「映画 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン」を見ました。若干のネタバレを含みます。
本作の舞台は死の国ハーカバーカ。ギラがシュゴッダムの王となる戴冠の儀式の日に、彼の幼馴染でハーカバーカへの水先案内人でもあるデボニカによって一同は死の国へと旅立つものの、そこでギラは初代国王ライニオールとデボニカにまつわる衝撃の事実を教えられる……という物語。
本作の鍵を握る一人であるライニオールは、先日放送された第21話でもその功績が語られた人物。誰がチキューの王となるかで揉めに揉めた末、自分が王であると認めさせるべく、4人の英雄たちの得意分野で全勝し、国を5つに分けてそれぞれを収めさせた……と。ギラくんの勝負の内容がアレだったので、ライニオールはどんな素っ頓狂な勝負をしたんだろうなぁと初見では思っていましたが、本作で描かれたライニオールの存在感はそんなことを忘れさせるくらいに圧倒的でした。
そんな彼が突きつける「王道」に対し、ギラくんは如何なる「王道」を示すのかが見どころの一つとなっているほか、彼が戦いの後に国王ギラに向けて放った言葉も印象的です。最後まで威厳や風格を失わず、「倒すべき敵」ではなく「考えの異なる王」として描かれていたのもポイント高いですね。
そんなライニオールと深い関わりを持つデボニカを演じるのは、声優の佐倉綾音さん。聞きなれた声だからというのもありますが、声が非常に聞き取りやすく、言葉一つ一つがスッと心に入って来るあたり、さすが声優さんだなと。顔出し出演の経緯についてはパンフレットのインタビューに掲載されています。
あくまでもメインはライニオールで、デボニカは案内人的なポジションであまり出番は無いのかな?と思っていたのですが……ライニオール同様、この短い時間で抜群の存在感を発揮し、かなり好きなキャラクターになりました。テレビシリーズの最終回で、コガネちゃんたちと仲良くしている様とか凄く見たいので、また出演していただけたら嬉しいですね。
また、死の国ではそれぞれの王たちの戦いも繰り広げられますが、中でもカグラギは先代国王(女王殿)であるイロキと対面。ラクレスが何かを隠していたように、彼女もまた単に我が身惜しさで食料を独占していたのか、あるいは別の目的があったのか。裏切らざるを得ない理由があったのかどうかは分かりませんが、イロキもカグラギ同様、一筋縄ではいかない人物でしたね。彼女の予見が今後のカグラギにどう影響するか、気になります。
イロキを演じられるのは雛形あきこさん。パンフレットでは夫の天野浩成さんについても触れられています。出演していないのにこの存在感、やっぱ橘さんの重みは違うな……
さて、スーパー戦隊の夏映画といえば、夏映画限定の新たなロボットが出てくることもありますが、本作ではそもそもロボ戦が無いです。これは話の流れ上やむを得ないとは思いますが……何でOP流れないんですか!?王様揃い踏みの場面で流せたのでは!?出来ることならEDでギーツ勢も含めてみんなに踊ってもらいたかった……!
あ、あとゴローゲさんもいません。肝心な時にいねぇな!?
とまぁ、若干の不満もありましたが、概ね楽しめたキングオージャーの映画でした。
本作の舞台は死の国ハーカバーカ。ギラがシュゴッダムの王となる戴冠の儀式の日に、彼の幼馴染でハーカバーカへの水先案内人でもあるデボニカによって一同は死の国へと旅立つものの、そこでギラは初代国王ライニオールとデボニカにまつわる衝撃の事実を教えられる……という物語。
本作の鍵を握る一人であるライニオールは、先日放送された第21話でもその功績が語られた人物。誰がチキューの王となるかで揉めに揉めた末、自分が王であると認めさせるべく、4人の英雄たちの得意分野で全勝し、国を5つに分けてそれぞれを収めさせた……と。ギラくんの勝負の内容がアレだったので、ライニオールはどんな素っ頓狂な勝負をしたんだろうなぁと初見では思っていましたが、本作で描かれたライニオールの存在感はそんなことを忘れさせるくらいに圧倒的でした。
そんな彼が突きつける「王道」に対し、ギラくんは如何なる「王道」を示すのかが見どころの一つとなっているほか、彼が戦いの後に国王ギラに向けて放った言葉も印象的です。最後まで威厳や風格を失わず、「倒すべき敵」ではなく「考えの異なる王」として描かれていたのもポイント高いですね。
そんなライニオールと深い関わりを持つデボニカを演じるのは、声優の佐倉綾音さん。聞きなれた声だからというのもありますが、声が非常に聞き取りやすく、言葉一つ一つがスッと心に入って来るあたり、さすが声優さんだなと。顔出し出演の経緯についてはパンフレットのインタビューに掲載されています。
あくまでもメインはライニオールで、デボニカは案内人的なポジションであまり出番は無いのかな?と思っていたのですが……ライニオール同様、この短い時間で抜群の存在感を発揮し、かなり好きなキャラクターになりました。テレビシリーズの最終回で、コガネちゃんたちと仲良くしている様とか凄く見たいので、また出演していただけたら嬉しいですね。
また、死の国ではそれぞれの王たちの戦いも繰り広げられますが、中でもカグラギは先代国王(女王殿)であるイロキと対面。ラクレスが何かを隠していたように、彼女もまた単に我が身惜しさで食料を独占していたのか、あるいは別の目的があったのか。裏切らざるを得ない理由があったのかどうかは分かりませんが、イロキもカグラギ同様、一筋縄ではいかない人物でしたね。彼女の予見が今後のカグラギにどう影響するか、気になります。
イロキを演じられるのは雛形あきこさん。パンフレットでは夫の天野浩成さんについても触れられています。出演していないのにこの存在感、やっぱ橘さんの重みは違うな……
さて、スーパー戦隊の夏映画といえば、夏映画限定の新たなロボットが出てくることもありますが、本作ではそもそもロボ戦が無いです。これは話の流れ上やむを得ないとは思いますが……何でOP流れないんですか!?王様揃い踏みの場面で流せたのでは!?出来ることならEDでギーツ勢も含めてみんなに踊ってもらいたかった……!
あ、あとゴローゲさんもいません。肝心な時にいねぇな!?
とまぁ、若干の不満もありましたが、概ね楽しめたキングオージャーの映画でした。