよそ風が入るようになりました。今日は快眠できそうです(*^^)v
 北海道を旅したのは7月25日なので、間もなく1ケ月。それまでアップした記事を見直してみると、蟹田から北海道会社線になったとはいえ、竜飛海底駅はまだ本州内。只見線の話は5月に旅して、書き終えたのは7月下旬。北海道はかなり長かったので、当分の間はまだまだ続きそう・・・(笑)

201308150003  今までのおさらい。
 中小国から先はレールが津軽線と海峡線に分かれ、津軽二股と津軽今別で再び一緒。路線図では離れているように見えますが、実は向かい合っています。
 しかし、津軽二股から目の前にある津軽今別までの乗車券を買うと、中小国経由になるので、600円っ!!三厩から竜飛海底まで1230円。
津軽今別駅はほとんど特急が通過するので、いったい1日どれくらい停車するか調べてみたら、函館方面は9時5分発の「白鳥93号」と、15時36分発の「白鳥23号」。青森方面は11時59分発の「白鳥28号」、18時56分発の「白鳥96号」のみ。
 1日2本しか停まらない、秘境駅か!?津軽今別駅は本州最北端のJR北海道だというのに、自社所有の「スーパー白鳥」はすべて通過。485系で運転するJR東日本の「白鳥」は停車。なんと、おかしな話。
 青函トンネルを出て最初に停車する「知内(しりうち)」は道内の駅なので、自社のスーパー白鳥は停車。函館方面の9時38分発はJR東日本「白鳥93号」、2本目は20時02分発の「スーパー白鳥31号」、青森方面は8時47分発「スーパー白鳥22号」、16時32分発の「スーパー白鳥40号」。津軽今別と同じく1日2本なので、新幹線を開業させると、知内は廃駅にして、津軽今別は新幹線の「奥津軽」に昇格するかも知れません。

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 国鉄時代の路線図。今から36年前の1977(昭和52)年。
 本州から北海道に行く乗車券の経由欄に「江差線」と印字されます。
 鉄道ファンでないかぎり、北斗星やカシオペアは江差線を通ることすら知らない方も多いかと思います。
 今の江差線は、木古内駅で運行体系が真っ二つに分かれてしまいますが、昔は函館から江差までレールが結ばれていました。
 しかも、今はなき松前線もありました。

 青函トンネル開通すると、既存する松前線の渡島福島(おしまふくしま)駅(廃止)と連結してそのまま江差線につながる計画があったようです。木古内から函館の江差線は青函トンネルを通過する列車を乗り入れるため複々線にして、電化工事。木古内~江差間は非電化のままで単線。木古内~渡島福島も戸籍上は松前線だというのに、何だか中途半端。

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 旧松前線と並行するように複々線に電化規格のレールを敷設。
 青函トンネルを開業した1988(昭和63)年3月、松前線は廃線に追いやられてしまいました。
 まもなく、江差線も同じような運命になってしまいます。
 北海道新幹線を開通させると、函館~木古内間の江差線は第三セクターに転換。残る非電化の江差線も第三セクターが買い取るようなことはせず、もし、存続させるとしたら、JR北海道の飛び地営業になってしまいます。非電化部分は来年の雪解けを待って、5月廃線が決まりました。


やっと竜飛海底駅地上へ解放

2013-08-13 00:00:00 | 2013北海道・江差・小幌駅

 海底からのケーブルカーでやっと地上の記念館へ解放~!!「これから自由行動になります。15時55分までに、ここへ集合してください」と案内人からメモを渡され、時間を見ると15時15分。わずか40分しかありません・・・。
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 記念館内のレストランで休憩する人もいれば、記念館周辺を散策する人も。


 友人は「40分の間に郵便局は無理かな??階段国道にも行ってみたい」と言っていましたが、地上周辺の地理に疎くて、どこに郵便局や階段国道があるか見当つかず。無理に行かないほうがいいと判断。
 実は、このあたりだとお昼に行った、三厩駅からわずか14キロしか離れていません。三厩から竜飛海底は直接つながっていないので、わざわざ蟹田を経由しなければならない。三厩から竜飛海底の乗車券(経由:津軽・海峡)を購入すると・・・三厩から中小国【JR東・地方交通線】24.4キロ+中小国から竜飛海底【JR北・地方交通線】35.8キロ、合計60.2キロ。1110円+JR北海道分の加算額120円=1230円になります。
 しかし、竜飛海底駅に降りられるのは、竜飛海底駅見学整理券を所持している人だけなので、みどりの窓口で竜飛海底までの片道乗車券を求めようとしても、竜飛海底から木古内までの乗車券と、見学整理券と一緒でなければ売ってくれません。
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 これでも国道336号線。地図を見ると、こんな最果ての地でも、ホテルや旅館や民家も・・・。
 しかし、日本海側なので、冬季の間は、強風の世界。山口県の故郷も日本海側の小さな漁村。北からの冷たい風が吹き付け、海も白波が際たち、荒々しくなります。もしかすると、北海道より厳しい寒さかも。年末年始に故郷に帰っても、氷点下の世界、寒さに堪えてしまいます。温暖な山口県のはず、日本海側だけは表情が異なります。
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 竜飛海底駅の地上。本当に何もない田舎です。


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 本州最果てだから、まるで伊豆諸島最南端・青ヶ島の風景かな??



201308120007  家が建っているのが見えます。
 こんな場所で暮らしているなんて、すごいな~と思っていましたが、青ヶ島と同じく、ヘリポート付近の岡部・中原地区のみ住宅地。
 あとは自然の宝庫。

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 記念館全景。



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 もうすぐ8月だというのに、アジサイ。
 このあたりの気候は東京より2ケ月遅れかな。
 最果ての地は寂しすぎる風景でした。

 冬の間はさぞかし、大変だろうな。竜飛海底駅の営業は、平成25年11月20日までになりました。それ以降は北海道新幹線開業工事に備え、廃駅になってしまいます。
 北海道新幹線開通後は新青森駅がJR東日本とJR北海道の境界駅になってしまいます。本州内で唯一のJR北海道の駅、津軽今別駅は、奥津軽駅として開業かな・・・??
 気になるのは、北海道新幹線開業後、旅客は新幹線のみにするらしいなので、在来線として青函トンネルを通過していた上野発の寝台特急・「北斗星」や「カシオペア」、大阪発の「トワイライトエクスプレス」、青森-札幌間の「急行はまなす」の存続。
 北斗星を存続させるとしたら、【区】東京都区内から【札】札幌市内行きの経由欄は「東北・盛岡・目時・青森・海峡・(江差線は第三セクターに変わるので)木古内・函館線・室蘭線・千歳線」になるかも知れません。JRの北斗星がいわて銀河鉄道と青い森鉄道、北海道の旧江差線が第三セクターに変わり、3社を跨る形に・・・。


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