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韓国大統領府幹部は「慰安婦問題は一時合意直前まで行ったが、日本が土壇場で立場を変えた。

2015-10-29 | 朝鮮日報日本語版

韓中日首脳会談:韓国、「米国の立場を代弁する安倍」を警戒

 

  3年半ぶりに実現した韓中日3カ国の首脳会談が11月1日に開かれるのを前に、最近アジア太平洋地域の安全保障問題として浮上した南 シナ海問題が不確定要素となっている。専門家は「日本が南シナ海問題で中国と対立している米国の立場を代弁し、中国と対立した場合、ようやく3カ国による 『友好の場』をお膳立てした韓国は苦しい立場となる」と話した。一部からは「南シナ海の波風が3000キロ離れたソウルを襲うかもしれない」との言葉も聞 かれる。

 中日の衝突が確実な南シナ海問題が二国間または3カ国首脳会談の公式議題として取り上げられる可能性はほとんどな い。しかし、公式議題ではなくても、日本の安倍晋三首相が3カ国首脳会談または同時開催される中日首脳会談などでこの問題を取り上げる可能性に専門家は注 目している。

 国策シンクタンク関係者は28日、「東シナ海で尖閣諸島(中国名・釣魚島)の領有権をめぐり中国と対立してきた日本にとって南シナ海問題は切迫した問題だ。安倍首相は中国の李克強首相の前で南シナ海問題に言及するのではないか」と語った。

  峨山政策研究院のポン・ヨンシク上級研究委員は「中国が先に取り上げ、日本が反応することも考えられる」と指摘した。外交関係者は、3カ国首脳会談で中日が南シナ海問題で対立した場合に生じる状況を懸念している。韓国外交部(省に相当)の元職員は「3カ国協力の未来を話し合うために集まった首脳が対立する状況となれば、議長国の韓国としては最悪のシナリオだ」と話した。

 南シナ海問題が韓日首脳会談で取り上げられるのではないかとの見方もある。世宗大の保坂祐二教授は「安倍首相は以前から韓国に対し中国問題を取り上げたがっていた。北東アジアの周辺情勢を説明する過程で北朝鮮問題とともに南シナ海問題に言及する可能性がある」と予想。ポン研究委員も「安倍首相が韓国の懸念する集団的自衛権を弁護する過程で南シナ海問題に言及するのではないか」と指摘した。集団的自衛権が米国のリバランシング政策と一致しており、韓米日3カ国の協調という意味合いで韓国も米日と歩調を合わせるべ きだという趣旨で取り上げられる可能性だ。

 実際に南シナ海での緊張は米国のリバランシング政策と安倍首相に対抗する中国の「接近阻止・領域拒否 (A2AD)戦略」がぶつかってことで生じたという分析が聞かれる。すなわち、安倍首相はリバランシング政策に積極的に賛同する日本と米中の間であいまいな立場を取ってきた韓国の状況を対比し、韓国を苦しい立場に追い込む可能性があるということだ。

 一方で、むしろ韓国が南シナ海問題を進んで取り上げるべきだとの意見もある。韓国外交部の北東アジア局長を歴任した東西大の趙世暎(チョ・セヨン)特任教授は「慰安婦問題もそうだが、今回の会談ではこれといった成果が期待できない。むしろ非公開を前提として韓日首脳が南シナ海問題のような地域情勢を突っ込んで話し合う方が生産的だ」と主張した。

 韓日関係で最大の懸案である日本軍の従軍慰安婦問題は、今回の会談でも解決策を見いだすのは困難とみられる。韓国大統領府(青瓦台)幹部は「慰安婦問題は一時合意直前まで行ったが、日本が土壇場で立場を変えた。(会談結果は)韓国が期待する水準にはるかに満たないものになるはずだ」と話した。

 韓日両国は今年前半、▲日本の首相による謝罪書簡作成▲元慰安婦の女性に日本の駐韓大使から手紙を送る▲日本政府の予算で被害者補償を行う――などの点を柱とするいわゆる「佐々江案」を参考にして、妥協点を探っていたとされる。

 しかし、日本政府が今年7月に突然強硬な態度に転じた。同幹部は「7月に(朝鮮人強制徴用の歴史がある)日本の近代産業施設の世界遺産登録過程で日本の外務省が韓国外交部との交渉を誤ったと批判されたことが決定的だった」と分析した。

  共同通信によると、安倍首相は28日夜、日本メディアに対し、「朴槿恵(パク・クンヘ)大統領と慰安婦問題を含め、率直に意見交換したい」と述べた。安倍首相は「(朴大統領と)未来に向かってどんな関係を構築するかについても率直に話し合いたい」とした。また、韓中日3カ国首脳会談については、「経済、文化、安全保障、環境、人的交流などさまざまな分野で胸襟(きょうきん)を開き、率直に意見を交換したい」と語った。

李竜洙(イ・ヨンス)記者

北朝鮮を正常な隣人関係の枠組みの中に招き入れることは、3国の課題であり、義務でもある」と力説した。

2015-10-29 | 聨合ニュース

慰安婦問題 「外交交渉を正式に始めるべき」=村山元首相

2015/10/29 08:45 

【ソウル聯合ニュース】村山富市元首相は29日、ソウル市内のホテルで開かれる「世界平和会議」(韓国統一部、統一準備委員会共催)の発表文 で、旧日本軍の慰安婦問題と関連し、「(来月2日に)日韓首脳会談が開かれる。朴槿恵(パク・クネ)大統領の努力に応えて、安倍首相が決心を固め、慰安婦 問題解決のための外交当局間交渉を正式に始めるべきだ」と主張した。その上で、「真剣な交渉をすれば、解決策は見つかる」と強調した。

 両国の首脳会談は慰安婦問題などで開かれず、2012年5月以降、約3年半ぶりに開催されることになった。朴大統領と安倍首相が就任してから初の会談となる。

  村山氏は「朴大統領は強く慰安婦問題の解決を求めている。この問題が障りとなって、首脳会談が長く開けない状態が続いた」と指摘。「その間、日韓関係が驚 くほど疎遠になり、国民レベルで反感を助長する動きも現れた。事態を打開するのは首脳の責任」として、安倍首相の「決断」を求めた。

 ま た、「日朝関係の正常化は南北関係にも必ず好ましい影響を及ぼす」として、日本と北朝鮮の国交正常化の必要性を強調。「日朝関係を正常化して貿易を再開す れば、日本としては拉致問題も、核ミサイル問題も、経済協力問題もより良く話し合うことができる」との考えを示した。

 北朝鮮の核問題については、「6カ国協議を再開しなければならない」として、「北朝鮮が協議期間中は核実験を行わない、核兵器開発を進めないと約束すれば、6カ国協議を再開するということにするのも良い」との認識を明らかにした。

 6カ国協議では北朝鮮の核問題だけでなく、北東アジアの軍縮問題も取り上げる必要があるとして、「そのためにも日韓中の首脳会談に期待する。北朝鮮を正常な隣人関係の枠組みの中に招き入れることは、3国の課題であり、義務でもある」と力説した。

 

kimchiboxs@yna.co.kr


近く三カ国間会議を開く。これは朝鮮半島の問題、南北朝鮮の和解にとってもメリットがある。

2015-10-29 | 中国人民網日本語版 

中日韓首脳会議が期待されるわけ

人民網日本語版 2015年10月29日13:07
 

中国、日本、韓国の首脳は今月末から来月初めに韓国の首都ソウルで二国間、三カ国間会議を開く。三カ国の専門家やメディアは今回の会議に一致して期待し、歓迎的姿勢でいる。新華網が伝えた。

中日韓首脳会議は2008年12月に始まった。中日韓首脳はASEANプラス3(中日韓)の枠組外で初めて日本の福岡で会議を行い、未来志向、全方位的協 力のパートナーシップを構築することを決めた。三カ国は三カ国首脳会議を制度化し、三カ国の持ち回りで毎年開催することを決めた。この制度は2012年5 月まで続いた。

近年、中日間の領土問題、第2次大戦に関する日本の歴史認識問題、日韓間の慰安婦問題などが山積し、三カ国は問題の突破口を遅々として見いだせずにいる。これが首脳会議が中断した大きな原因だ。

三カ国会議について、山口大学の纐纈厚副学長は「中日両大国はアジア地域の平和・安定維持において重要な役割を演じており、重要な責任を担う。中日両国の 互恵関係構築は極めて大きな成果をもたらす。三カ国首脳は小さな対立点は保留して大きな一致点を求めるべきであり、今回の会議はこの目標を達成する絶好の 機会だ。三カ国首脳が胸襟を開いて、アジアの人々に幸福をもたらす方法について意見交換することを期待する」と述べた。

中国社会科学院アジア太平洋研究所北東アジア研究センターの朴鍵一センター長は「3年余りの中断の後、第6回中日韓首脳会議が韓国・ソウルで開催される。 これは今年の中国外交の北東アジアにおける最も重要な活動だ。中日韓3カ国のアジアにおける規模を考えると、今回の首脳会議は北東アジアだけでなく、アジ ア全体にも重要な影響を与え、アジアの今後の発展の方向を決めさえする」との認識を示した。

三カ国首脳は多くの重大な議題について議論し、経済・貿易、人的・文化分野の交流や協力の推進にも積極的な役割を発揮する。

過去においては中日、中韓、韓日二国間の交流が比較的多かった。現在三カ国間の形式の助けを借りて、三カ国間の関係は一層安定し、一層の好循環を実現する。これは朝鮮半島の問題、南北朝鮮の和解にとってもメリットがある。

今回の首脳会議について韓国メディアは「韓日間の懸案は1回の対話で全て解決することは困難だが、首脳たちが正式に対話すること自体が重要な第一歩だ」と指摘。1回で満たされることはないが、和解の火は継続していかなければならないとした。(編集NA)

「人民網日本語版」2015年10月29日