goo blog サービス終了のお知らせ 

静岡オペラの小旅行編

2017年09月03日 10時54分11秒 | 旅紀行
当然オペラ鑑賞が主目的なんだが、わざわざ運賃出して行くんだから許される範囲で楽しむところは楽しみたい。今回は午後の公演を鑑賞して日帰り予定だから、昼食と夕食を楽しむだけだろう。そうなれば現地で悩みたくないので行く前から決めて行った。
昼は駅近くの「のっけ屋」さんで鮪の丼ぶりです。ご飯の上に鮪をのっけて食わせるから「のっけ屋」という店名だとか。こういう食べさせ方のお店は多くあって、一つのスタイルらしいです。もっとも有名なのは「清水港 みなみ」という店のようですが、行列ができて、30分待ちというから敬遠。

       

特製マグロ丼 1,500円です。いや~、美味しいマグロでした。油が乗ってて、「これぞマグロ」って感じ。トロッとしてました。ごはんは酢飯なんですが、その酢が甘いなと思いました。何でこんなことを書くかというと、夕食でもそう感じたのですが、静岡の味はどれもこれも甘い感じなんですよ。

公演を観終わって、ぶらぶら駅に戻り、2つ3つお土産(桜えび、黒はんぺん、畳いわし)を買ってから、駅構内のレストラン街「三久」で1時間半ゆっくり。居酒屋です。目的は「静岡おでん」「桜えび料理」「黒はんぺん」その他静岡の食べもの。

          

静岡おでん 全てが黒い感じ。なのに出汁は甘め。さらに地元では煮干し、鰹節等をふりかけ状の粉にしたものを描けて食べるのがスタイルとか。やってみたけど、これはいらない。味がなんとも不明。
黒はんぺんは単純に焼いたのが美味いですよ。おでん、揚げる等いろんな食し方があるらしいが。
生の桜エビ そのまま刺身風にいただいたがいまいち。から揚げにしてもらうと美味でしたね。
右の写真はかみさんが最後に食べた「特製おろし茶蕎麦」 蕎麦は美味かったが、出汁は甘めでおろしとミスマッチじゃない?
ビール、静割り、日本酒を頂いた。静割りとは「静岡割り」で焼酎をお茶(抹茶を水にといたもの)で割って頂くアルコール。見た目はとっても美しい。周りの席がみなこの緑のグラスを頂いてるので、お姉さんに解説いただいてから注文。焼酎が薄いせいかもしれんが、別に抹茶で割らなくてもと思うが。それから日本酒は純米酒「栗駒山」。こんなの当然しらないし、宮城県の酒。居酒屋風に「これ呑みね~」と言わんばかりの墨書き。まずくはなかった。
オペラの感想やらなんやらかみさんと話してるうちにあっという間の1時間半。適当に酔っぱらってホームへ。

      酔った勢いで撮った1枚。夜7時半の静岡駅です。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「椿姫」鑑賞

2017年09月03日 08時09分31秒 | オペラに挑戦
ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2017を鑑賞してきた。公演場所が7月になってから変更になったこと、変更になった先が中途半端な静岡だったことで客の集まりがかんばしくなく、公演そのものが盛り上がらないじゃないかと、どこでやっても行きますと決めてる僕は心配してた。開いてみれば2000人収容のホールの1/3以上は埋まってた。まっこれくらい埋まってればオペラの本場イタリアボローニャから来てくれたソリスト、オケ団員、合唱団員を失望まではさせんだろう。
僕は2階席の最前列を取ってたが、2階400席に10数人ほどだったかな。これはこれで気楽に鑑賞できる雰囲気で悪くはない。2階席だからオケピットの中までみえる。演奏開始前の音合わせ動作なんかもみられるから、興奮の序奏としては最高じゃないですか。

演奏がはじまった。いかにも「これから悲しい物語が始まりますよ」という前奏曲。気分が盛り上がってくる。そして幕が上がる。ここでちょっと「ガクッ」ときたな。舞台装置がチャチなんです。オイオイ本場のオペラでしょう? 2階席から見てるのでセットの大きさ(それを感じないんだが)、セットの裏側まで見えるんです。ちょっと熱が下がる。まっしょうがないとこもあるか。元々は迎賓館中庭での野外公演で準備してきたのが、突然狭いホール公演に変わったんだから。おそらく日本側で準備したセットなんじゃないかな。そこは気を取り直して舞台に熱中。
ソリストさんの歌が始まり、あの「乾杯の歌」へ。またまたここで「違うな」感。ヴィオレッタ役とアルフレード役のお2人さん声が出てないような。特にヴィオレッタさんはご自身の体も細めなんです。僕の知るソプラノさんはみなさん太目で、オケの音量以上で歌う人ばかり。そこがちょっと心配だったんだが、案の定だったかな。「乾杯の歌」のヴィオレッタのソロ部はオケの音で聞こえなかったな。
1幕が終わって20分休憩。2幕でジェルモン氏(フランチェスコ・ランドルフィ)が登場。かれの歌声に感動。一気に公演のレベルが上がったような。それにつられてか、それとも1幕で喉に油が回ったのか前述のお2人もいい調子になてきた。あっという間の2幕1時間が過ぎた。うっとり。
そして3幕。死ぬ前のヴィオレッタにはピッタリのエリーザ・バルボさん。ほんとに死にそうな雰囲気でこれはこれで迫力。3幕も聞きほれてるうちに進んでしまってクライマックスへ。  よかった、感動、感激 さすが本場オペラ。
アンコール時 フランチェスコ・ランドルフィさんには大きな「ブラーボ」を送ったし、全員のトゥッティー時には指笛の連発でした。

             

主催する「さわかみ財団」も今年の公演では苦労しただろう。英国首相のメイさんが来日しなければ当初の企画通り開催できたろうにな。プログラムの澤上さんの挨拶にそのへんのことが書かれてる。(メイ首相とは書いてないですよ)どうぞこれに懲りないで、来年もこの企画を続けて頂きたいと思います。僕は恒例行事にしたんですから。お願いしますよ。

出演者の中にいっしょに舞台(道化師)をやった人がいたのでちょっとしたためておく。
  アンニーナ役の原璃菜子さん   ネッダ役だった。
  ドゥフォール男爵役の藤山仁志君 シルビィオ役だった。
  合唱団の中に 工藤翔陽君    ペッペ役だった。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする