ジャパン・オペラ・フェスティヴァル2017を鑑賞してきた。公演場所が7月になってから変更になったこと、変更になった先が中途半端な静岡だったことで客の集まりがかんばしくなく、公演そのものが盛り上がらないじゃないかと、どこでやっても行きますと決めてる僕は心配してた。開いてみれば2000人収容のホールの1/3以上は埋まってた。まっこれくらい埋まってればオペラの本場イタリアボローニャから来てくれたソリスト、オケ団員、合唱団員を失望まではさせんだろう。
僕は2階席の最前列を取ってたが、2階400席に10数人ほどだったかな。これはこれで気楽に鑑賞できる雰囲気で悪くはない。2階席だからオケピットの中までみえる。演奏開始前の音合わせ動作なんかもみられるから、興奮の序奏としては最高じゃないですか。
演奏がはじまった。いかにも「これから悲しい物語が始まりますよ」という前奏曲。気分が盛り上がってくる。そして幕が上がる。ここでちょっと「ガクッ」ときたな。舞台装置がチャチなんです。オイオイ本場のオペラでしょう? 2階席から見てるのでセットの大きさ(それを感じないんだが)、セットの裏側まで見えるんです。ちょっと熱が下がる。まっしょうがないとこもあるか。元々は迎賓館中庭での野外公演で準備してきたのが、突然狭いホール公演に変わったんだから。おそらく日本側で準備したセットなんじゃないかな。そこは気を取り直して舞台に熱中。
ソリストさんの歌が始まり、あの「乾杯の歌」へ。またまたここで「違うな」感。ヴィオレッタ役とアルフレード役のお2人さん声が出てないような。特にヴィオレッタさんはご自身の体も細めなんです。僕の知るソプラノさんはみなさん太目で、オケの音量以上で歌う人ばかり。そこがちょっと心配だったんだが、案の定だったかな。「乾杯の歌」のヴィオレッタのソロ部はオケの音で聞こえなかったな。
1幕が終わって20分休憩。2幕でジェルモン氏(フランチェスコ・ランドルフィ)が登場。かれの歌声に感動。一気に公演のレベルが上がったような。それにつられてか、それとも1幕で喉に油が回ったのか前述のお2人もいい調子になてきた。あっという間の2幕1時間が過ぎた。うっとり。
そして3幕。死ぬ前のヴィオレッタにはピッタリのエリーザ・バルボさん。ほんとに死にそうな雰囲気でこれはこれで迫力。3幕も聞きほれてるうちに進んでしまってクライマックスへ。 よかった、感動、感激 さすが本場オペラ。
アンコール時 フランチェスコ・ランドルフィさんには大きな「ブラーボ」を送ったし、全員のトゥッティー時には指笛の連発でした。
主催する「さわかみ財団」も今年の公演では苦労しただろう。英国首相のメイさんが来日しなければ当初の企画通り開催できたろうにな。プログラムの澤上さんの挨拶にそのへんのことが書かれてる。(メイ首相とは書いてないですよ)どうぞこれに懲りないで、来年もこの企画を続けて頂きたいと思います。僕は恒例行事にしたんですから。お願いしますよ。
出演者の中にいっしょに舞台(道化師)をやった人がいたのでちょっとしたためておく。
アンニーナ役の原璃菜子さん ネッダ役だった。
ドゥフォール男爵役の藤山仁志君 シルビィオ役だった。
合唱団の中に 工藤翔陽君 ペッペ役だった。
僕は2階席の最前列を取ってたが、2階400席に10数人ほどだったかな。これはこれで気楽に鑑賞できる雰囲気で悪くはない。2階席だからオケピットの中までみえる。演奏開始前の音合わせ動作なんかもみられるから、興奮の序奏としては最高じゃないですか。
演奏がはじまった。いかにも「これから悲しい物語が始まりますよ」という前奏曲。気分が盛り上がってくる。そして幕が上がる。ここでちょっと「ガクッ」ときたな。舞台装置がチャチなんです。オイオイ本場のオペラでしょう? 2階席から見てるのでセットの大きさ(それを感じないんだが)、セットの裏側まで見えるんです。ちょっと熱が下がる。まっしょうがないとこもあるか。元々は迎賓館中庭での野外公演で準備してきたのが、突然狭いホール公演に変わったんだから。おそらく日本側で準備したセットなんじゃないかな。そこは気を取り直して舞台に熱中。
ソリストさんの歌が始まり、あの「乾杯の歌」へ。またまたここで「違うな」感。ヴィオレッタ役とアルフレード役のお2人さん声が出てないような。特にヴィオレッタさんはご自身の体も細めなんです。僕の知るソプラノさんはみなさん太目で、オケの音量以上で歌う人ばかり。そこがちょっと心配だったんだが、案の定だったかな。「乾杯の歌」のヴィオレッタのソロ部はオケの音で聞こえなかったな。
1幕が終わって20分休憩。2幕でジェルモン氏(フランチェスコ・ランドルフィ)が登場。かれの歌声に感動。一気に公演のレベルが上がったような。それにつられてか、それとも1幕で喉に油が回ったのか前述のお2人もいい調子になてきた。あっという間の2幕1時間が過ぎた。うっとり。
そして3幕。死ぬ前のヴィオレッタにはピッタリのエリーザ・バルボさん。ほんとに死にそうな雰囲気でこれはこれで迫力。3幕も聞きほれてるうちに進んでしまってクライマックスへ。 よかった、感動、感激 さすが本場オペラ。
アンコール時 フランチェスコ・ランドルフィさんには大きな「ブラーボ」を送ったし、全員のトゥッティー時には指笛の連発でした。


主催する「さわかみ財団」も今年の公演では苦労しただろう。英国首相のメイさんが来日しなければ当初の企画通り開催できたろうにな。プログラムの澤上さんの挨拶にそのへんのことが書かれてる。(メイ首相とは書いてないですよ)どうぞこれに懲りないで、来年もこの企画を続けて頂きたいと思います。僕は恒例行事にしたんですから。お願いしますよ。
出演者の中にいっしょに舞台(道化師)をやった人がいたのでちょっとしたためておく。
アンニーナ役の原璃菜子さん ネッダ役だった。
ドゥフォール男爵役の藤山仁志君 シルビィオ役だった。
合唱団の中に 工藤翔陽君 ペッペ役だった。
それにしても、いつもながらの臨場感あふれるリポートありがとう。重たい腰に少々後悔です。来年はそんな気をおこさないように、家の行事としても、OPA鑑賞のスケジュールとしても位置づけをせねば。
岳さんのようなファンに支えられて、さわかみOPAも安泰でしょう。
今朝一番で全編2時間15分の音だけをYoutubeから落としてItuneで聞けるようにしました。全編を通して聞きましょう。それから気になるいくつかを単片で聞きましょう。
いい作品です。絶品ですね。
さわかみを僕1人でどう支えるの? オペラファン、さわかみファンを1人でも増やす努力をしますかね。澤上さんは信じていい男ですから、薦めやすい。
まずはお主を「大ファン」にしたてあげるとするか。