
1幕最後、徹夜で遊んだ後、客たちがヴィオレッタにお礼と別れを行って帰る場面ですね。
僕は中央の最後列、黒い亡霊のように立ってます。
中で演じてると当然こんな風に見えてるなんて解らない。バックの景色はこんなだったんだ。女性の衣装はこんなに艶やかだったんだ。1人1人の衣装は舞台裏でみてますが、舞台に置くと、全く違う景色ですね。
第一印象は「ちょっと派手じゃないか、バックの色がどぎついな」です。もうちょっと落ち着いていてもいいんじゃないか。19世紀半ばのパリの社交界ってこんなに派手じゃなかったろうに。出演者の衣装が十分その雰囲気を出せたろうからバックはもうちょっと押さえてもよかったかな。あくまでも僕の感性。
1幕は生と死の対比が裏にあるストーリーだから、「生」を明るく表現したとも言えるか。
これをチラ見すると、この後の1幕後半、2幕1場、2幕2場、3幕 がどんな色の中で進んで行ったか興味がわいてくる。でも録画が出てくるまで見れないという寂しさ。うちの団体はここの処理が遅いというのが特徴なので半年ほど待たなくてはいけない。
公演終って、4日目 疲れも消えたよう。ジワーッと落ち着いた興奮がよみがえって来る。
うん、楽しかったな。「椿姫」を演じちゃったな。