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返ってマイナスでは

2017年09月05日 12時10分16秒 | 国を憂う
今朝の朝日新聞 「ほんとにそうだ。これが正しい方向。国の施策はマイナス。」と考えたコラムがあったので。

「ふるさとの未来への寄付」と題したそのコラム、「ふるさと納税」に関するコメントだなは連想できた。僕は現行の「ふるさと納税」システムには反対で、辞めるか返礼品を禁止するべきだと考えてる。その意味でこのコラムも否定的な意見であってくれればと読み始めた。

新潟県内で営業する職員60人という実に小さい信用組合が始めたユニークな活動の紹介から始まってる。
「地域の1人親家庭の高校生に最高3年間、返済不要の奨学金を支給するために基金を立ち上げ、初年度は22名が選ばれ、入学準備金36,000円と毎月5,000円の支給を始めた」 というものである。支給するんだから賛同して寄付してる人達がいるってことでしょう。寄付については何も解説されてない。してないということは「100%の寄付、見返りゼロ」という理解でいいのだろう。その後も順調に基金が積み上がってるとも書いてる。
そして最後に「国の施策」について「返礼品を目当てにした『カタログショッピング』ではないか」と苦言を呈し、「見返りを求めない善意に支えられた…」と好感を述べて終わっている。

僕はもう一歩進めて、「かえって社会に悪影響になってないか」と考えるのです。
「寄付」の精神 それは「無償の人助け」だと思う。そして人間社会を社会たらしめてる一番根っこのところはこの「無償の人助け」だと思うのです。今の国の施策はこの根っこのところを壊してないだろうか。人を助ける、看る そのことすら代償があって初めてなされる、代償がないなら助けもしない そんな価値観を助長してないだろうか。そしてこんな風潮が「差別」を生み、「格差」を生む土壌なんじゃないだろうか。

新聞の今朝のコラム 「まだまだ日本人捨てたもんじゃないぞ」と小さな嬉しさにつながった。
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