ひびレビ

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氷菓 第21話「手作りチョコレート事件」

2012-09-10 07:31:29 | 2012年アニメ
氷菓 第21話「手作りチョコレート事件」

来年は満足のいく傑作を作ってみせる・・・摩耶花が里志にそう告げてから1年。摩耶花は里志に渡すバレンタインのチョコレート作りに四苦八苦していた。もちろんこの事は里志には内緒。千反田も出来る限りの協力をし、何とかチョコレートは完成。ちなみに千反田家では「本当に親しい方」にはお歳暮などを贈らないので、千反田から奉太郎に対するチョコレートも無し。最近は壁が足りなくなりますww

摩耶花は漫画研究会を抜けられないため、チョコレートは古典部部室に置いたまま。みぞれが止むのを図書室で待つことにした奉太郎のもとへ、二度千反田がやってくる。一度目は里志を探しに、二度目はチョコレートが無くなった事を告げるために里志と一緒だった。
千反田が里志を探しに行っている15分足らずの間にチョコレートは無くなっていた。部室に通じる4階への階段は2箇所あるが、1箇所は通行できず、もう1箇所の踊り場で作業していた工作部員曰く、通ったのは千反田たち3人だけだという。

となれば犯人は5時過ぎでも残っている、古典部と同じ階に部室を構える天文学部の誰かではないか。摩耶花のチョコレートを取り戻そうと必死になる千反田を何とか抑えつつ、冷静に話を伺う奉太郎。しかし天文部員の誰もチョコレートに見覚えは無いという。さすがにいきなり犯人扱いされたら機嫌悪くなるよなぁ。
チョコレートは見つからず、摩耶花はチョコが盗まれたと知って、「ちょっときつい」と残して帰ってしまう。千反田は多少強引な手を使ってでも取り戻そうとするが、それを奉太郎が引き止める。引き止められた千反田はどこか悔しそうな感じで涙を流していました。そして奉太郎は自分に任せてくれないかと告げる。奉太郎には犯人の見当がついていた。それは天文部員の女性部員。彼女ならばチョコレートを脚にくくりつけ、それをスカートで隠す事が出来る。他の男子部員ではどうにもかさばってしまって不自然である。


千反田が帰った後、奉太郎は天文部によらずに里志と下校する。その最中、里志から巾着袋を預かり、1回振って中身を確かめた後に里志に返却する。摩耶花のチョコレートを盗んだのが里志だったと、奉太郎は最初から気づいていたのだった。工作部員からポスターの角度に対する意見を求められた時の「下げすぎたね」という言葉が決定的だという。これで「女郎蜘蛛の会」の時の借りは返したと奉太郎。

里志が摩耶花の手作りチョコレートを、割ってまで巾着袋に入れて盗んだ理由。以前の里志は勝つことへのこだわりを見せていた。だが奉太郎は久しぶりに里志とゲームで対戦した際、以前の里志と異なるスタイルだった事に気づいていた。昔の里志は様々な事にこだわり、第1人者になろうとしていた。しかし、勝ちたがっていたのに、勝ったとしてもつまらなかったと里志。そして里志は面白い勝ち方をしなければ面白くないと思い、こだわらない事にこだわるようになっていった。
そんな里志の気がかりは他でもない摩耶花。摩耶花は良い子であり、そんな子が自分といたいと言ってくれる事は嬉しい。けれども摩耶花にだけはこだわりを見せても良いのか里志は迷っていた。摩耶花にこだわったら、また昔の自分に戻ってしまうのではないか。そもそも、そこに摩耶花はいるのか。

当の摩耶花との間でも、バレンタインデーは2人とっての試験日だった。摩耶花はチョコが盗んだ犯人が誰か気づいており、それが答えだという事にも気づいていた。これで里志の話は終わり。最後に答えられる目処は立っているのかと問う奉太郎に対し、もう少しだと里志。

そしてその夜、里志が摩耶花に話がある、と電話している一方で、奉太郎は千反田に約束を守った事を告げる。千反田は帰り道に摩耶花から里志がチョコを盗んだ事、バレンタインデーが試験日だったという事を聞いて知っていたが、特にそこについては触れず。そうして手作りチョコレート事件は終わり・・・


感想
今回こそは苦いだろう!と思ったら若干甘さが残っている改変が行われた模様です。千反田が真相を知る事、里志が摩耶花に電話をかけたことなどは原作からの追加っぽいですね。あの苦さも良かったのですが、こちらの改変も十分考えられる内容ですので、良かったかなと。ただ里志と摩耶花の件についてはもっと深く知りたいところです。概算の説明だけじゃ、私、物足りないです!

さて今回は里志と摩耶花とチョコレート。こだわり続けていた里志はこだわるのをやめた。けれども摩耶花にはこだわっても良いのか。自分の信念を、ポリシーを曲げるかどうかの瀬戸際に立たせるくらい大切な人と出会った里志。好きなら付き合えば良い、好きなんだから特別扱いしても良いと思ってしまうのは、私が里志ではないからでしょうね。
「摩耶花にこだわりたいからこだわる」。けれども、そこに摩耶花はいるのか。1年間、もしくはそれ以上待った摩耶花に対し、そんな答えでは彼女を傷つけてしまうでしょう。散々回答を待った後に「付き合いたくなったから付き合ってください」なんて回答されたら嫌ですしね(汗。相手をどのように思っているのか、自分自身の気持ちだけではなく、摩耶花の思いにどう里志が応えるのか。

次回は「遠回りする雛」。さぁ、ショータイムだ!

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4 コメント

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ほろ苦いチョコレート (いけやん)
2012-09-12 01:00:40
久々にほろ苦いお話でしたねぇ。しかし、原作と比べて若干フォローというか味付けがされていました。
里志は結論を出さずじまいでしたが、アニメ版の里志は摩耶花に電話をかけていました。どんな感じのやりとりがあったんでしょうねぇ。
えるも摩耶花から真相を告げられて、天文部員への誤解も解けました。「ケーキ食べに行こう!」 「はい!」。
この辺り原作ではほろ苦さというか、どん詰まりな後味の悪さもあったので、この改変は救いがあってよかったと思います。

結局里志は今回も返事をすることから逃げてしまいました。答えを「保留」したといえば聞こえはいいですが、まぁ逃げたのと同義ですよね(汗)
少なくとも1年は待った摩耶花に対し、「保留」延長は失礼だったかなと。しかも疎遠になっていたのならともかく、部活で一緒だったわけですし…。結局里志は自分に自信がなかったのかなぁ。自分が摩耶花と釣り合っているのかが不安だったのかも。
それでも里志を見放したりしない摩耶花は健気なものです。待たされるのって決して楽じゃないはずなんですけど…待つだけの価値があると里志のことを認めているんでしょうね。

奉太郎に関しては、えるを泣かせる奴は里志でも許さん…って感じですかねw 「やらなくていいことはやらない」という奉太郎ですが、えるを助けることは彼にとっていつしかやるべきこと…あるいはやりたいことになった、ということなのかもしれません。
今回の奉太郎はかっこよかったです。

次回は最終回っすか。うう…(´;ω;`)
いけやんさんへ (アル)
2012-09-12 07:29:34
おはようございます。

>この辺り原作ではほろ苦さというか、どん詰まりな後味の悪さもあったので、この改変は救いがあってよかったと思います。
個人的には原作を読んだ時に「奉太郎でも全てが解決できるわけではない」「何もかもが上手くはいかない」といった感じがして、あれはあれで好きでした。もちろん、この救いのある終わり方も好きですけども。

>それでも里志を見放したりしない摩耶花は健気なものです。待たされるのって決して楽じゃないはずなんですけど…待つだけの価値があると里志のことを認めているんでしょうね。
同じ部活で、近くにいて、それでいて返事を待ちながら1年間を過ごす。里志の言うように、本当に良い子ですね、摩耶花は。データベースは結論を出せない。
こんばんわ (黒い人)
2012-09-12 23:35:25
逃げる為の方便とは言え、「テンパリング」(チョコを温度管理しながら冷やして固める技術)を蔑にする発言はデータベースとしては無理を感じていたのかなぁと思ったりしました。ここら辺の結晶の形成と温度関係を利用した物質特性の操作という技術は金属なら「焼きなまし」「焼き入れ」チョコなら「テンパリング」と言った具合に人生を捧げなければ究められない技術だったりします。
演出とオリジナル場面の影響で、えるの内面がただ漏れですね。お中元の場面で奉太郎に対してえるに準ずる影響力を持つ入須先輩がチョコを渡してきたらどんな反応をしたのかが私気になります。
ハイライトの消えた瞳で「良かったですね。折木さん、ちゃんと味わって食べないといけませんよ」と言ってきそうな気がしませんか?
黒い人さんへ (アル)
2012-09-13 07:33:23
おはようございます。

>ここら辺の結晶の形成と温度関係を利用した物質特性の操作という技術は金属なら「焼きなまし」「焼き入れ」チョコなら「テンパリング」と言った具合に人生を捧げなければ究められない技術だったりします。
初めて聞く技術です。そういった職人技を間近で見てみたいものです。

>演出とオリジナル場面の影響で、えるの内面がただ漏れですね。お中元の場面で奉太郎に対してえるに準ずる影響力を持つ入須先輩がチョコを渡してきたらどんな反応をしたのかが私気になります。ハイライトの消えた瞳で「良かったですね。折木さん、ちゃんと味わって食べないといけませんよ」と言ってきそうな気がしませんか?
原作読んでると内面をここまで感じないので、やはり映像がつくと違うものだなと思いました。奉太郎がチョコを受け取った際の千反田の反応は、ちょっと怖いですね(汗。その後のホワイトデーでも「ちゃんとお返ししなければなりませんよ」とか言ってきそうです。

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