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白内障手術(2)

2021年09月15日 13時39分16秒 | 白内障手術
2回目は手術の概要。
白内障は水晶体が加齢も含め、何らかの理由で濁ってくる病気、今のところこの濁りを薬で除去することはできない。となれば「水晶体そのものを交換しちゃえ」という一見乱暴な外科手術を人間は考えついたんだね。
一旦そういう発想が生まれれば、どうやって既存の水晶体を取り出すの、その代わりに何をどうやって入れるのという材料的、技術的話になる。1970年頃に米国の医者が今の手術方法を確立したようです。
角膜に3~4mmの穴をあけ、そこから直径9mmの水晶体を壊して吸出し、直径が6mm程の「眼内レンズ」を挿入して、固定するんだそうです。所要時間は早くて15分。凄いですよね。
さて、元来の水晶体には収縮性があって、周りの筋力で凸性を変化させ、遠い物、近い物を見る際のピント合わせをやってる。しかし、眼内レンズにはこの収縮性が無く、ピント合わせができないという弱点があり、ここはしょうがない。最近は初期の「単焦点」から「多焦点」「高度多焦点」へとレンズも進化してるようです。単焦点だと「10m先の物にピントが合うレンズを入れます」というふうに、その人の希望ピント距離のレンズを入れるようです。つまり、その人にあった(希望に沿った)レンズが各種あって、選べるのが今のようです。
ここで大事なのはその人の水晶体以外の今の目の能力を全て正確に把握する事でしょうね。例えば、水晶体から網膜までの距離です。これを把握しておかないと何度の凸レンズを入れるか決められません。
しかしそんなことを把握することで、「貴方はこのレンズでこういう見え方になりますよ」と言える技術がまた凄いと思います。
9/6日に7つか8つの機器であれやこれやと検査したのですが、あれがこの「現状把握」だったんですね。
検査の後で、「君の場合はこんな風に見えるレンズにしましょう」と一方的に決めてくれました。こっちはどうなるのやら認識できない中で「はいはい、よろしく」と返すしかなかった。費用も解らず、保険適用なのかどうかも聞いててない。聞くべきところはもうちょっと聞いておかないとまずいかな。
コメント (4)
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