昨日中国の大学入試全国統一テスト「高考」について感想を書いた。要約すれば「中国にとっていい制度ではないだろう。そういう制度で次の世代が学んでいくのであれば、国内に分断と内紛を生むことになるだろうし、それが対外的な圧力の減少につながるだろう」だった。
この話には続きがあって、中国政策の一端を見るような印象で、今日はそこを書いておこう。
「高考」の欠点については中国共産党も気付いているようで、是正していこうと図っているようなんです。番組で紹介されてた施策がなかなか「中国らしいな」なんです。実施されてる施策がこれだけじゃなく、いろいんな分野、角度で行われてるのだろうが。
現高校生へのシステム変更はさすがに「国民が対応できず、厳しい」と見てるようで、それより下、現中学生、小学生の環境を変えていこうとしてるようです。何をやったか? 小中学生相手の塾を廃止させたんだそうです。昨日書いた「高考町」と化してる中流の町には塾街があって、幼稚園児から年齢相応の塾が乱立してた。その中で高校生対象以外には閉鎖命令を出したようです。強制ですから、街の一角はいわゆる「シャッター街」のような風景になったらしい。
「大胆な策を、強引にやるな」 まさに中国、これぞ中国との感です。
日本では「一機に強制廃止する」という政策はとらない。むしろ「そこで生活してる人を大事に見てるような保護策」が優先されて、結果「幽霊企業」がゾロゾロ生きのびる という現象を生んでる。これもこれで大きな問題(現日本社会の不効率の要因と見てる)を含んでいる。かといって、中国的施策がいいかというと、そこにも問題有りでしょうね。
そういう2極だが、これだけは当たってるだろう。 「どっちにしても時間軸をもったロードマップ」が国民にしめされてない ということ。
この話には続きがあって、中国政策の一端を見るような印象で、今日はそこを書いておこう。
「高考」の欠点については中国共産党も気付いているようで、是正していこうと図っているようなんです。番組で紹介されてた施策がなかなか「中国らしいな」なんです。実施されてる施策がこれだけじゃなく、いろいんな分野、角度で行われてるのだろうが。
現高校生へのシステム変更はさすがに「国民が対応できず、厳しい」と見てるようで、それより下、現中学生、小学生の環境を変えていこうとしてるようです。何をやったか? 小中学生相手の塾を廃止させたんだそうです。昨日書いた「高考町」と化してる中流の町には塾街があって、幼稚園児から年齢相応の塾が乱立してた。その中で高校生対象以外には閉鎖命令を出したようです。強制ですから、街の一角はいわゆる「シャッター街」のような風景になったらしい。
「大胆な策を、強引にやるな」 まさに中国、これぞ中国との感です。
日本では「一機に強制廃止する」という政策はとらない。むしろ「そこで生活してる人を大事に見てるような保護策」が優先されて、結果「幽霊企業」がゾロゾロ生きのびる という現象を生んでる。これもこれで大きな問題(現日本社会の不効率の要因と見てる)を含んでいる。かといって、中国的施策がいいかというと、そこにも問題有りでしょうね。
そういう2極だが、これだけは当たってるだろう。 「どっちにしても時間軸をもったロードマップ」が国民にしめされてない ということ。