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「バミリ」データの資料化

2022年07月26日 09時31分18秒 | オペラに挑戦
昨日午前中 日曜日にもらった舞台図面を読み解き、バミリ作業の手順書作りをやった。
一番高い所が舞台面から1.5mある。ということは階段状の段差が8段あるんです。それだけ引かにゃならん線が多いんですね。「正確」よりも「効率よく」を重視していくつかの点、線は無視したんですが、必要な点は29個ありました。
先ず図面上に座標原点を「ここ」と決める。そこから各点の横方向、縦方向の距離を計測する。
ここで豆知識。日本の舞台っていまだにそのスケールは尺、間なんですよ。どこのホールにも舞台構成用の平台(下注)というのが各種大量に準備されてるんですが、尺、間基準です。
だから図面も尺、間基準で書いてあります。我々が作業する時はm、cmのメジャーでやるので、資料作成時点で読み替えておかないとまずいのです。
完成した時は 点A=横方向3.15m、縦方向6.45m というデータの集まりになるんです。
データの正しさを確認するために、できた座標データ29個を方眼紙にプロットし、線を引いてみます。出来上がる図形が元の図面とほぼ一致すればOK、座標データは完成です。 ここまで行けば後は作業手順書にまとめるだけ。なんですが、確認のために方眼紙に再現した手順を文章にすればいいんですよ。それと我が団員はこの作業を毎年やってるので、僕の資料には慣れてる。少々の手抜き、誤りはしっかりカバーできる力を持ってます。
完成した作業手順書、作業図面を写真に撮り、先生経由で団員全員に送ってもらいました。作業協力の依頼文も付けて。もう全員見、想像もしてるでしょう。今度の日曜日31日に初作業。目標作業時間15分。バッチリでしょう。

(注) 「平台」
  舞台装置を組むときや、演奏者が乗る台を作るときに使う台。高さは4寸(約12cm)。
  大きさは3尺×6尺「サブロク」、4尺×6尺「ヨンロク」などがある。
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