ポケットモンスターSPECIALのXY編、第5巻はグリーン本格参戦!発売から半年経っての更新ですいません(汗。
第28話「ハッサム、受ける」
フラダリがポケモンの村で自主トレを続ける一方、ワイはアブソル捕獲にチャレンジ。ニンフィアで交戦しつつもフェアリータイプの技は使えないので、「スピードスター」か「でんこうせっか」で少しずつ体力を削る作戦に出ていました。ということは、ワイのニンフィアの特性は「メロメロボディ」ですね。「フェアリースキン」のイメージしかなかったので、基本特性を忘れかけてました(汗。
アブソルは逃げもしなければ攻撃もしてこない。まるで捕まえられに来たかのよう。「わざわいポケモン」の分類名は、災厄の起きる場所を察知して現われるためであり、それを人間に告げて災厄の回避に協力することもあるとエックス。RSE、ORAS編ではお馴染みです。
そうと知ったワイは、一緒にフレア団と戦うために力を貸してほしいと叫び、その思いに応えるかのようにアブソルはボールの中へ。しかしまだアブソルナイトは無く・・・
一方エックスはカイロスを捕まえようとするも、バトルはともかく捕獲に関しては下手な模様。そういえば今まで捕獲が描かれたことはありませんでした。
そんなエックスの投げ方を上空から指摘するのはリザードンに乗ったグリーンと同情していたカルネ!あれこれと指示するグリーンに苛立つエックスは、カイロスの古傷に気づくと戦う相手はグリーンだと指し示し、行き場を失った闘争本能を一緒にぶつけようと誘い、結果ストライクが元気になるまで修行も兼ねて、ということでカイロスが仲間に。
相変わらずロマンチックなセリフを放つグリーンですが、ボールが壊れた時に見せた表情はレアですね(笑。
第29話「ルチャブル、襲う」
フラダリが怪しい、というトロバたちの言葉を信じられなかったプラターヌは、罪滅ぼしも兼ねてゼニガメと一緒にヒャッコクシティの日時計を波長計を用いて調査中。すぐ側に生き物がいる気配を感じていましたが、それもそのはず、日時計の真後ろにはジガルデがたたずんでいました。ちなみに、最初に読んだ時はジガルデの存在に気がつきませんでした(汗。
エックスたちはヒャッコクシティの入り口で2匹と別れた後、日時計でプラターヌがルチャブルたちに襲われているのを目撃。新たに「ルット」と名づけられたカイロスは目をつぶったままルチャブルの攻撃を完璧に回避。カイロスのフランス語名が「Scarabrute」だそうなので、ニックネームもそちら由来でしょう。
助けたプラターヌによると、日時計とキーストーンが発する波長は同じもの。しかし最終兵器発動以降、波長は変化して所持者の位置を追跡できなくなった模様。そして20時を過ぎた途端、キーストーンが輝きだし、その光に照らされるるうにメガストーンが光りだす。
アブソルナイト、カイロスナイトを探すべく、ティエルノとサナはエックスとワイからそれぞれキーストーンを預かり、メガストーン探しに走り出す。一方エスプリの中の人は一瞬意識を取り戻しかけていましたが、再び催眠にかけられてワイと対峙し・・・
第30話「カイロス、化わる」
ワイがエスプリのボールジャックの恐怖に怯える一方、ティエルノとサナはメガストーン探しに奔走中。目当てのアブソルナイトは見つかるも、残るカイロスナイトが見つからない。21時が迫る中、徐々に薄れる光を頼りに向かった先では、ゴローンやサナギラスといった大勢のポケモンたちが生体エネルギーを失った状態で倒れており、メガストーンは倒れたボスゴドラの下に。このシーン、結構怖いものがありますね・・・
絶望するサナに対し、ポケモンたちが「生きたい」って思うような世界にこのカロスを戻すんだ!と励ますティエルノ。サナもその言葉に心動かされ、2人とヘイガニ、エネコでボスゴドラを動かすべく奮闘・・・
重さ360kgのボスゴドラを動かす少年少女と進化前ポケモン・・・まぁ、最近でも重さ1トン近くあるポケモンをバッグに入れて頑張る少女もいましたしね(汗。
その頃、ルチャブルを退けたエックスは街中でワイと合流。しかし「ワイだったら単独行動を真っ先に詫びる」「エックスを『あなた』とは呼ばない」と、すぐさまワイの様子がおかしいことに気がつき、カイロスがワイの頭を挟み込み、そのまま「バキャ!!」と容赦なく粉砕。偽物だとはわかっていても、これまた結構衝撃なシーンです。
変身機能が解けたエスプリの手にはゼルネアスが。しかしエックスの元にも仲間と、仲間が集めてくれたメガストーンが!エックスはメガカイロスへ、ワイはメガアブソルヘとそれぞれのポケモンをメガシンカさせ・・・
第31話「ジガルデ、現る」
所変わって10番道路の列石前。バラは「変な髪形の科学者」が「ここの石には不思議な力がある」といっていたという住人の証言をもとに調べたところ、列石が3000年前にAZが作った古代の吸収盤であることが判明。
変な髪形の科学者って、どう考えてもアクロマですよね。最近連載が再開されているBW2編でも動いていますが、こっちでもまた余計なことを・・・しかし、サン・ムーンではそういった悪人の部分が見えてこない。善とも悪とも言い切れない、奇妙なキャラクターです。
ここでは街中にジガルデが出現し、グリーンとカルネによると「エスプリの手で捕獲されたように見えた」とのこと。
第32話「カラマネロ、仕掛ける」
フラダリとの再戦に怯えつつも、チームは完成したと意気込みを新たにするエックス。そんな彼の耳に聞こえてきたのは、ダイノーズと共に何かの作業をする四天王・ガンピと、同じく四天王ドラセナの姿。あれこれとエックスを気にかけすぎる2人を止めたのは、珍しく軽装なカルネでした。いつももこもこの翼みたいなものを纏っていましたから、こうした姿も新鮮ですね。
ともあれ翌日、エックスたちはボールジャックを警戒し、手持ちを外に出した状態で村へ向かうことに。しかしゼルネアスはエネルギーが回復していないためボールの中におり、エックスのリザードも皆のメガストーンが光ってからボールから出ようとしなくなった模様。
ガンピが道すがらに目印を出現させ、ズミはランチを、ドラセナはドラゴンのエキスパートとしてジガルデの情報をくれました。それぞれの特徴を生かした、ナイスアシストです。
かなりの大所帯で移動となったわけですが、確認できるグリーンの手持ちはリザードン、ハッサム、ドサイドンの3匹。ポリゴン2やキュウコン、カイリキーといった面子はお留守番でしょうか。
道中、霧が出てくるといきなりゲコガシラがゲッコウガに進化し、皆の顔に「みずしゅりけん」をぶつけてきました。グリーンとカルネはゲッコウガが警戒を促していると察していましたが、手裏剣じゃなくて泡でも良かったんじゃないですかね(汗。
しかし警戒したものの、全員クセロシキのカラマネロの「さいみんじゅつ」で眠ってしまうことに。狙いが的中して笑うクセロシキでしたが、罠にかかったフリをしていたエックスとゲッコウガが反撃開始!先の「みずしゅりけん」は耳栓をするものであり、ゲッコウガ自身は巻きつけた舌で耳を塞いでいたため無事だったとのこと。「さいみんじゅつ」って目を見てかけるものだと思ってましたが、カラマネロの場合は耳からかけるものだったようで。
それにしても、ここでのエックスとゲッコウガのコンビネーションはとても光って見えました。ポケパルレ(リフレ)ではボーっとしている表情を見せるゲッコウガですが、バトルとなると一転、凛々しい表情を見せてくれます。これはエックスにも同じことが言えるのではないでしょうか。普段は体育座りをしたり、ぼんやりとした目つきをしていながらも、バトルではキリッとした表情になる。そんな似たもの同士のお似合いコンビだと感じました。
クセロシキがわざわざ出向いてきたのは、村に近寄らせないため。その村には、今も変わらずスプーンを持ったあのポケモンの姿が・・・!
第33話「ブリガロン、守る」
クセロシキ明は人やポケモンを意のままにできるような研究をするべくフレア団に加入。しかし倫理観が研究を躊躇わせていたようですが、きっかけはマーイーカの進化の時でした。進化方法に行き詰ったクセロシキに対し、逆転の発想といってマーイーカーをひっくり返し、カラマネロに進化させてみせたフラダリ。この時、進化を喜ぶカラマネロがちょっと可愛いです(笑。
どんなに与えても傷つく人やポケモンが消えることはない。ならばと平等に与えるのではなく、平等に奪えばいいと語るフラダリ。クセロシキも「価値ある人間と価値なき人間が同じ倫理観に従う必要は無い」ということに気づかされたとのこと。悩みが一掃されたカロスは美しいかもしれませんが、それはある種の諦めにも思えます。
「あわ」で素早さを落としたつもりが特性「あまのじゃく」で素早さが上がってしまったカラマネロ。親ではないエックスではゲッコウガの力を100パーセント引き出すことはできないため、「かげぶんしん」でその場を凌ぎつつ、全員を起こすことを優先したエックス。しかし全員が起きる前に「ひっくりかえす」で「かげぶんしん」は打ち消され、ゲッコウガも眠ってしまうという危機に陥ることに。
残るリザードが入ったボールも、カラマネロの攻撃によりエックスの手を離れてしまい、絶体絶命の危機に。しかし、まだ身体の自由も利かないというのに咄嗟にハリボーグがリザードのボールを死守。進化してまで仲間を守るとするブリガロンの励ましを受け、メガリザードンになることを決意したリザード。しかも肝心のリザードナイトは尻尾の先、燃える炎の中にずっと隠されていた!・・・
その状況を見ていたバラたちはクセロシキに合流し、エックスたちを叩き潰そうとする・・・といったところで、第5巻はここまで。
第5巻はグリーン参戦もそうですが、個人的には上記のとおり、エックスとゲッコウガのコンビネーションが光って見えました。何かもう、エックスとゲッコウガの組み合わせでも良いんじゃないかと思えてしまうくらいに(汗。
しかしながら、命がけで友を守ろうとするハリボーグ=ブリガロンの姿もかっこよかったですし、決意を新たに姿を見せたリザードもまた頼もしかったです。まさか尻尾を抱き続けていたのが伏線だったとは思いもしませんでした。これがもしカメールだったら甲羅の中、フシギソウだったら種の中だったのかもしれません。その場合「フシギソウに進化したのに背中の種が開いていない」というのが伏線になったのかなぁと。
偽物とはいえ容赦なくカイロスの鋏で攻撃を加えるシーン、生体エネルギーを吸われたポケモンたちの無残な姿などが描かれた第5巻。いよいよ最終局面となってまいりました。
第28話「ハッサム、受ける」
フラダリがポケモンの村で自主トレを続ける一方、ワイはアブソル捕獲にチャレンジ。ニンフィアで交戦しつつもフェアリータイプの技は使えないので、「スピードスター」か「でんこうせっか」で少しずつ体力を削る作戦に出ていました。ということは、ワイのニンフィアの特性は「メロメロボディ」ですね。「フェアリースキン」のイメージしかなかったので、基本特性を忘れかけてました(汗。
アブソルは逃げもしなければ攻撃もしてこない。まるで捕まえられに来たかのよう。「わざわいポケモン」の分類名は、災厄の起きる場所を察知して現われるためであり、それを人間に告げて災厄の回避に協力することもあるとエックス。RSE、ORAS編ではお馴染みです。
そうと知ったワイは、一緒にフレア団と戦うために力を貸してほしいと叫び、その思いに応えるかのようにアブソルはボールの中へ。しかしまだアブソルナイトは無く・・・
一方エックスはカイロスを捕まえようとするも、バトルはともかく捕獲に関しては下手な模様。そういえば今まで捕獲が描かれたことはありませんでした。
そんなエックスの投げ方を上空から指摘するのはリザードンに乗ったグリーンと同情していたカルネ!あれこれと指示するグリーンに苛立つエックスは、カイロスの古傷に気づくと戦う相手はグリーンだと指し示し、行き場を失った闘争本能を一緒にぶつけようと誘い、結果ストライクが元気になるまで修行も兼ねて、ということでカイロスが仲間に。
相変わらずロマンチックなセリフを放つグリーンですが、ボールが壊れた時に見せた表情はレアですね(笑。
第29話「ルチャブル、襲う」
フラダリが怪しい、というトロバたちの言葉を信じられなかったプラターヌは、罪滅ぼしも兼ねてゼニガメと一緒にヒャッコクシティの日時計を波長計を用いて調査中。すぐ側に生き物がいる気配を感じていましたが、それもそのはず、日時計の真後ろにはジガルデがたたずんでいました。ちなみに、最初に読んだ時はジガルデの存在に気がつきませんでした(汗。
エックスたちはヒャッコクシティの入り口で2匹と別れた後、日時計でプラターヌがルチャブルたちに襲われているのを目撃。新たに「ルット」と名づけられたカイロスは目をつぶったままルチャブルの攻撃を完璧に回避。カイロスのフランス語名が「Scarabrute」だそうなので、ニックネームもそちら由来でしょう。
助けたプラターヌによると、日時計とキーストーンが発する波長は同じもの。しかし最終兵器発動以降、波長は変化して所持者の位置を追跡できなくなった模様。そして20時を過ぎた途端、キーストーンが輝きだし、その光に照らされるるうにメガストーンが光りだす。
アブソルナイト、カイロスナイトを探すべく、ティエルノとサナはエックスとワイからそれぞれキーストーンを預かり、メガストーン探しに走り出す。一方エスプリの中の人は一瞬意識を取り戻しかけていましたが、再び催眠にかけられてワイと対峙し・・・
第30話「カイロス、化わる」
ワイがエスプリのボールジャックの恐怖に怯える一方、ティエルノとサナはメガストーン探しに奔走中。目当てのアブソルナイトは見つかるも、残るカイロスナイトが見つからない。21時が迫る中、徐々に薄れる光を頼りに向かった先では、ゴローンやサナギラスといった大勢のポケモンたちが生体エネルギーを失った状態で倒れており、メガストーンは倒れたボスゴドラの下に。このシーン、結構怖いものがありますね・・・
絶望するサナに対し、ポケモンたちが「生きたい」って思うような世界にこのカロスを戻すんだ!と励ますティエルノ。サナもその言葉に心動かされ、2人とヘイガニ、エネコでボスゴドラを動かすべく奮闘・・・
重さ360kgのボスゴドラを動かす少年少女と進化前ポケモン・・・まぁ、最近でも重さ1トン近くあるポケモンをバッグに入れて頑張る少女もいましたしね(汗。
その頃、ルチャブルを退けたエックスは街中でワイと合流。しかし「ワイだったら単独行動を真っ先に詫びる」「エックスを『あなた』とは呼ばない」と、すぐさまワイの様子がおかしいことに気がつき、カイロスがワイの頭を挟み込み、そのまま「バキャ!!」と容赦なく粉砕。偽物だとはわかっていても、これまた結構衝撃なシーンです。
変身機能が解けたエスプリの手にはゼルネアスが。しかしエックスの元にも仲間と、仲間が集めてくれたメガストーンが!エックスはメガカイロスへ、ワイはメガアブソルヘとそれぞれのポケモンをメガシンカさせ・・・
第31話「ジガルデ、現る」
所変わって10番道路の列石前。バラは「変な髪形の科学者」が「ここの石には不思議な力がある」といっていたという住人の証言をもとに調べたところ、列石が3000年前にAZが作った古代の吸収盤であることが判明。
変な髪形の科学者って、どう考えてもアクロマですよね。最近連載が再開されているBW2編でも動いていますが、こっちでもまた余計なことを・・・しかし、サン・ムーンではそういった悪人の部分が見えてこない。善とも悪とも言い切れない、奇妙なキャラクターです。
ここでは街中にジガルデが出現し、グリーンとカルネによると「エスプリの手で捕獲されたように見えた」とのこと。
第32話「カラマネロ、仕掛ける」
フラダリとの再戦に怯えつつも、チームは完成したと意気込みを新たにするエックス。そんな彼の耳に聞こえてきたのは、ダイノーズと共に何かの作業をする四天王・ガンピと、同じく四天王ドラセナの姿。あれこれとエックスを気にかけすぎる2人を止めたのは、珍しく軽装なカルネでした。いつももこもこの翼みたいなものを纏っていましたから、こうした姿も新鮮ですね。
ともあれ翌日、エックスたちはボールジャックを警戒し、手持ちを外に出した状態で村へ向かうことに。しかしゼルネアスはエネルギーが回復していないためボールの中におり、エックスのリザードも皆のメガストーンが光ってからボールから出ようとしなくなった模様。
ガンピが道すがらに目印を出現させ、ズミはランチを、ドラセナはドラゴンのエキスパートとしてジガルデの情報をくれました。それぞれの特徴を生かした、ナイスアシストです。
かなりの大所帯で移動となったわけですが、確認できるグリーンの手持ちはリザードン、ハッサム、ドサイドンの3匹。ポリゴン2やキュウコン、カイリキーといった面子はお留守番でしょうか。
道中、霧が出てくるといきなりゲコガシラがゲッコウガに進化し、皆の顔に「みずしゅりけん」をぶつけてきました。グリーンとカルネはゲッコウガが警戒を促していると察していましたが、手裏剣じゃなくて泡でも良かったんじゃないですかね(汗。
しかし警戒したものの、全員クセロシキのカラマネロの「さいみんじゅつ」で眠ってしまうことに。狙いが的中して笑うクセロシキでしたが、罠にかかったフリをしていたエックスとゲッコウガが反撃開始!先の「みずしゅりけん」は耳栓をするものであり、ゲッコウガ自身は巻きつけた舌で耳を塞いでいたため無事だったとのこと。「さいみんじゅつ」って目を見てかけるものだと思ってましたが、カラマネロの場合は耳からかけるものだったようで。
それにしても、ここでのエックスとゲッコウガのコンビネーションはとても光って見えました。ポケパルレ(リフレ)ではボーっとしている表情を見せるゲッコウガですが、バトルとなると一転、凛々しい表情を見せてくれます。これはエックスにも同じことが言えるのではないでしょうか。普段は体育座りをしたり、ぼんやりとした目つきをしていながらも、バトルではキリッとした表情になる。そんな似たもの同士のお似合いコンビだと感じました。
クセロシキがわざわざ出向いてきたのは、村に近寄らせないため。その村には、今も変わらずスプーンを持ったあのポケモンの姿が・・・!
第33話「ブリガロン、守る」
クセロシキ明は人やポケモンを意のままにできるような研究をするべくフレア団に加入。しかし倫理観が研究を躊躇わせていたようですが、きっかけはマーイーカの進化の時でした。進化方法に行き詰ったクセロシキに対し、逆転の発想といってマーイーカーをひっくり返し、カラマネロに進化させてみせたフラダリ。この時、進化を喜ぶカラマネロがちょっと可愛いです(笑。
どんなに与えても傷つく人やポケモンが消えることはない。ならばと平等に与えるのではなく、平等に奪えばいいと語るフラダリ。クセロシキも「価値ある人間と価値なき人間が同じ倫理観に従う必要は無い」ということに気づかされたとのこと。悩みが一掃されたカロスは美しいかもしれませんが、それはある種の諦めにも思えます。
「あわ」で素早さを落としたつもりが特性「あまのじゃく」で素早さが上がってしまったカラマネロ。親ではないエックスではゲッコウガの力を100パーセント引き出すことはできないため、「かげぶんしん」でその場を凌ぎつつ、全員を起こすことを優先したエックス。しかし全員が起きる前に「ひっくりかえす」で「かげぶんしん」は打ち消され、ゲッコウガも眠ってしまうという危機に陥ることに。
残るリザードが入ったボールも、カラマネロの攻撃によりエックスの手を離れてしまい、絶体絶命の危機に。しかし、まだ身体の自由も利かないというのに咄嗟にハリボーグがリザードのボールを死守。進化してまで仲間を守るとするブリガロンの励ましを受け、メガリザードンになることを決意したリザード。しかも肝心のリザードナイトは尻尾の先、燃える炎の中にずっと隠されていた!・・・
その状況を見ていたバラたちはクセロシキに合流し、エックスたちを叩き潰そうとする・・・といったところで、第5巻はここまで。
第5巻はグリーン参戦もそうですが、個人的には上記のとおり、エックスとゲッコウガのコンビネーションが光って見えました。何かもう、エックスとゲッコウガの組み合わせでも良いんじゃないかと思えてしまうくらいに(汗。
しかしながら、命がけで友を守ろうとするハリボーグ=ブリガロンの姿もかっこよかったですし、決意を新たに姿を見せたリザードもまた頼もしかったです。まさか尻尾を抱き続けていたのが伏線だったとは思いもしませんでした。これがもしカメールだったら甲羅の中、フシギソウだったら種の中だったのかもしれません。その場合「フシギソウに進化したのに背中の種が開いていない」というのが伏線になったのかなぁと。
偽物とはいえ容赦なくカイロスの鋏で攻撃を加えるシーン、生体エネルギーを吸われたポケモンたちの無残な姿などが描かれた第5巻。いよいよ最終局面となってまいりました。