ひびレビ

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猿の惑星 創世記

2012-08-16 07:42:51 | テレビ・映画・ドラマ
「猿の惑星 創世記」もレンタルしてきました。

破壊された脳細胞を再生する薬品の開発を行っていた科学者ウィル。実験薬を投与した1匹の猿は飛躍的な知力の伸びを示したが、凶暴化し暴れまわり、射殺されてしまう。その猿の子供・シーザーを預けられたウィルは、シーザーが親から薬を遺伝しており、素晴らしい知能を持っていることに気づく。また、その薬を父に投与すると、父の様態も回復したのだった。
目覚しい発達を遂げていくシーザーと、回復した父親。しかしある日、父に薬品に対する抗体が出来ている事が判明する。更に別の日、ウィルの父が襲われていると思ったシーザーは人を襲ってしまい・・・


よくよく考えたら「猿の惑星」のネタバレのような気がする作品でした(笑。初めて映像を見た時は予想がつかずに驚きました・・・
人間の自分勝手な行動により実験台にされた猿たち。知能を持ったシーザーは成長するに連れて、自分がペットかどうかに迷い、自分の生い立ちを知ることに。人を襲った後、施設に入れられたシーザーは、最初は家に帰りたいと願い、壁に家の窓の模様を書いていました。初めは家に帰りたそうな、どことなく寂しい感じを漂わせていたシーザーでしたが、施設の管理人達による酷い扱いを受けているうちに厳しい顔つきに。

手話が出来るオランウータンと親しくなり、檻に封じられ、運動すらさせてもらえないゴリラを解放し、初めに自分を虐げていた猿を服従させたシーザー。迎えに来たウィルすら受け入れず、遂に反撃開始の時。ただ、いくら酷い事をされていたとはいえ、殺したいという気持ちはシーザーに無かったでしょう。仲間の猿たちが人間を叩くのを止めていましたし、偶然とはいえ殺してしまった時には「やってしまった」という顔をしていたように感じます。殺すのを拒んでいたシーザーが、人間を見捨てる所が寂しかったです。
また、初めて喋った言葉が「嫌だ!」という拒絶の叫びだったのも悲しいですね・・・

で、施設から開放された猿たちの反逆!・・・他のシリーズのように武装して人の言葉を喋る猿よりも、生身のまま押し寄せてくる猿の方が怖かったです(汗。橋の上での戦いで、シーザーをかばうゴリラがカッコよかったです。檻から出してもらった事に、余程の恩を感じていたのでしょうね。

そしてラストシーンを見終わってスタッフロール。「でもさすがの猿もあの海は超えられないよなぁ」とか思っていたら、猿より怖い事態が待っていました。あの描写は「人間を死滅させて、同時に猿には発達を促していく」という解釈で良いのでしょうか。対抗策が出来た時には、既に人間側よりも猿側の方が有利だったのでしょう。つくづくウィルは恐ろしいものを生み出してしまいました。


ウィキによれば他シリーズとの関連は無いようですが、それでもこういった経緯で出来上がったと考えるのも面白いですね。猿も怖かったですが、自分達のために猿を実験台にする人間もまた恐ろしいと思います。
そういえば科学者ウィルを演じられていたのは、「スパイダーマン」でハリーを演じられていた方でした。「シーザー!」が「ピーター!」と似たような感じに聞こえたのはそのせいでしたw
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